そうだ会津に行こう②
ここでの洗髪など
体を洗うなどの行為は
一切禁止されている「大岩風呂」
なので別の湯へ行く必要がある
私はどうしても夕食前に
それらを済ませておきたいのだ
なので覚悟を決め
上がる事にする
背中に視線を感じながらも
自然を装い淡々と・・
温泉のプロとしての自覚を持ち
正しいマナーで上がり支度
体をふき
ケロリン桶を元に戻し
ご婦人方のいる側の
脱衣所へ歩いて行く
歳のわりに?綺麗なマダムの
強い視線が気になったが
軽く会釈をして歩みを進める
衝立まで辿り着き
そそくさと着替えを済ませ
その場を立ち去る事ができた
『なんで男が入っているの!』的な
ああいう空気って
男には耐えられないもので
お互いお目当ての湯なんだから
礼節をもって楽しむ
それで良いのではないでしょうか
気を取り直し
石鹸類が置いてある
別の湯で洗髪を終え
夕食会場へと向かう
平日の温泉旅館なのに
それなりの入り込みがある様子
ソーシャルを保った食事処は
お一人様でも気兼ねなく居られる
そんな作りとなっており
落ち着いて食事を頂けそうだ
テーブルには定番的な料理が並び
懐石風に次々と料理が運ばれてくる
そんなスタイルだった
揚げたての天ぷら
メインは国産牛の蒸し焼き
そして山女の塩焼きと続く
私はハイボールを選び
今宵もボッチ晩酌スタートです
普段は夜お米は口にしないけど
福島県産コシヒカリだというので
〆に軽くひと口分いただき
超が付くほど満腹でございます
温泉旅館って
やっぱり癒されるものです !(^^)!
食後
全てのお風呂に浸かりたく
男女入れ替わった「櫻の湯」に
ゆっくり入ると
湯疲れと走り疲れで
明日のルートを考える事も無く
早々にご就寝するのだった zzz
外は強く風が吹いている様子
同じ場所での朝食を終え
COFFEEサービスを頂きながら
今日のルートを考える
明日は特にやる事も無いので
もう一泊どこかでしようかと
GoogleMapを眺める
「福福亭」に目が止まるが
シャラフを持ってきてないので
今回は諦める事にするが
かといって安宿検索するも
それなりに金額がはるので
素直に帰ろうと決めた
今朝のポンコツ号は機嫌が悪く
中々エンジンが始動しない
すんなりキックで始動させるには
もう少し修業が必要だ
本日のルートは
一旦 会津若松方面に北上し
その後 西へ進路を進め新潟へ
そして日本海側を南下し
暗くなる前に帰宅する
できれば道中幾つかの温泉へ
入れたらと思っている
走り出して小一時間
侘寂温泉のひとつ
芦ノ牧ドライブ温泉¥400
文字通りドライブインと
日帰り温泉施設が併設する
なんとも便利な所である
車中泊の旅だったら
是非お勧めしたいけれど
泉質は湯田中温泉の様で
どーってことない湯だけれど
昭和の香りが残る建物と雰囲気
ディープな雰囲気を体感できる
こういう温泉もアリですね♪
予報通り今日は暑くなりそうだ
Tシャツ&ジャケットで十分
風呂上りという事も重なり
ジャケットの通風用ファスナーを全開にして
バイクに跨ることにした
TV番組で時々話題になる
都道府県の魅力度ランキング
福島県は25⇒33位と順位を下げた
その基準はどういうものなのか?
詳しくは知らないけれど
信州よりずーっと魅力ある県だと
私は常々感じている
温泉 山菜 蕎麦 ワインディング・・
海もあるので海鮮も良い
面積だって北海道 岩手に次ぐ3位
その風土も魅力があって
私達ライダーにとっては
走りやすく楽しいものだ
会津若松の鶴ヶ城も美しく立派だ
福島に無くて
信州にあるものは
唯一アルプスだけだと思う
まぁそんな順位はどうでも
私は福島県が好きなのだ!
