2025梅雨旅⑦

7/14(月)
『メロンよりメロンだよ!』

そう教えられたHORIの

夕張メロンピュアゼリーを

奮発して10個入りを土産に

小樽FTへ一気に走る予定


昨年と一昨年は

ポンコツ号に不安があった為に

一泊 千歳や苫小牧に宿を取り

余裕をみていたのだけれど

今までの実績から

今回は高速も使いながら

帯広から小樽までを半日で

走り切る計画をしている

距離にして凡そ250km

自宅~東京ドーム間に相当する

もし途中機嫌を損なう様なら

今日のフェリーには乗れない

まぁその時はその時で

対処を考えればいいだけだと

覚悟決めてのルート計画

現代のバイクであればこんな距離

まったくもって心配無用で

楽チンなんだけどさ

そこは1967年生まれの

58歳のポンコツ号

一抹の不安は凄くある (^^;



話はそれますが

Blogの途中に触れましたが

本来の予定より早い帰郷なんです

元々計画していたのは

7/16か17日のフェリーだったけれど

渡道してから間もなく

自宅から緊急の連絡が入った

それはワンコの容態のこと

2年半前に一命をとりとめ

安定していた17歳の愛犬が

大きな発作を起こし

苦しそうに息をしている状態だと

連絡が入っていたのだった

それから気が気ではなく

可能な限り早い空き便の

フェリーを取ったのでした

きっと帰るまでは俺の到着を

待っててくれると信じている

考えたくもないけれど・・涙


北海道も楽しいけれど

やっぱり一日も早く

抱きしめてあげたかった

そんな事が実はあったので

当初は奥尻島から戻った後

帯広で1~2泊挟み

知床方面でキャンプをする予定を

断念してヤドカリ連泊だったんです

それはそれで

良かったと思っているのですが

ワンコの事を考えてしまうと

平常心ではいられず

帰る事にしました



そんなことで今日は

道内を横に通る横断自動車道を

上手に混ぜながら

北広島ICで下りた後

時間的に余裕があったので

郊外のラーメン屋でランチにする

そこは

小さなデパートの施設内にある

どこにでもある様な

普通のラーメン屋なんだけど

ココが好きで気に入ってる

麺や「いっ歩」


たかがラーメンごときに

並んで食べる気はないけれど

ここはいつもスッと入れて

そしてふつうに旨く

指定時間中は駐車無料なのもよい


札幌市郊外からは

下道で小樽を目指すが

先ほどの支払いの際

最後のお札を使ったので

カードかPayPayを使える店でしか

買い物はできないので

船に持ち込む食料品を

一度に確実に買える

小樽のAEONへ寄る事にする

ここは毎年必ず最後に寄る場所で

品質の良いものを安く買えるのがよい



さていよいよ

半月に渡る梅雨旅も終わります

思い返せば

今日も雄大な十勝平野を

何事もなく走り続ける相棒は

頼もしく立派だった

想像するにこの手の

ヴィンテージバイクの所有者は

多くの場合

家で飾ってる人は多い

しかし自分の様に

実用的にロンツーに使い

かなりの長距離の旅に出るって

これは凄い事だったりする

と思っている・・


本音を言えば

いつも不安はかなりあります

それでもコレが好きなんだよね

理由は色々あるけれど

頑張ってる感が

何とも言えず最高にイイ

維持費にお金も掛かるけど

ホント可愛いヤツなんです

飽き性で浮気性な男が

生涯コイツと決めた経緯に

特段何もないんだけれど

ひとつ言える事は

『乗ってて楽しい』って事かな

40代50代はBMWの最新型を

ブイブイ言わせ

乗り継いできました

どんなコーナーであろうと

恐ろしい速さで駆け抜け

どんな長距離だって

軽々とこなしてきました

宿を10時頃出発し

秋田市でも広島市へでも

それは普通に一日の移動距離だった

それが今や

250kmを越えると

ちょっと身構えてしまう様になり

日勝峠では軽くVスト250に抜かれ

信号ではピンクCubに置いてかれる

お前600ccだろーと

鞭を入れようがスピードは出ない

笑っちゃうほどポンコツだけど

何か風格というのか

渋くアダルトな感じがカッコイイと

今はそう思っている

でもそう思いませんか?

俺のバイクかっこいいよね (^^;

自分で言うな!と

ツッコまれそうですが

まぁそれはそうと

2025梅雨旅最後の夜

甲板上の夕焼けは綺麗だったなぁ

タバコ2本

所持金36円

それでも旅は楽しいんだよね



7/15(火)
夕陽と朝日を甲板で見れる

フェリーの旅はイイもので

そのどちらも好きだ

でも行きと帰りでは

その感じ方が違う

始まりの高揚感に対し

終わってしまう名残惜しさ

そして今

旅の始まりで走った

秋田-山形あたりの

日本海側の土地が

うっすらと対岸に見えている


今回はワンコの終焉が近い

そう自宅から連絡が入り

急遽フェリーを取り

早めに帰る事になったけれど

それとは別に

所持金が尽きたら

「その旅を終えて帰る」事が

自分の旅ルール

世の中 特に夏の北海道には

自分の事を「旅人」と呼び

沈没している人は沢山いる

それはそれで

他人事だからどうでもいいけど

旅人と放浪者の違いは何?

自分はそれとは違う人生観なので

今こうして帰るけれど

考えてみれば丁度いい

タイミングだったのかも知れない

北海道だけが旅でもないし

一番だとも思ってませんが

その人その人の人生の

休暇の範囲でできる旅の傍らには

大切にしているオートバイがあり

その1ページには

お気に入りの宿がある!

それがR66だったりする・・


そんな居心地のいい宿作り

空間作りをこれからも

努力していこうと

思いを新たにしてます

ですが

クセ多めの

出来の悪いオーナーなので

どうか皆様

広い心でお力添え頂きますよう

切にお願いして今回の旅Blogは

終わりにしたいと思います


長々とお付合いいただき

ありがとうございました

出発時 82.400km
帰宅時 84.560km
TOTAL 2.160km


終わり



帯広からフェリー乗船


甲板からの夕陽と朝焼け


ヤドカリオーナー提供


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