2025梅雨旅③
7/6(日)
早朝から旅立つツーリストが
荷造りを整える音で目がさめる
今日一日はバイクに乗らず
函館市内をブラつこうと思い
レンタサイクルをと思ったが
さすがに週末
すべて予約済みで
借りることはできなかった
でも丈夫な足があるので
運動不足解消も兼ねて
ウォーキングと覚悟を決める
最終目標は五稜郭公園
寄り道しても約6.0kmほど
中々道南の函館に来ることは
この先も機会が無いと思うので
一日ゆっくりぶらつこうではないか
今だから言うけど
放射線状に広がる地形を見誤り
反対側の海が見える場所まで
歩いてた事を白状しておく (^^;

新選組 鬼の副長
土方歳三が逝ったとされる最後の地
ゴールデンカムイでは
この先まだ生きてはいるけれど
現代史なのでこの地が最後という
言い伝えは信憑性があるので
静かに手を合わせてきた
そしていよいよです
シューさんからの指令1
市内にある中華幡龍
リアル峰不二子が居るという店で
ライダーならず全国にファンがいる
そんな町中華料理屋さんだ
いつしか人は
「セクシー中華」と呼ぶ様になり
YouTubeでもupされてる程
巷で有名なこともあり
ココはmastで寄ろうと思っていた
優しい女将さんは会計後
快くツーショットに応えて頂き
私もファンになってしまった
メイド喫茶にハマる男の気持ちが
少し理解できた様な・・でした (^^;;

13:30 五稜郭公園
西洋の文化を取り入れた城は
今迄見てきたどの城とも違い
よく考えられてはいるけれど
新政府軍の圧倒的な武力の前に
落ちてしまった事実は
個人的には複雑な気持ち
大政奉還後の新政府軍のやり方は
あまりにもやり過ぎ感があり
私は腑に落ちなさがあるんですよ
公園を出た所にある
函館市北洋資料館¥100も寄ってみる
ここは江戸時代から続く
北洋漁業の歴史を学ぶ事ができます
その昔は樺太・千島列島まで漁場があり
沢山のカニが捕れたのだろうと思うと
日本に返して欲しいと願うばかりです
その後さすがに疲れたので
人生初の路面電車に挑戦してみる
並んでいた地元民に乗り方を伺えば
小銭を2~300円あれば
目的地へ行けるようなので
そこそこ混雑する電車に乗ってみる
想像していたより揺れる車内
こんなに乗り心地が悪い
乗り物だとは知らなかった


ホテルに戻り
汗だくになった体をシャワーして
ホテルフロント譲おススメの
「ひつじの家」へ向かう事にする
コツを得た路面電車は便利で
数分で目的地へ着くと
16:00 過ぎというのに
それなりに混雑している店内に
大いに期待をするものの
期待を裏切り大して美味しくない
そんな時はさっさと出るに限るが
ただ一番安い
「漬けジンギスカン」は旨かった
函館は小樽同様
インバウンドなどで物価が高い
そんな街なんだと想像してみる
貧乏旅行者?ケチ旅には
景色がツマミになる
ホテル屋上のテラスが一番と思い
昨日と違い閑散としたそこで
広島からの旅のご夫婦から
手料理のツブ貝のオリーブ焼きを
分けて頂きながら
互いの食情報であったり
旅の雑談が楽しい夜になった



7/7(月)
チェックアウトを前に再確認する
というのは今日はフェリーを使い
奥尻島へ渡る日
島へはFTにバイクを置き
体ひとつで行こうと思うので
港で着替えをするのではなく
島で過ごせる服装でバイクに跨る
その為に念入りにチェックしてから
ホテルを出発した
ところがですよ・・
天気はまったく心配してなかったが
山越えする際に濃霧にあい
霧の水滴が地味にジャケットに浸み
Tシャツまで濡れる事態となった
ホントついてない (-_-メ)
案外順調に走れたので
「北海道夜明けの塔」に行くことにする
以前は「名もなき展望台」と呼んでた?
Toya君から紹介された時は
確かそうだった様な気がする
ところが
ココも濃霧で辺り一面霧の中
幻想的といえば聞こえがいいが
やっぱり360度の眺望が良かった
なーんか今日は
出だしからことごとくツキが無い


9:00 江差フェリーターミナル
不要な荷物をコインロッカーに仕舞い
ザックひとつでフェリーへ乗り込むが
海上も霧に包まれている
奥尻島まで約2時間の後
北海道最後の島に上陸する
礼文島
利尻島
天売島
焼尻島
そして奥尻島だ
目当てはウニだけれど
値段高騰で半分は諦めているけれど
奇跡的に安ければ是非食べたい♪
定刻通り
ちっぽけなターミナルに接岸
予め予約しておいた店で
レンタル自転車を借り
最北端の「賽の河原」へ漕ぎだす
日頃の運動不足は正直で
到着頃には太ももがパンパンになった
ここ最近思うけど
今は何でも事前予約しておかないと
いけない時代なんだと思うのだった
13:15 奥尻島 最北端
まだ記憶にある大地震の
大津波災害の慰霊碑があり
来る者も切なくなる場所です
冥福を祈りましょう
天候の回復待ちと腹ごしらえの為
岬にある食堂へ入ってみる
ウニは不漁でやはり¥高い
それでも少し口にしたいと
メニューをにらめっこするが
安定の焼きホッケ定食にした


食べ終わってみると
少しキリが抜けてきたので
球島山山頂へ向かってみる
このルートが往路以上の難所で
ヘロヘロになって
やっとの思いで辿り着くのだった
そんな努力の甲斐もなく
残念ながら360度の眺望は
私に見せてくれなかったのでした
ただ頂上に拭く風は
最高に気持ち良かった
それだけが記憶に残った!
レンタサイクル返却後
16:20 民宿着
民宿木村さん家
1泊2食付き¥8,500
opアワビ踊り食い¥1,500
この旅一番の贅沢をする日です!
島でイチ二を争う人気のここは
アメニティの豊富さ
綺麗は勿論 人情が息づいてて
ここ目的で再来したくなる宿で
時間まで待てない自分を
食堂で準備の整った一部ツマミで
晩酌をさせて頂く事も嫌がらず
自分のペースで過ごせたことが
より一層好きになる民宿でした
そして
お米も水も100%奥尻産で作る
特別純米酒「奥尻」は口当たり軽く
ホント美味しいお酒だった
また 使うご飯もこだわってて
奥尻米を使っているというので
普段は食べないけれど
夕食時に口にしてみる
もちっフワーとした旨さがあった
今回は
この宿に泊まる為に
日程調整をしてやってきた経過があり
唯一ひと部屋空きのあった今日
泊れたお宿だったけれど
宿探しの勘が正解だった自分を
褒めてあげたい気持ちでした
ちょっとくどいですが
素晴らしいホスピタリティの宿
来てよかったー (*^^)v
つづく
函館市内 散策










五稜郭公園





函館市北洋資料館




奥尻島 周遊






奥尻島 民宿木村さん家