磐梯山と安達太良山を正面に見据え
ランチ処を考える
喜多方まで行くも良し
福福亭も捨てがたいが
ブックマークを付けた
「食堂まり」
誰かの紹介だったか
何情報か忘れているのだけれど
まりちゃんに会いに行こう♪
お腹がそれほど空いていないし
元々小食だけれど
売りの「ソースカツ丼」は外せないし
あっさり醤油ラーメンも食べたい
やっぱり一番人気の
ソースカツ丼セット¥1,350
ご飯を半分にて注文する
『足りなかったら言って
ご飯持ってくるので・・』
と満面の笑みで食事を出された
確かにソースカツ丼が美味しい
オーダーが入ってから揚げるので
多少の時間は要すけれど
甘しょっぱい癖になる味付けだ
ただラーメンは薄味なので
完全に負けちゃってるけど
好きな部類のラーメンだった
機会があればまた来ます (*^^*)
まだまだ雪残る飯豊山地?
それを横目に見ながら
新潟県に向け西に走る
R49阿賀野川沿いのこのルートは
道が広く快適ルートだ
平日しかも晴天となり
マイペースで走るには格好の条件
そんな時
バックミラーに写る影が
オートバイだと気が付き
車線の左側まで寄り
右手で『どうぞ』と合図を出す
1台目が抜き際に左手でお礼を示す
気持ちいい瞬間だ!
2台目はそのまま追い越していった
お前はお礼無しかよー(笑)
その先でのこと
どこぞの街中での出来事
後ろにバイクが一台付いた
緑色のメーカーだ
車種はZRXってところだな
信号待ち時間にも
盛んにアクセルをあおり
集合管から爆音を響かせている
県外者イビリかなぁーと
肩身の狭い思いがしてくる
信号が変わり
ノロノロと走り出すポンコツ号の
そのすぐ脇を大爆音で抜いていく緑
1速から2速への
クラッチミートをミスり
フロントが浮き上がり
着地してバランスを崩している
ダサいよ君
しかも会津ナンバーだった
何だよ単にカッコMENだったのね(笑)
ただそんな事も
どうでも良くなってしまうのが
ビンテージバイクの良いところ
もしフクロウ君に跨っていたならば
挑発に乗っていたかも知れないナ
前方に信濃川が見えてきた
私ら信州人からすると
「千曲川」と呼びたいけれど
海へと注ぎ込む場所での呼び名
それが優先されるので
一応 信濃川と呼ぶが
広い幹線道路ではなく
堤防道路的な脇道へと入ってみる
それが何とも快走路だった
良い道見付けちゃいました♪
長岡市に入ると
ガソリンが10円/L安くなった
最後の給油を済ませようと
ENEOSへとバイクを入れる
満タンにして計測する
今度は19㎞/L
どうも計算がバラつくけれど
まぁそんな感じと覚えておこう
23Lほど入るので
満タンで400㎞は走れる
覚えておこうと思うけど
トリップメーターが無い為
何かいいアイテムが必要だな・・
給油を済ませキックをする
2回3回‥ 6回7回…
エンジンが掛からなくなった
カブったのかと思い
バイクを空き地に止め
そのまま放置する事にした
丁度ケツが痛くて辛かった事もある
帰ったらこのシートを
加工しようと決心するのである
ドンキで安く売ってる
例のハニカムシートを上手に加工し
何とか取付けれないだろーか?!
そんな事をのん気に考えながら
30分は休憩しただろうか
でもやっぱりまだ掛からない
仕方がないので
本当はやりたくなかったけど
その場でプラグを抜き
ワイヤーブラシで磨く
特に左エンジン側は
カーボンがしっかり付着し
自分のスロットルワークが
下手だったせいなんだと思った
まだまだ旧タイプを乗りこなすには
時間が掛かりそうだ
因みにOILはまだまだ大丈夫で
気になる不調
スローが利かない原因は
プラグのせいだったのだろう
いずれにせよ
こんなトラブルもあるのが
ビンテージ車にはつきもので
常に時間に余裕をもって
ルート計画をする必要がある
という事ですね!!
