2023北海道の旅②

6/23
フカフカのベッドは寝心地最高

でもこれが

最初で最後になるだろう

なぜなら所持金は¥6諭吉くん

これが尽きたら旅を辞めて帰る

そう決めての渡道なのだ

初心にかえり

節約を心掛けながら

ツーリングを楽しむのだ


ポンコツ号のスパークプラグを

新たに8番を組込み

フェリーターミナルへ向かう

例年より早く到着したものの

ナント私がビリだった・・

この日のオートバイ台数の

30台ほどが列をなしており

半数がBMW乗りという有様

私も人の事は言えないけど

旅バイク=BMWの構図は健在で

お金と時間に余裕がありそうな

オジさんグループが幅を利かせていたが

私は我関せずオーラで抵抗する (^^;


さてさて

今年はどんなバイカーが居るのかと

最前列まで歩いてバイクを見て回る

楽しみにしていた

姫ライダーの姿は無く

目を覆いたくなる様なお節介劇場は

残念だけど見る事が出来なかった 笑


乗船時間となり

最後尾の私はこの機会に

試してみたい事を実践してみる

スマートフォンを取り出し

「e乗船券」の画像を提示して

『これで読めますか?』と

近づけたり遠ざけたり

輝度UPをさせたり

何度か読み取って頂いてみるが

結局のところNGだった

スタッフさんも話していたけど

リーダーの性能の様で

ココはどうも画面では読み取れない

そうおっしゃっておりました

新潟港を利用するライダーは

紙に出力してご持参くださいませ


さてさて

甲板に上がったポンコツ号は

サイドスタンドが弱く

センターでの固定を願い出る

年配のスタッフは怪訝そうに

横柄な態度だったが

固定作業を行う若者は

全然大丈夫ですよーだって

ハンドル固定もできないけど・・

それも大丈夫ですよ~だって

見るからに古いバイクなので

大目に見てくれたのか?!

言ってみるもんだと思うのだった



6/24 4:30
小樽港は雨上がりの直後

路面は濡れているけれど

空は明るく

当然カッパの出番もないので

ネットに括り付けた状態で走り出す

しかし

天気予報は雨だった為に

ジャケットの中は薄着姿

小一時間走ったところで

体の震えが止まらなくなり

Coffeeタイムに併せカッパを着た


フェリーを降りた時から

朝食はホッキカレーと決めていた

ということで苫小牧港へ向け走る

曇天空の支笏湖

キーンと冷えた空気

交通量の少ない道路

北海道へ来たんだなぁーっと

感じられずにはいられなかった


7:30
超が付く定番の「マルトマ食堂」は

警備員が出るほどで

聞けば2時間待ちだと言っていた

残念とは思ったけれど

昨年同様の店

海の駅ぷらっとみなと市場の

「わがまま丼苫小牧食堂」へ入る

並ぶことなく食事にありついた

やっぱりホッキカレーは好きだ


十勝平野まで来ると

いつものことだけど

サラブレッドに目がとまってしまう

緑の牧場に立つそれは

単純に「美しい」と感じ

生き物の中で

美しさNo1であろうと思う

そして人懐っこいのだ


さて今日一番の難関

日勝峠を越える時が来た

苦しそうなポンコツ号だけど

スロットルをフル全開にはせず

注意深くエンジン音と相談しながら

そろりソロリと走らせる

フルでも60km/hなんて出ない

Vスト250ccに軽ーく抜いて行かれる

笑っちゃうくらいポンコツ具合なのだ

でも一生懸命に爆発を繰り返す姿が

また可愛かったりするのだ

フェリーに乗る前に交換した

正規品プラグは絶好調で

規格を間違えて使っていた

あの頃とは雲泥の差がある

当然といえば当然だけど

ロングリーチが標準なのに

ショートリーチ品を使っていれば

当たり前のことだった (-_-メ)

R60はショートリーチ型(HS)

後期型のR60/2はロングリーチ型

B7ES B8ES BP7ES BP8ES

といったあたりが標準品になる

今回の出発前にそれを知り

番手の違う何種類かの

プラグを持ってきており

そのテストも実験したいと思っている

そういう意味では

8番は郊外走行に適していた


峠を越えれば

帯広はもう少しだ

そこには会いたい人が居る

「RHヤドカリの家」オーナーは

今年のバイクを見て

いったいどんな反応をするのだろうか

それを考えると

自然と笑みが浮かんでしまうのだった




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