2019北海道ツーリング①

6月22日(土)旅立ち

 

ネマガリタケ祭り2週目

時は6月15日(土)

先週に続き山中奥深くへ立ち入る

過酷な山菜取りをしながら

ふと思った

毎回こうして山に入り

季節ごとの恵みを収穫し

来宿頂くライダーへお出ししている

それは儲けが目的ではなく

「もてなしたい」

「喜んでいただきたい」

ただその思いで続けてきた

買ってきたモノでなく

オーナーが採ってきたモノ

そうじゃなきゃ意味が無いと思っている

 

前々記事にも同じ様な事を書きましたが

今日言いたかった事は

去年はイイ型のモノが採れた場所も

今年はまったく採れなかったりする

山に入れば山菜が採れる事が

当り前じゃなくなっている

これは獣たちとの競争の部分もあるが

大きく言えば地球環境が変化している

温暖化もその一つだと思う

毎年毎年何かが変化するもので

アッタものが無くなり

明日やればいいと思っているうちに

出来なくなる事もある

明日病気になる事もあるだろうし

悔いが残るくらいなら

今行動に移すべきなのではないか!

そんな事を考えながら

ネマガリタケを採ってました‥

 

 

北海道でやり残している事は多く

そのひとつとして

未開の地「離島」

この時期 礼文島は花が綺麗だと聞いている

グダグダ考えずに

やっぱり

今年は北の大地へ行こう

 

6月20日までご予約を頂いているので

先ず覚悟を決める為

翌日の6月21日~7月3日まで

宿のカレンダーを休館にした

『北海道へ行こう~』

それからが前回記事にした準備となり

突貫工事で旅支度をするのであった

 

2日前の夜の事

22日新潟~小樽便(大人+125㏄以下)

ツーリストA 13,870円

行きのフェリーを取る

 

色々思案の結果

新潟港付近の海岸に

軽トラックを置くことにしたが

場所は決めた訳でもない

行ってみて探そう思っている

その時間も考え

自宅を6:30頃に出発

港付近によさげな駐車場発見

注意喚起の看板は無いので

あまりよくない事かもしれないが

しばし置かせて頂く事にした

防犯的な心配はあるものの

一応の対策だけは行い

小雨降る中

真っ赤なハンターカブ君 発進です♪

 

どんよりした曇り空

安全の為にヘッドライト点けた

次の瞬間

一瞬輝きを放ったかと思ったが

バルブが切れたのだろう

元気なく暗いままのカブになった

交換したばかりのバルブだったのに

そして確認するとテールランプも切れてる

幸いにもブレーキライト側は生きている

この旅はツキがないのかも‥

しかしそんな事より

過積載車となり

フロントの接地感が全くない

どうもフラフラとして

まっすぐ走っていない気がする(汗)

 

適当な買い出しを済ませFTへ向かう

シャイなバイカーなのか

皆さん挨拶しても頭を下げる程度だ

見渡しても誰一人と会話をしていない

唯一 真っ赤なモンスターに乗る

ご婦人を取り巻く中年男二人

何か不思議な印象というのか

違和感が残った

 

乗車後 真っ先に風呂で汗を流し

甲板でプシュッとする

火照った体を涼ませながら

やっぱり船っていいもんだなぁ~と

何より「旅に出る」感が増していく

ゆっくり一本飲み終わると

艦内に入り適当な

空いているスペースを見つけ

そこに腰を下ろした

昼下がりから贅沢な晩酌Time

早く酔って寝れるよう

安いウォッカとあたりめが

今夜の友

そして持ってきた一冊の単行本

前方には英字雑誌を読む女

桜の写真が載っているページが見える

 

例のモンスター熟女と男二人が

近くに腰を下ろし談笑を始めた

気になり耳を傾けてしまう

互いの家族構成なんかを話している

友人同士という感じでもなく

SNSで知り合ったバイカーなのか?

いずれにせよ私には関係のない事

と言いつつ

活字がまったく頭に入って来ない

 

チェイサー代わりに

缶酎ハイを買い足し読書を続ける

例の男二人はしきりに

モンスター女を持ち上げる

だめだ

読書どころじゃない

完全に気になり集中できない

おもむろに顔を上げると

英字雑誌の彼女も

30分近く同じ桜のページだ

もしや 貴女もですか?

そうじゃないと思うけど(笑)

様々な人間模様が面白いじゃないか

イイネ! 船の旅

 

昨日はよく寝れなかった事もあり

ベッドでうたた寝をしていると

ミニコンサート開始の案内が入った

晩酌セットと缶酎ハイを追加し

先程とは違う場所に陣取る

演奏者の様子は見えないが

音だけ聞こえれば

いいBGMになるだろう

 

隣には例の三人組の一人が座っていた

暫くすると

懐かしのグループサウンズが流れてきた

男性の歌声が非常に上手い

心地よい気分のところに

もう一人やって来て座る

それから最後に熟女の登場だ

テーブルを囲むように座り

今回は会話するでもなく

地図やらスマホをいじっている

一体三人に何かあったのだろうか?

私が心配する事ではないけど

何か不思議な空気がそこに漂っている

 

出航間もなく

明日の宿「あしたの城」を予約

ルートは特に決めては無いが

海岸線を北上するってことくらい

無理すれば稚内までは走れるが

晴天のオロロンラインを走る為

間際まで天気予報を睨み

宿泊場所をおさえた

 

ぼっちで淡々と飲む酒は

やっぱり酔いが早いものです

いい感じに酔いがまわってます

早いけどそろそろ寝ましょうかね

明日はステキな風が吹くでしょう

そう願い目を閉じた…

 

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