実は長岡周辺の侘寂温泉
そのひとつに入りたく
本来向かっていたのだけれど
今回は諦めて
このまま自宅へ帰る事にする
そして今回の旅で
唯一テストしてない事
それは高速道路走行です
どこからでもよかったけれど
西山ICから上に上がり
ポンコツ2度目の高速です(汗)
心地よい速度を保つと
メーターは80㎞/hを指している
当然ビュンビュン抜かれて行く
それでも無理せず
快適速度を決め込み走る
皆さんどこかで
高速を80㎞/hで走ってたら
それ多分私です
優しく労わってくださいネ
しかし今まで
今回程感じた事がなかったけど
高速道路の走行が楽しくないのだ
自宅付近まで乗るつもりが
上越ICで降りる事にした
考えてみると
それはオートバイに依るんでしょう
RTなどのスペックがあれば
安定していて快適だし怖くない
それがコイツだと
感覚がまったく違い
速度というよりバイクが壊れそう
そんな心配をせざるを得ない感じ
ただただ気を使ってしまうのだ
オートバイという乗りものは
その車種にあった速度域
そういうのもがあり
それを間違うと楽しくないのだ!
なので
私はソロが一番しっくりくる
よく見掛ける
様々な車種?様々な排気量で
マスツーリングをする場面
そんな時は
しっかり配慮してあげれる
信頼おけるリーダーが居ると
本当は良いのでしょうね
最近ちょっとデタラメな
ツーリングクラブを見掛けるけど
安全じゃないと
楽しくないものだから
労わってあげて欲しいと願う
新潟から長野へ入ると
気温がグっと下がり
やっぱり信州って寒いのだと実感
しかもスクリーンが無いと
余計にそれを感じるもので
電熱ヒートベストを持ってきて
正解だったと思うのだった
陽がとっくに落ちた頃
やっと自宅に到着できた
1泊2日のツーリング
距離にして600㎞ほど
予定していた距離で
OH後のOIL交換時期となる
まだまだ慣らし運転は続けるけど
今回くらいのツーリングも
十分できる車体に仕上がった事
そしてバイクの旅って
本当に楽しいものだと
再発見できたことが嬉しかった
今回のツーリングを終え思う
RTであれば
サクっと走って来れる距離だけど
「走る楽しさ」というようなモノは
それに代えがたく沢山あり
自然を近く感じられた
多少のダートも平気だし
エンジンの音
メカノイズ
そんな音から異常を感じ取ったり
これはこれで
面白いジャンルを持てた喜びがある
まだまだ修行中ですが
このポンコツバイクを乗りこなせる
そんなライダーになりたい!
そう思うのである
旅を終え
「滝の湯」に浸かりながら
やっぱり山田の湯もイイ
そう思うのだった
そして
これから先のオートバイ人生
どんな構成がいいのだろーか?!
と想いを巡らす
現在バイクは3台所有
ジェベル200は別として
R1250RTとR60/2
2台も必要なのかなぁと・・
いや
必要なんだけど
RTという選択は良いのだろうか?!
装備とかスピードとか
踏破可能距離といった
超快適に移動できるバイクって
自分に合っているのだろうか?
高性能=安全は否定しない
だけど
俺はお金はないけど
時間は工面できる
なら排気量
それはある程度必要で
400ccクラスまで落としたくない
ではなんだ・・??
それは今は言えないけど
やっと乗りたいバイク像が
おぼろげながら見えてきた
そんな1泊2日の旅でした
そうそう最後に
新調したインカムですが
これ結構よかったですよ
バッテリーの持ちが良い点
シンプルで使いやすいSW
直感的に使える操作性
通話機能は不明ですが
もうワンセット買っておこうかな
そう思う商品でした
さてさて
驚くほど早い今年の梅雨入り
バイクいじりには好都合です
走りに行けない時は
バイク磨きに励みましょう(笑)
R66も閑散としてます
広い屋内ガレージを占領し
私も整備とバイク磨き
そしてシートの改良しよーかな
では