2022北海道③
7/5(火)
朝からラーメンが食べたく
ググってみると
旭川流通団地にラーメン夢想が
早朝から営業をしている
さっそく向かってみると
観光地とはかけ離れた
ガチの流通商社が並ぶ商業地
店内も企業の社員食堂のようだ
メニューをみていると
気分が変わり朝から
生姜焼き定食でパワーチャージ
ここは朝6:00頃から
営業を開始している様で
いい所を発見してしまった
さーて
今日は当初初日に行く予定だった
稚内まで行く事にしている
計画から3日遅れになるけど
今回の旅の最重要地
礼文島へのベースキャンプを張る
道中のオロロンも楽しみだ
まぁナビの必要もない程
走り慣れたルートでもあるけど
久しぶりの道北なので
ワクワクするもの
途中お気に入り登録してある
幌加内の「ルオント」に寄る
しかし泉質に特徴はなく
スーパー銭湯風の温泉であった
綺麗な温泉施設を好む方には
おススメできるが
ひなびた温泉好きとしては
少々物足りない温泉
次はわざわざ行かないかな
北へ来たらランチは決めている
苫前の「ココカピウ」だ
スキップしちゃいたい気分で
店内へ入っていくと
今日はもうウニが品切れだという
膨らみ切った気持ちは
一瞬にして萎んでいくのが分かる
あまりのショックで
この日は昼食を食べれなかった
こういうのって
世間では不貞腐れると言うらしい
旭川付近の気温は28℃
それが下がる訳でもないけど
湿度が違うと言うのか
風が心地よく
走っていてとても快適なのだ
噂では今年撤去予定だと言う
オトンルイ風力発電の風車群
これで見納めだと思うと
寂しくも思うけれど
今度はより巨大な風車を作る?
と聞いてるので
それはそれで楽しみな事である
ピーカンを期待していた
オロロンは鉛色の雲だった
でもそれはそれで
地の果てまで続いていそうな
どこまでも延びる直線も
貴重な体験だと思った
15:00少し前
目的の稚内森林公園 到着
3日目にしてキャンプをする
夕食は歩いて居酒屋でもいいし
設営をしてから買出しに行こう
そう考えていたけれど
なーんか面倒くさくなり
そのまま居座る事にした
食べ物も昨日の残りのパンもある
無料という事もあるのか?!
平日でもそこそこキャンパーが居る
そして電波状態も良好だし
何も不満が無い場所だ
「稚内森林公園キャンプ場」¥無料
暇を持て余し展望台までの
小一時間の散歩をする
明日は朝一番の便で
礼文島へ渡る予定をしている
そんなこともあり
早々に就寝したのだった
7/6(水)
駐車料金を節約する為に
当初は歩きでFTへ向かう
そんな計画をしてたけれど
やっぱり足の状態もあり
一日¥1,000で停められる
ターミナル内にバイクを停めた
6:30発 朝イチのフェリーで
礼文島(香深)に向かう
ヘルメットにグローブ
ダイネーゼジャケットに
カントリージーンズ
原チャリで走る準備は万全だ
もちろん免許証もある
稚内ー礼文島 2等(往復)¥6,140
2時間程の船旅は貴重な充電Time
下船後真っすぐに
レンタルバイクCatRockへ行く
ところが
スクーターは連日予約で満車
レンタルできるのは
電源アシスト自転車だけだと言う
先週もこの先も満車状態だそうで
こんな事は今までにないと話すが
いずれにせよ
私はバイクを借りれない訳だ
唖然としてしまったけれど
現状を受入れる他ないのである
沈んだ気持ちを奮い立たせ
大切な事は
今のこの状況をいかに楽しむかである!
