林道Love
第一回ネマガリタケ祭りの
翌6/9(日)は地域の耕作組合の
共同草刈り作業日になっていた
体が疲れているのは勿論のこと
脹脛の肉離れ箇所もまだ痛みがある
『行きたくない』
休んでしまおうかと言い訳を考えるも
それも面倒くさいので
各班に別れた時に事情を班員に伝えると
やさしい場所を無理せず刈っておいで
と皆さん心配してくれたのだった
こういう優しさって沁みますよね
シーズン中に何度か企画している
R66のイベントですが
計画時点では気づかない事があり
終わってみた時に反省すること度々で
いつも一番に頭に浮かぶのは
リスクマネジメントで
もし何かあった時にどうする?
ということになるんだよね
特に今回のイベントに関しては
確実にクマが住んでいる
その山奥の場所が収穫場所で
そこまで行く手段として
個々でオフ車を操り道なき道を進む
物心ついた時からここらの人は
そうしてネマガリタケシーズンを
心待ちにしてきたのだけれど
都会に育ち
例えオフ車を持っていても
舗装道路の経験しかないライダーは
やっぱり心配になる
そもそも走る事が目的じゃなく
走って行った先からが本来の仕事で
ガレたダート走行で
電気切れになられても困る訳で
普段の走りを見させて頂く中で
「行ける」「行けない」を
私なりに判断しているつもりだけど
話をシンプルに元に戻せば
宿のイベントがあり
参加費に幾らか支払い
収穫に行く人と
皮むき作業をする人がいて
その食材を使った料理を食べる
それだけなんだけど
ただ
参加費を払えばいいんでしょ
と考える事も違うように思っている
皆が自分のできる事に参加をして
苦労の末に味わえる味覚
それを満腹になるまで堪能できる
それがR66イベントの良さと思う
仮に今回の収穫量を出荷したとする
恐らく数万円になるでしょう
実家の店先で直売したとする
より多くの額を手にするでしょう
でもね
ここを開業した当時から
私が一貫してこだわっている事は
「オーナーが今日採ってきた
鮮度抜群の山菜(山のモノ)を
A子が調理をしてお客様へ提供する」
これを続けてまいりました
しかし
事情により調理の部分は
アシスタントさんに協力頂いてますが
クマとダート走行のリスクに
自分が山に入れなくなる年齢的なもの
その保険的な意味で
「連れていける!」と
思う方に声を掛けているので
協力頂いている皆様には
ホント感謝しているんですよ!!
さかのぼる事8年前
2016年の春
R66は3台のオフ車を有し
レンタルバイクを始めよう考えた
※緑シェルパ号
https://route0066.com/%e7%b7%91%e3%82%b7%e3%82%a7%e3%83%ab%e3%83%91%e5%8f%b7/
しかし
ある一言により
しらけてしまい断念をした
そしてバイクも処分した
そんな過去があります
誤解を恐れずに言わせて頂ければ
関東や中京圏ライダーの聖地は
ビーナスラインだろう
そして足を延ばせる様になった時
志賀草津道路の景色に圧倒される
そして思う
北信濃にはまだまだ知らない
絶景ポイントがある事を知り
毛無峠なんかを知る流れなのでしょう
想像してみよう
そこに未舗装林道というワードが
加わったとしたならば
どれほど世界が広がると思います?
ここに生まれ育った人間にとっては
林道はとても身近にあって
そこは走ることよりも
山菜を採る事の方が目的で
テクニックを磨いた記憶はない
なので私は
ダート走行は下手なんです
しょっちゅう転んじゃうし
今思えば無理でしょうと思う所を
進んで行き前転してみたりと
バイクに可哀想な事をした
でもね
ダートは色んなことを教えてくれる
無理すればしっぺ返しを食らい
一回として同じ状況ではない為に
謙虚さを学ばせてくれる
それは
ロードを走る時の糧になるはずで
強いては自分の身を守る事になる
当宿に今有るオフ車は
現在は会員様向けに限らせての
貸出しとさせて頂きてます
それは以前も触れた様に
色々な方たちの協力により
快適に走る事の出来るオートバイに
仕上げて頂いた結果によるものだから
一年でも長く大切に維持したいのです
特例として
ネマガリの収穫時だけは
レンタル料は頂いておりませんが
自己責任を理解した上で
今あるオフ車たちを
活用してみてはいかがでしょう
ではまた