銀婚式

宿の祝5周年と銀婚式を兼ねて 嫁孝行をしてきた

開業からアッと言う間だった・・・

 

 

「やりたいのは分かるけど大丈夫なの?

3年やってダメなら、宿を閉めてよね!

休日くらいは手伝うから・・」

いまでも頭に残っている彼女からの言葉

今から6年前 地主の母親からの承諾が叶い

簡易宿所を始める準備をしていた頃だ

 

なにせこの道の素人

右も左も判らない  営業許可を取得するべく

管轄する保健所 消防署等へ幾度となく足を運び教えていただく

当然それに伴う資格取得や申請書類の作成など

バイトで食いつなぎながら それはそれは大変な時期だった

弱音を吐きたかったけど 反対を押し切っての起業

俺は俺で苦悩し オープン前に挫折しそうだった

 

というのも事あるごとに問題が発生し また足を引っ張られる事も多く

上信越国立公園内ということで 二重三重の縛りがある事も知り

オープン時期が延びてしまった事も思い出す

あの日からアっという間の6年だった

 

その間 お客様に助けられた事は言うまでもないが

ほんとうに嫁さんには感謝している

仕事をもち忙しく働き 週末は宿の手伝い

ある日体調を崩し緊急入院 ステロイドを飲み続ける体になってしまった

それから罪の意識は消える事がない

 

 

「ゆっくり温泉につかり、ビールがのみたい」

そのリクエストに応えるための小旅行

奮発して鄙びた温泉旅館を予約

法師温泉 長寿館

 

言わずと知れた国有形文化財に指定されている「法師乃湯」がある宿

1世紀以上経過した浴槽は私のお気に入りの湯だ

源泉はその浴槽の下 玉砂利から湧いている

ぬる湯なのでゆっくり時間をかけて入浴するのがあっている

 


※ 男性入浴客さんに了解をいただき 一枚撮らせていただきました

 

 

日帰り入浴では入れない 他二つの湯も堪能

いいリフレッシュができたのではないかと思っている・・

 

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