ヘルメットを預かって頂き
行ってやろうじゃないか
一番先っぽのスコトン岬へ
俺はやればできる子だから・・(笑)
レンタル屋さん曰く
バッテリーの蓄積量は
使い方によるので何とも言えないが
平坦地ではできるだけ
セーブモードを薦められた
帰りにBT切れは嫌なので
最初の数キロを何も無しで走るも
ペダルが重すぎて
全身汗びっしょりになった
地区の公民館的な陰で
カントリージーンズを脱ぎ
短パン姿になった
吹き抜ける風が気持ちよい
かれこれ1時間漕いだ地点で
撮影した写真が残っていた
電柱の左に写っているのがトド島
そこから少し離れた所がスコトン岬
これだけ漕いできてもなお
まだあれだけの距離を目にして
気後れしそうになったけれど
ここは北の離島 礼文島
青空と海の色
容赦なく当たる太陽
それらすべてのモノが
新鮮で感動すら覚える
8:40頃から漕ぎ出し
凡そ2時間後の10:30
目的の「江戸屋山道」の入り口
ここは遠慮せず
アシスト力を全開のPOWERにして
気合で急な登坂を制覇する
その先に広がるは
感動的な景色だった
両方の太ももがプルプルして
乳酸が溢れている感じだけれど
ここまで来て
ゴロタ岬を素通りできない
もう一度気合を入れ
30分のトレッキング開始
頂上にあったのは
絶景と言える風景だ!!
私の感動風景のBest10に入る
天気にも恵まれ
試練も重なったことも
少し後押ししているけれど
ここからの景色は
絶対おススメしますね (^^)v
ゴロタ岬 11:05登頂
余談ですが・・
登山道入り口に止まってた
青いルノーALPINE A110の
オーナーさんと山頂で行き会い
少し話す事ができた
『もしかして
あの下の青いカッコイイ車の
オーナーさんですか?』と問えば
謙遜された後
『定年したらアイツと
礼文の風景を写真に収めたい
それが夢だった』と話されていた
誠実でステキな話が聞けた
なーんかグッときちゃいました
それにしてもこの景色は凄いねって
ふたりで感動を共にしたのだった
ここからスコトン岬までは
訳なく着きGoolをしたのだった
帰りの後半を残しBTは残70%
もっとアシスト機能使えたね・・
芝生に横たわり空を見上げる
頑張った自分を褒めてやりたい
何度も言うけれど
やればできるんですよ俺は(笑)
それにしても
体力がここまで無くなった事に
やっぱりショックはある
帰ったら何とかしないと・・
と真剣に思うのであった
1時間はそうしていただろうか
サイクリストが話し掛けてきた
退職後から毎年この時期に
渡道し自転車で走っているらしい
その先輩から色々な情報が聞けた
時間が許すかぎり
この先っぽの景色を堪能し
帰路につく事にする
前回ハンターカブで訪れた際
アザラシが見れたその場所に
自転車を押して行き覗けば
今回もアザラシ君が群れで
まったりと日向ぼっこをしている
それにしても
水っ腹だけれど腹が減った
礼文に来たら
やっぱりウニが食べたい!
先程得た情報の「あとい食堂」は
団体客専用で一般客はNGだった
希望は叶えられなかったけれど
ターミナルに戻り散策すれば
喫茶店Ru-weの看板が目に留まる
伺えば
良く雑誌で紹介されている
デカ盛りではなく
お茶碗より少し大きめサイズだという
我々の年では
この位のサイズが丁度良い
何より懐に優しい料金が嬉しい
ウニ丼¥2,500
お腹と心に染み入る一杯だった
それにしても
年々高騰しつづけるウニ
一杯4~5,000円が相場になった
ウニ丼は手が出せないかなぁー
17:10発の最終便までの待ち時間
「うすゆきの湯」で汗を流し
さっぱりさせることにした
今回の経験で思った
スコトン岬方面だけなら
アシスト自転車で十分廻れる
次回があれば次もコレがいい
そして節約せず
オートかパワーモードを使っても
BTは十分にもつ事も分った
それにしても
股間の付け根が痛い
サイクリストもそうなのでしょうか?
それだけが気掛かりではある
日が暮れた稚内森林公園キャンプ場
夕食をしている姿はなく
殆どのキャンパーはテント内
カップ麺で使う湯を沸かす間
待ちに待ったお酒Time
ホント久し振りのアルコールだ
おそらく10日振りだと思う
呑み終わる頃には
クラクラと酔いがまわり
記憶が薄れる様に熟睡した