カニには勝てない
関東平野ツーリング②
今日一日ガンバッたね♪
ポンコツバイク君を一晩休ませる為
燃料コックをOFFにする
バッテリーの元SWを切る
しかしエンジン周りは高熱の為
オイル量のチェックは
後で確認する事にして
荷物を持ち館内へと入る
手指消毒・検温を済ませ
宿帳へ必要事項を記入する
今回の相棒は
振動の多い車体なので
手が震えて上手く字が書けない
そして老眼も重なり
文字を書くことが嫌になる
ネットで予約した内容を
またここでも記入する
これって本当に面倒くさいよね
うちの方がちょっと進んでるね♪
一通り記入を終え
館内の説明をうける
そして最後に
無料の貸切風呂の利用はどうする?
と尋ねられたけれど
男の独り旅
大浴場で十分である
先程の女将?さんは
お隣の窓口で電話対応中
正しい日本語での対応も流石で
横目でチラ見してみるが
品があって清楚な佇まいは
他とは一味違い
格の違いは一目瞭然である
窓口対応が彼女でなく
少し残念な気持ちで
カギを貰い部屋へ向かった
現在の時刻16:30
17:30よりバイキングの夕飯となる
ゆっくり汗を流すには十分な時間だ
やや茶褐色系の湯は
肌触りは渋く感じられる
吐出口の源泉は
ギリギリ手で触れるほどの熱さなのに
投入湯量に応じた大きさの
浴槽ではない為に
ぬるいのが残念である
およそ41~2℃程度であろう
それでも泉質は良い
元来 私は長く湯に入る癖が無く
長い時間浸かっていられない性分
それでもゆっくりと浸かりながら
今日の出来事を回想する
早い時間より自宅を出て
長い道のりを集中して
未知の関東エリアへ
オートバイを走らせてきた
宿に着き
温泉につかりホッとする
これってライダー冥利に尽きるよね!
やっぱり温泉って最高ですね !(^^)!
歳を重ねるほどに
その良さは身に沁みて感じる
私は当たり前の様に
普通だと感じていたけれど
うちの立地だって悪くないよね
山田温泉の湯って悪くないじゃん
としみじみ思いにふけってみる
私は宿のオーナーでもあるけれど
いちツーリングライダーで居たい
例えば・・
ソロでツーリングに出て
湯に浸かった後
後 何があると喜ぶだろうか?
バイク乗りは
荷物が限られる
雨の日もあるだろう・・
やっぱり食事ってことかなぁ
当然持ち込むことは可能だけど
事前に頼めば宿で準備をしてくれる
もし そこまでやれれば
もっとお客様に喜んで頂けるのでは?
そこが当宿に欠けてる部分なんだと
自問自答を繰り返す
一旦淵に腰を下ろし
また湯に浸かる
仮に事前に予約した宿のメニュー
それよりも魅力的なのが
例えば寄ったツルヤで見掛けたとする
今の気分は最高にコッチなのに
諦めて宿の料理で我慢する
これは如何なものか??
私は美食家ではない
単なる食いしん坊だけれど
食に対し妥協ってしたくない性格
なのでもし
そんなライダーさんも居たとするなら
気分が変わった時にも
キャンセルしやすい方法として
冷凍食品という手はある
少々割高ではあるけれど
今の冷凍食品って美味しい
実際そうしている旅館だってある
冷凍庫さえあれば
それもアリだよなーと思う
実際に樽前荘もそうしていた
サトウのごはんも置いておき
外から見える冷凍ストッカー
これでイイじゃないのか!?
ほとんど使わなくなった厨房
そこを開放してしまう??
イヤ 飲食業許可を返すなら
それも今後ひとつの
方法なのかもしれないけど
合宿を取る以上それは出来ない
限られたスペース
限られた財源でできる事って
やっぱり限られてしまう・・
でもさっ
悩んでいても仕方ない
試しに来シーズンやってみればいい
期間限定でもいいじゃないですか
今はレンジだけで調理できる
カレーなんかも登場してるし
やってみてから考えようと
そう思い大浴場を去った
夕食時刻を少し過ぎた頃
すでに会場は
大勢のお客様でごった返していた
どこぞの老人会ご一行様に
迷い込んでしまった様な錯覚だ
あのお爺さんも
この御婆さんも
本当にそれ食べれる量なの?
