薪の話

世の中には才能を持った人が

ゴロゴロ居るのに

何で俺にはその少しでも

神様は与えてくれなかったのかと

時々嫉妬してしまう時がある

それは

ストリートピアノであったり

静かにスケッチする人を見掛けたり

不得意なんだけれど

実はやってみたいと思う趣味を

サラッと自然にしている人を

見掛けた時にそう感じてしまう


秋頃だったか

湯田中温泉のプリン本舗へ

お客さんをお連れした事があった

その時にその駐車場に描かれた

壁画に思わず見とれてしまった

写実といったらいいのか?

デフォルメされたイラストに

目を奪われてしまった

今頃になって

その時に撮った写真を眺めながら

そーっと紹介させて頂きますが

素晴らしい才能ですよねぇ



さて

やっと目途がたちました!

来期(1年後)以降の薪作りです

段取りとしては

頂いてた木を50cm程度の長さに

切断する「玉切り」という作業

そしてこれが終わると

いわゆる「薪割り」です

機械を使って適度な太さに割り

それをパレットに積み

簡易的な屋根をかけて

乾燥を続ければ完成です

今やっている樹種は広葉樹なので

2年間の乾燥が基本とされている

あろうことか昨年は

手抜きで薪づくりを行わなかった

そのツケがまわってきている

それでも

使い方次第だけど翌々年分まで

繰り越せる量は確保できそうだ

この量を見て

皆さんはどう感じましたか?

意外と持つと思いましたか

それとも結構使うんだねぇと

思った方が多いのではないでしょうか


そうなんですよねー

こういった作業する場所と時間に

余裕が無いと憧れの薪ストーブ生活は

送れないものなんですよね

そもそも

貰ってこれる木が無ければ

何も始まりませんが

そこは田舎なので材料確保だけは

まったく問題ないんですよ

そこはとても有難い環境です

これもひとつのエコ生活だと思う

しかし

薪ストーブはSDGsではない

と主張するエコノミストもいらっしゃる

その論争がある事は知っている

正解は私には分からないけれど

私が頂いてくる材は

道路にはみ出してきた伐採木

千曲川の河川整備で出た伐採木

知人のリンゴ農家さんの老木整備など

その有効利用をしている

手間は自分持ちで無料なのも有難い

なので「ナラの木が良い」と言い

私有地に生えている木を

この為に伐採する事は一度もない

そもそも燃料である薪を

買ってくるようであれば

薪スト―ブは辞めた方がいい

灯油の方がはるかに安価で経済的

加えてチェーンソーに薪割り機

それに付随する器具が必要だ

でもね

そうじゃないんだよね

火を見ているだけで癒され

暖かさにほっこりしますから

『いつかは薪ストーブを・・』

と考えている方は多い事と思います

そんなゆくゆくは

導入を検討している方の為に

少しお話したいと思います



私は薪歴15年ほどになります

今までの経験で感じた事などを

個人的な見解も交えてアドバイスします

先に言った

この一連の作業が必要になります

私の場合1週間かかりましたが

当然そこには給与などの収入は無く

手間と時間だけが必要になります

そして何より

この作業が『楽しいと思える人』

大前提にこれだけは重要な要素です


では木材を頂けたとしましょう

その木を作業する場所に置きます

うちの場合は広く

木くずが出ようが騒音がしても

怒られる事が無い場所です

伐採木であれば

5~6m長のスペースが必要です


これをチェーンソーなどで

「玉切り」を行っていきますが

所有する薪ストーブ推奨の長さに

カットする必要があります

余談ですが

私のドブレ760CBという機種は

最大薪長(推奨)が50cmなので

ざっくりその長さで切りますが

炉内は60cmあるので

多少の前後は気にしません

それが終わったら

「薪割り」になります

機械任せなので楽な作業です



これも同じく

使う薪ストーブの大きさに由り

お洒落で縦長の形状であれば

うちの様な大きさではなく

より細く割る必要がある

私の場合は

割った材がある程度溜ったところで

パレット(薪置き場)へ井桁状に

同時進行的に積み上げていきます

私の場合は仮置きになります

(ここから宿へ軽トラで運ぶ為)

玉切り&薪割りで出た木くずは

焚き付け時にも使えます

ざっくりこんな流れになります


何度も言いますが

手間と時間と場所は必要です

薪づくりの流れは以上ですが

次に薪ストーブ選びについてですが

人それぞれ好みで良いと思います

窓が大きく炎が良く見えたり

ちょっとした料理ができるモデル

横長か縦長タイプ

鉄板か鋳物かホーロー製とか

様々なデザインから選べますが

ちょっと気にしたいのは

『針葉樹の使用は避けてください!』と

注意書きされてるストーブは

使用を避けなければなりません

(焚き付け時は使用可です)

それも大切な要素かも知れませんね

予算は本体価格にもよりますが

煙突などの備品と工事費等で

ざっくり総額100万は必要かなぁ

私は設置と工事を自分で行ったので

その半分で収める事ができました

イメージできましたでしょうか?

こんな説明で恐縮ですが

皆さんも宿で体感している様に

薪の暖かさは格別ですよね♪

あの柔らかな暖かさを知っちゃうと

やっぱり欲しくなりますよね

例えば

現役を引退されたタイミングで

田舎暮らしを決める

そして

中古物件のリフォームする時に

どこへ薪ストーブを置くのか?

その段階でしっかり設計すれば

家中の暖房はまかなえますし

停電時でも燃料高騰も関係なく

ゆったりとした時間と

炎のある暮らしが送れますよ

ご参考までに !(^^)!


今日は薪ストーブの話でした

では また(^^♪


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