春にむけ

信州にも少しづつですが

暖かい日が続く様になったきました

そんな事も関係してか

バイトに呼ばれる様になり

先週は肉体労働に励んでおりました

そして並行する様に

宿のプチ改装を行った


いつもの棟梁の手を借りて

大部屋の入口の位置を

90cm右側に持ってきて

角に収納スペースを設置する

その作業を済ませた

新しく材料を買ってくれば

作業は格段にしやすいのですが

そこは余っている材料の再利用が

我々のモットーなので

個室に使っていた引き戸を

壁代わりにはめ込んでいる為

入口が二つある様な

からくり壁みたいになり

皆さん最初は戸惑うでしょうが

そこは慣れで解決する事でしょう

もうひとつの狙いは

風通しUPと薪ストーブの熱伝道

これにも期待しておりますが

その効果は如何なものかは

これからに期待って感じでしょうか?


いずれにしても

狭い宿なので収納スペースUPと

動線の良さが一番の目的です

しかし今回も・・ですが

歪んでる床と廊下

立ちの狂っている柱

それが我々を苦しませた

大工仕事はそれを誤魔化しながら

調整していけるのですが

木工加工が終わり

最後に引き戸(製品)を組んだ時

床に擦ってみたり

ストッパーが利かなかったり

動きが悪かったりで悩みました

二人であれやこれやイライラしながら

やっとの完成をみました♪



まず階段を上がっていきます

するとどうでしょ~

上部の踊場付近まできると

シーツ棚が無くなった事により

視界が一気に開けて

なんという開放感なんでしょう

そして2~3歩歩いた位置の戸は

1歩で開けることができます

これにより窓からの風も

豊富に入ってこれると期待できる


そして大部屋へと入って行く

ゲストの導線は90cm右にズレる為

ベッド側にスペースが生まれました

一番入口側のベッドは

物が置けたり歩く気配も気にならず

一番のVIP位置かもしれない

振り返り廊下側を見れば

トイレや個室へ通じる直線は

新しい壁により仕切られ

他人の視線はしっかり遮れらる

場合によりけりですが

入口ドアは解放しているのも

アリなんではないか?!とも感じる

大部屋で着替えている姿

トイレへの出入り

洗面所での化粧する姿

それらは微妙な位置・角度により

多少ですが遮られると思います

でもこういう事って

設計・工事している段階では

想像できないものですね!

3回建てないと家は好い物ができない

そう言われる理由のひとつは

こういう事も意味しているのでしょうね


今回の工事が終わり

棟梁と滝の湯につかりながら

支払いの事を話していると

しばらく沈黙の後

『5千円でいいやぁ』と言う

『オイオイそれはダメだよ!!』

材料使ってないしガソリン代でイイやぁ

そう笑いながら微笑む

彼の気持ちは嬉しいけど

それを丸っきり鵜呑みにはできない

それにしても

俺は人に恵まれてるよな~と思い

同級生同士肩を並べて湯に浸かる


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