梅雨旅 2024②

6/26(水) つづき

天売島観光を終え隣の島へ渡る

最終のフェリーは15:50発

天売島~焼尻島 ¥730

30分ほどで焼尻島に上陸

周囲12km 人口200人ほどが暮らし

島の1/3が原生林に覆われ

5万本のオンコが自生する島

オンコとはイチイの事ですが

高山村の村木がイチイという事もあり

どこか縁を感じていた



事前に予約をしておいたお宿

「ゲストハウスやすんでけ」へ向かう

様々な副業をしながら営んでいる様で

時間など独自のルールがあり

我が宿との違いや面白い取り組みなど

参考になる事がきっとあるはずなので

そんな気付きも楽しみの一つ


チェックインを終えると

早速夫人からその説明を受ける

特にゴミ回収が月2回しか無い為に

細かく分別が必要な様子

例えばプラごみは濡れていたら

回収してくれないとのことで

しっかり乾かしておくなど

相当ご苦労が多い様に感じた

それにしても

毎回この説明をしているのだと思うと

頭が下がる思いになりました


宿のHP上では夕食のお手伝いが

お願い事となっていたのだけれど

現在は食べ終わった自分の食器類を

自身で洗うだけと変更されていた

ただ

漁師もされているオーナーですが

海が時化てて今夜はウニがなく

ちょっと残念でした ( ;∀;)

しかし夕食(晩酌)の最中

オーナーが話してくれた島の話は

とても興味深かった

例えばマムシ蛇が生息せず

野良犬も毒草も無いこの島は

山菜の宝庫で海の恵みも豊富

そしてそんな事から

羊の外敵が居ないこの島は

サフォーク(羊)がのびのび育つ事で

上質で柔らかい肉になるのだとか

潮風を含んだ牧草もしかり・・

そんな事を聞いてしまえば

ジンギスカンが楽しみで仕方ない

そうなんです

今回この離島へ渡った一番の理由

それがここで食べるサフォークです!


夕食を終え

まったりとしていると

心配していた明日のフェリー運航の

最新情報を夫人が説明してくれた

波2m 風9m で全便欠航の可能性50%

事前にそれは知らされていたけれど

ダメなら連泊をすればいいだけの事

この島を散策して過ごすのも悪くない




6/27(木) 焼尻島

セッティングされていた軽朝食を

セルフでいただいていると

2番便のフェリーのみ運航すると

正式決定があった様子なので

すぐさま朝の散歩へ出掛ける事にする

この島の代名詞は「原生林の森」

その森を抜けると視界が一気に広がり

今度は島の背骨を走る道路へ出た

誰にも会わず

何にも行き合わず

無人島に来たかの様なこの時間は

ここの魅力のひとつだと実感した

礼文島をぎゅーと凝縮した様な島

まったりとゆっくりしたい時は

この島は最高だと思うんですよね


さて

フェリーが出てくれるのは

有難い様な気もするのだけれど

唯一のそれは11:10発で

最高のサフォーク肉を提供している

「島っ子食堂」の営業時間は11:00~

とても食べている時間はない

でも でもですよ

それだとわざわざこの島へ渡った

意味がなくなってしまうではないか

そんなこともあり

ダメもとで食堂へ電話を入れ

事情をできるだけ丁寧に説明してみると

ナント!

30分早く食堂を開けてくれると言う

おばちゃんのその優しさが身に染みた

泣きそうになっちゃいましたよ

そして迷いに迷い

サフォークの「ラム」をお願いした

Sato君が言っていた様に

ここのラムは絶品の一言に尽きる

臭みだとかそんな次元の話ではなく

こんな旨い肉食べた事ない

人生 自分史上一番で優勝です

そんな感動のサフォークですが

今は貴重となってきており

この価格ではやっていけないので

来年は値上げせざるを得ない状況だと

切なそうにお話をされていた


私がここの存在を知った時

確か¥2,500だった価格が

今回来てみたら¥3,500になり

これでも躊躇する価格でしたが

色々なものが値上がるご時世

致し方ないのかも知れませんね

ちなみに

メニューにある「生ウニ丼(時価)」は

高騰し過ぎて提供をやめてる様です

何はともあれ

今回の北海道旅の最大の目玉

それを達成できご満悦な私です !(^^)!


11:10

羽幌に帰る唯一のフェリーに飛び乗る

焼尻島~羽幌 ¥1,600

2日ぶりのコンニチハの相棒

特に無くなった物も

変わった様子も無く佇んでいた

そして

バックパッカーの身なりから

ライダー姿へと変身をして

ポンコツ号との珍道中を再開した

心配していた調子もどこ吹く風

さらりと順調に走るポンコツ号

これはもう完全復活したといえる

時々出す結構な速度にも追随し

頼れる相棒になりつつある

それにしても

この時期でこの寒さは記憶にない

インナーを着込もうか悩むほどだ

今年の気候は予想が難しい



14:30 音威子府

天塩川温泉リバーサイドパーク

行政が管理する無料のキャンプ場

3張りのテントはあるものの

皆さん外出をしている様子

一体どんな人なのか分からないので

対角に離れた場所に陣を張る

設営が終わった頃

軽トラで旅する年配男性と

ここで仲良くなった?オフ車の若者が

買い出しを済ませて戻ってきた

そして

ゴージャスなテントのご夫婦は

これまたお洒落な自動車での旅行者

他人を寄せ付けないオーラを

サイト全体に放っていた (笑)


さてさて

今日からの数日間ベースCAMPとする

その陣を確保できたので

歩いて行ける向かいの天塩川温泉へ行き

サッパリと汗を流すことにする

ただ循環式だったことが残念ポイントだ

それでも食堂が併設されていたりと

キャンプ場の条件としては御の字だ (*^^)v


昨年から始めている

ベースCAMPを設定したテン泊には

タープがあると都合が良い

そこで新たに購入したそれですが

初めてとはいえ設営が下手すぎて

自分でも笑ってしまうほどだ (^^;

事前に練習などしてないけれど

まぁ何となく形にはなった気がする


移動に次ぐ移動

それをしないだけでも

気持ちが随分と楽になるものですね

それにしてもキャンプって

どうしてこんなに癒されるんでしょうね


今日はなんだか疲れました

ゆっくり寝たい日です z z z

つづく



写真集

オーナー夫婦と記念撮影
館内 ドミトリー部屋
一汁一菜のセルフ軽朝食


焼尻島 鷹の巣園地
(全天球カメラ画像)

梅雨旅2024 焼尻島 鷹の巣園地 – Spherical Image – RICOH THETA

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