2020五島列島ツー②
11月3日(火)
船内放送によって目覚める
多少の疲れがあったのだろう
昨夜はぐっすり眠る事ができた
それにツーリスト(2段ベッド)部屋の
狭いながらあの空間は
なぜか眠るのにしっくりくる
新門司港FT 5:30着 5:50下船
放射冷却なのか肌寒い
気温計は12℃ほどを示している
ここは九州だよなぁと呟きながら
インナーダウンを着込み
「彼」の待つ場所へとバイクを走らせる
九州の高速道路の絵は
ザックリだけど頭に入っているので
標識をみながら走る事にする
新門司ICから九州縦貫自動車道に乗り
鳥栖JCTで長崎自動車道へ移る
残り僅かの距離になり
ある程度時間が読める様になったので
適当なSAで朝食にする
昨日からお米を食べてないので
ごく普通の朝ごはんをオーダーする
お味噌汁が体に沁みる
そしてごはんが美味しい
やっぱり日本人はコレだねぇ~ (^^)
医学生時代に2度
当宿R66にお泊り頂き
今年の春 無事に卒業をして
現在は諫早の病院で研修医となった彼
名前はSato君としておこう
彼とはたった二度の出会いだったけど
妙に印象深くとても気になっていた
2度目の時になりますが
HDではなく長崎からGROMで来たのだ
その事が更に印象深くしたのかも知れないが
私の脳裏に「GROMが長崎にある」
そうインプットされていたので
今回の計画を練る時にメールを送ってみた
『GROMを貸して欲しい』と・・
彼は快く『使ってください』との返答で
『全力でサポートさせて頂きます』と・・
お言葉に甘え
彼の職場でバイクを入替え
五島列島をGROM号で走る計画なのだ
そんな訳で図々しいと思いながら
大切なバイクをお借りする為
指定された病院(職場)へと向かう
当日はお休みなので何時でも大丈夫というが
約束のAM9:30にて現着する
変わらぬ感じで元気そうな姿が嬉しかった
時間的に余裕が有るので
病院近くの河原で束の間の談笑
彼は優しい心の持ち主なので
患者さんに寄り添い信用され
いい医者になるだろーなぁと
我が子の様に嬉しく思えた
最近ゴムボートに小さいエンジンを付け
海釣りを始めたと言ってたが
医療系に従事する方々は
私みたいに大手を振って
県外に遊びに行けないんだろうと
勝手に推測するのだった ( ;∀;)
さてさて
話はまだしたかったのだけれど
フェリーの時間もあるので
本日からの相棒と共に出発
小っちゃい車体&排気量のバイクも
これはこれで楽しいもの
そうはいっても125ccあるので
パワーは十分にあり
交通の流れに併せられる
諫早から長崎港は小一時間程の道のり
港に着く頃には運転にも慣れ
体も馴染んできた (^^)v
島へ渡るフェリーは本数が少ないので
乗り遅れる訳にはいかないが
30分前くらいに
搭乗手続きすれば間に合うでしょう
そこでFT横にある
Sato君おススメ店でランチをする
何でも奥さんはミス〇〇に選出された
かなりの別嬪さんだという
これは行くしかないでしょー
港のテラス席で食べるスタイル
ちょっとオシャレじゃないですかー
こういうのしてみたかったんです !(^^)!
犬を散歩させている人
散策している老夫婦
そして異国情緒あふれる街並み
長崎はいい所である
坂が多いと言われているが
確かにそう思う
斜面に並び建つ住宅
しかしそれがまたいい味を出している
長崎イイじゃないか!!
Photo by web(このカット撮り損ねました)
九州商船フェリー ¥4,260(バイク125cc以下)
長崎 12:25発 ~ 福江 16:20着
この昼の便は奈良尾島を経由する為
1時間程長く乗ることになるが
フェリーが好きな私は全く気にならない
返って綺麗な海
地図では分からなかった小さな島群
この風景を眺めているだけで
心が癒されていく
船が小さい為か波が荒れているのか?
