2023北海道の旅①
旅の相棒はBMW R60/2
私は愛をこめて
「ポンコツ号」と呼んでいる
前々から気になるオイル漏れを
師匠の手で修理を行って頂き
この春に最終仕上げが終わったばかり
しかし想定できる走行距離を
本当にこにポンコツが耐えれるのか?
また過去にもそんな実績すらない
1泊ツーリングでも・・
修理を終え自走での帰路でも
何度かの不調があり
休憩を入れながらの走りだった
まったくもって不安しかない (^^;
でも今の俺には
このポンコツしか乗るバイクが無い
ヤツを信じて心中する覚悟だ
しかしそうはいっても
そんな不安要素もあったので
フェリー出航の前日に
新潟市内で泊まろうと考えた
6/22 10:45
出発の朝は雨
忘れ物がないか?
何度も確認を行ったので
何一つそれは無いと思うけれど
キャンプに花を添える
ファイヤースタンドを持っていこうか?
荷物になるのでやめようか?
最後の最後まで悩んでいた
小布施から高速に上がり
80km/h走行で様子を見る
新潟県上越市あたりまで来ると
雨から小雨 そして小雨もあがり
雲の隙間から晴れ間も見えてきた
しかしどういう訳か
修理箇所からオイルがにじみ
ハッキリと溢れた様な痕跡がある
急ぐ工程でもないので
そこからは下道で走る事にする
1時間に一度は休憩を入れ
エンジンと体を休める
なんとも歯がゆい移動距離だけど
意外とそれも慣れてくると
こういったゆっくり旅も良かったりする
このR60/2について
少し紹介しておこうと思う
製造年は1967年製
水平対向の二気筒エンジン
600cc OHV シャフトドライブで
現行のBMWバイクRシリーズの
原型といえる時代のオートバイ
そして移動性能は
60~70km/hあたりが心地よく
発進は原二バイクのカブより遅く
登坂は250ccに軽く抜かれ
急な停止はできないドラム式ブレーキ
恐ろしく性能の悪いオートバイなのだ
でもね
これがとてつもなく楽しいのさ♪
遅いが故
ゆっくり景色が目に入ってくるし
鼓動感がダイレクトに伝わり
人馬一体って表現したらいいのか
とにかく飽きないのさぁ
15:00
新潟市内ビジネスホテル着
蒸し暑さと肝を冷やした汗とを
綺麗サッパリ流した後は
駅前の小料理屋「花乃」へ
BGMは珍しくjazzが流れる和食店
ここ目的でも十分良いと思える
名店を見付けてしまった夜になった