と目を疑いたくなる様な盛りで
沢山のお皿を手に
自席とを行きかっている
私はそれに動じないふりをして
まずは予め用意されてる
料理から食べるつもりなので
野菜サラダとハイボールを手に
ひとりボッチ飲みをする
一番前の席でもあり
何人もが通りすがりに
私の料理を見ていく
『欲が無いのねぇ』
それとも『質素だねぇ』とでも
思われているのか
その視線に耐えられず
スマホを眺める真似で紛らわす
こんな時ほど
誰か一緒にいて欲しいと思う
そんな時間が続いた
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一夜明けて
翌朝もまずまずの好天
エンジン始動をする前に
先ずは残油量をチェックして
エンジンオイルを補充する
今日も頼むぞ♪と
おまじないも一緒に・・
今日は2ケ所の県道66を
踏破する計画を立てている
朝一番にいわきの福島県道へ
小名浜という地名が出てくる
ここにも原発がある為か
驚くほどの大都会というのか
整備された都市という印象を受けた
原発特需
それはあまり良いコトバでは
ないのかも知れないけれど
当時の住民としては
何となく危険な部分もあるけど
地域が潤う事を選択した
今になって
他所の人間が意見をする事でもない
『原発反対』という人は
電気のない暮らしをしてますか?
極端な話だけど
今となっては間違ってた
判断だったのかも知れないけど
それに変わる発電方法が
今でも無いことのも事実
世の中というのは
そう理屈通りにはいかない事
そういう方が多くあるものです
ランチはホンマちゃんから
わざわざ教えて貰った
デカ盛りで有名な店と決めていた
が しかし
その街道沿いに
「かに」の看板が目に入った
この辺は産地でもないけど
なんで・・?
と頭では分かっている
でも
11時過ぎた頃にも関わらず
自動車が沢山停まっている
それが気になってしまい
Uターンした
でも見るだけです
ちょっとメニューだけ
見たくなっただけです(笑)
心はデカ盛り < カニ
ちょこっとだけ食べれればいいの
今は無性にカニの気持ちです!
でも店を出てから
大津のその店も通ったんだよ
定休日でした (^^;
ホンマちゃん次があれば行くネ
久し振りの太平洋は
台風の影響なのか?波が高かった
それでも空は広かった
そして
いよいよ今回最大の難所
日立有料道路になっている
茨城県道です
トラックや仕事車などで
停車する事もままならぬ道で
ちょいと危険を感じてしまう
正しくはIBARAKIといい
濁らないのが正しく
何を隠そうオートバイでは
初上陸県である
今回はそんな疎遠だった県に
バイク旅で「宿泊」するのも
大きな目標としている
那珂川 北浦 霞ケ浦
関東平野に広がる農地
どこまでも広く
信州に住んでいると
こんなにも広がりがある土地は
今まで見た事が無い
そして
利根川って茨城と千葉県境に
流れてきてたとは知らなかった
皆さんが良く行く
毛無峠やR292は日本の分水嶺で
西側に降った雨は日本海へ
東側に降った雨は太平洋に
流れていくのだ
そして東側は利根川になる
そう教わった記憶があるけれど
その川の行き着く先は
何となく千葉かと思っていた(汗)
こうして実際に目にする
これが大事であり
しっかり記憶されるのでしょう
もう忘れないよ!
ついでに
五浦(いずら)海岸
常陸(ひたち)市
行方(なめがた)市
潮来(いたこ)市
これも変な読みだよね (^^;
本日の宿泊地は
茨城県稲敷市(いなしきし)
何とも印象深い地名になるでしょう
昨夜楽天から予約を入れたんだけど
何でもトレーラーハウスで
チェックインも無人だと言う
立地はパチンコ店の
駐車場の片隅を利用しており
これからはこういうホテルも
絶対ありだと思っている
そんな事もあって
ここに決めたのだった
おそらくこの宿から
ナイスアイデアが浮かぶだろうと・・
つづく
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茨城県大津周辺
激渋 あらいやオートコーナー