歴史に幕
春は別れと出会いの季節
言葉を変えれば終わりと始まり
そんな季節に腰を折る様ですが
閉店の話題を2つ話そうと思う
平日に単独泊だったりすると
その常連様と共に下界へと
夕食に下りて行くことがある
その中のひとつに
ホルモン焼きが売りのお店が
昨年お店を閉じたのだった
千円で酔えて
庶民に愛され続けたそこは
年齢的なことから店をたたんだ
ホントこれは悲しい出来事で
店主とも親交があったので
私自身もかなりショックを受けた
そんな騒動が落ち着いたころ
店主と行き会った際の事
『思い出の品をください』と
思い切って切り出してみると
『持っていきな』と快諾を頂いた
それは店のシンボル的アイドルで
縁起物として飾られていた
私はそれが
欲しくてお願いしたけれど
宿のどこに飾ろうか?
と少し悩んでいるのだ
元所有者の所を真似るなら
カウンターの場所になるのだろうけど
実はかなり迷っている
でもこれは田舎に多くある
いわゆるご神体で
ポコ〇ンじゃありませんよ~
まぎれもなくひとつの
商売繁盛の縁起物ですからね
変な想像をしてはならぬ!
そしてもうひとつ
地元では大Newsになっている
須坂パルム商店街が
今年の秋をめどに閉鎖するという
そこには私たちが学生時代より
愛してきた「かねき」も入っている
そのオーナーシェフも高齢になり
商店街の閉鎖と共に
お店をたたむらしい
移転しての営業を望んでみても
現状は厳しいのだと思う
これはとても悲しい話題ですが
ひとつの歴史に幕が下りる事を
受け入れなくてはならない
でもそうと決まれば
今行かなきゃいけない店
それはかねきでしょ!!
可能な限り出向き
昔ながらのオムライスを食べておこう
そう思っていますが
皆様もツーリングの際は
かねきのオムライスを
味わってみてはいかがでしょう
私のお薦めはカレーオムライスかな
さて
やっとこの記事が書けます
ちょっと自慢話になりますが
DVD関連商品が大ヒット中だと
巷で話題にもなってますが
「The First SLAM DUNK」
この映画ですが
我が宿にも少し関わりがあって
夏にバスケットの学生合宿の為
貸切り営業を続けている事は
皆さんご存じの事かと思いますが
その時に外部コーチとして
開業時より14年間
東京から信州へお越し頂いている
ある方がおられます
その方がこの映画での中において
より現実的なバスケ監修の為に
尽力しているんですよ!
ひょんなことから
井上雄彦監督の目に留まり
攻撃面などのパターンを図解し
試合の中での戦略など
重要なお手伝いをしたのだ
そのことは周囲にも
当然私にも映画公開までの
極秘事項となっており
誰も知り得なかった
そんな事とは当時は知らず
長野の映画館へと出向いたのだった
しかし映画館は大盛況で
前売り予約で満席となっており
その時は観る事が出来なかった
時間をあけたが次の機会もダメ
中々予約しての入場ができなく
悶々としているうちに
公開が終わってしまった
そして先月末のこと
待ちに待ったDVDが発売された
当然長野でも人気な事もあり
Blu-rayは注文販売状態で在庫無し
代わりにレンタルが残っていたので
新作を手に取り自宅へ戻った
物語の内容は観て頂くとして
エンディングロールの監修に
しっかりお名前が写っていた
他人事ながら嬉しかったなぁ
勝手な想像だけど
高山村の環境と当宿のことを
気に入って頂けたことで
14年間も続けて
通って頂けている理由と思うと
感謝の気持ちしかありません
そんな彼も
2年ほど前の話になるのかな
某出版社を退職し起業した
今はフリーランスのコーチ業を
生業として活躍されているけど
聞くところによると
以前より稼ぎが良くなっていると
お聞きしているので
これまた嬉しい限りです
そんなこともあり
季節を問わず日本全国を飛び回り
今日は長野で一旦自宅へ帰り
それから九州ですよーと話す
先月でしたか長野へ来るというので
体育館まで会いに行きましたが
元気そうに活躍する姿に
どことなくオーラがありましたよ
我々の歳になると
老後とは言いませんが
定年後?今後の自分について
色々考える事が多くなるもので
今のスキルを活かして前に進む者と
私のように財産整理をすすめながら
身軽になって余力で生きる者と
様々なんだと思います
そのどっちがいいのかではなく
好きな生き方を選択した方が
結局は幸せになれるんだと思うんです