かなり揺れがひどいので
弱い人は船酔いすると思う程だ
彼が話していた
海が荒れれば欠航も有るので注意してと
確かにそれは頭に入れておく必要がある
ライダーなら分ると思うけど
フェリーの旅ってやっぱりいいですよね!
30分ほど昼寝をしただろうか
以外とあっけなく下五島の福江島に到着
日没までの時間が限られている為
真っ先に鬼岳へ行ってみる事にする
阿蘇にある「米塚」とよく似ており
尾根が二つある二子山だ
こっちは歩いて山頂まで登る事ができる
島と言っても意外と大きな事に気が付く
そして思ってた以上に都会である
バイクに跨り走り出してすぐの事
バックミラーが無い事に気が付く
元々飾り程度(失礼)だったので
運転中は目視に頼っていた
その為まったく気づかぬままでした (>_<)
長崎港でフェリーに乗るまでは
確実にあった事はハッキリ覚えている
ではいつだ?!
バイクを固定する時に壊された?
とにかく現地へ行って相談する他ない
その後も時間が許す限り
島を走ってみる
GROM号は小さい
地面と近い
その為なのか見えてくる景色も近い
変な道でも農道でも
どこへも躊躇なく入っていける
間違っても両足を着いてバックできる
また排気量が小さい為なのか
自然・風土に溶け込める
RTの様に全てを制覇している感とは逆で
大地に包まれてる感がある
とにかく自然というものが近く感じる
どことなく懐かしさがあった‥
それは2018年に利尻&礼文島を
カブで行ったあの感じと一緒だ
オートバイって
どんな排気量でも乗り手を楽しませる
そんな魅力を持った乗りものですネ
そろそろお宿に向おうとした頃
小さな港に沈もうとする夕陽が
海面を金色に輝やかせている
ヘルメットのシールドを上げ
暫くバイクに跨ったまま見続ける
思いもよらぬ風景に感動する
こんな西に沈む夕陽って
もう二度と見る事が無いのかも知れない
何となくそう思うのだった
民宿あびる 夕食付き¥7,700
魚が美味しいと聞いていたが
確かにその通りである
ただ美味しいと言うより
新鮮なので歯ごたえが抜群とも言える
出されたメニューは
ウツボの酢漬け
ハガツオの刺身
カワハギの煮つけ
アジのさつま揚げ
お吸い物
満腹満足の夕食になったが
瓶ビール1本だけで顔が赤くなり
結構酔ってしまった
体調でも悪いのか?疲れなのか?
無理はしないでおこうと思った
さて明日はどうする?!
この島に連泊も良いけれど
気持ちは違った
Sato君でさえこっち(下五島)は来た事が無い
『自分は上五島の風景が好き』という言葉
旅人の感ともいうのか
私も同じ意見だ
この島には惹かれるモノが無い気がする
やっぱり上五島へ渡ろう
そうと決まれば先ずは宿探し
どの場所が良いのか分からなかったが
島の北部にゲストハウスをみつけ
WEBで明日の宿をキープした
しかし宿泊地は上五島で決まったが
明日の行動計画をどうする
この福江島をもう少し散策するのか?
向こうで散策する時間に充てるのか?
それによって乗るフェリーの時間が変わる
8:00発 ~ 9:05着
11:45発 ~ 13:25着
この2本しかないのだ
行ってない場所を散策するのか
朝一番のフェリーで渡るのか
それを決めかねている
うーーん
悩むところだ・・
結論が出せぬまま zzz
HONDA GROMオーナー Sato君
長崎港とフェリーからの数枚
福江島到着 問題の証拠写真
左側にしっかりミラーが写っている!
この写真を見るまでフェリー会社を疑っていたけど、ミラー脱落の原因は走行中の振動によるものだったのでしょう… Sato君ごめんなさいm(__)m
鬼岳
民宿あびる