梅雨旅 2024③

6/28(金) 音威子府

少し肌寒く感じる朝です

早起きしてもcoffeeを忘れ手持ち無沙汰

これといってやることも無い

イスに掛けてタバコでも吸ってみる

設営したタープが切妻形式のせいで

真ん中のポールが視界に入り目障りだ

加えて出入りの時も邪魔だった

また一転して今日は風が無いので

これを片流れの形に作り変えてみる

不足するロープは長過ぎるヤツを加工

後方に使いたいポールは落ち枝を流用

そんな事をしていると

いい暇つぶしにもなり沢山の事が学べる


そうこうしているうちに

例の軽トラおやじがここを発った

近過ぎるバイク横のスペースが空き

頑張ってる相棒のメンテナンスを行う

ここは条件がいいので

プラグを磨きOILの補充を行っていると

軽トラおやじと連んでいた若者が

ぶっきらぼうに声を掛けてきた

本人が言うには

何処ぞのライハのヘルパーをしてる等々

聞いてもいない事を話しはじめ

『お漏らししてますね!』

と私の溺愛する相棒を指刺してくる

『そうですね コレ古いので・・』と

作業する手を止めずに返答をする

すると

『私のセロー225も(もっと)古いので

どうしてもオイル漏れをするんだ』

あろうことかそう言うではないか

俺ってそんなに素人っぽく見えるの?

暇なのか?寂しいのか?

その青年は話を投げかけ続け

色々メカについて喋ってくる

私はこういうライダーが一番苦手です

早くどっかへ行ってくれ (*´Д`)


さて

今日の行動予定は稚内方面

北へ行ってみようと思っている

その前に以前から時間が合わず

寄れてないお店へ行く事にする

ドライブイン天塩

念願だった「しじみラーメン」

青森の十三湖

島根の宍道湖とはどう違うのか?

それも楽しみだった

想像通りあっさり系の塩味だけど

自分には塩味がきつく感じたが

懐かしく感じる麺だったのが救いでした

次回があれば

定食か丼ものがいいかもです



体が温まったところで

いよいよオロロンのハイライト部

風車が立ち並ぶアソコです

ふと考えた

オロロン街道を走ったR60というか

BMWミューヘナーって

いったい何台いるのだろうか?

ひょっとして最初の一台だったりして?

まぁそれはないと思いますが

Richo THETAで動画を撮る事にする

オロロン街道とBMW R60/2

曇り空が地の最果て感を演出して

イイ感じに撮れてればいいのですが

何度か挑戦しても360度動画では

どうも容量の関係でエラーになる為

YouTubeの180度動画で

ご覧頂ければ嬉しいのですが

25分間もあるので暇な方限定かな

でも360度レンズなので

指でぐるぐるして頂ければ

前方でも横でも後方でも

どの方向の映像でも観れますよ



さてさて

確か北海道に来る少し前だったか

稚内に砂丘があると知った

今までそんな事聞いたとこも無く

その真意を確かめたかったので

それらしい場所にバイクを止め

歩いてみれば

まあまあの規模の砂丘?

と言えるものを発見

これは驚きとプチ感動ポイントですね

それにしてもどうしてこんな場所に

と思えるのですが

興味のある人は寄ってみては如何


ところで

毎年の様に渡道する中で

年々高騰を続けているウニですが

私の様な庶民には高嶺の花だけど

本物のウニ丼を食べれるとしたら

今はライハをやめてしまった

「漁師の店」がおススメできる!

しかし今日

ウニ丼は早い時間に終了していた

食べたいと考えてる方は

朝8:00から営業しているので

可能な限り早めをおすすめします

今時¥2,500では食べれませんから

それでも

刺身定食¥1,400を頼んでも

一口ではありますがウニが付き

ミョウバンの使わないここのは

やはり美味しく懐かしい

良い店 好い宿

そういう所が無くなりつつあり

寂しく感じる今日この頃ですよ



宗谷岬 宗谷丘陵 白い道・・

今回そっちへは寄らず次を目指す

国立の日本原子力研究開発機構の

幌延にある「ゆめ地創館」
https://www.jaea.go.jp/04/horonobe/yumechisoukan/index.html

放射性廃棄物の処理について

誰もが無料で学べる施設です

入館すると賢そうな方から

館内の説明を受ける事ができて

疑問に思った事も聞く事ができた

現在1週間で3m掘り進めてて

今年の8月には地底深く

深度500mに達するというから驚きだ

事前に電話予約をすれば

そんな地下見学もできるというので

問合せてみてはいかがだろうか!


お隣にトナカイ牧場があったので

実物を見てみることにする

まだ青年?くらいの大きさだろうか

思ってたより小ぶりな体格でしたが

角はホント立派で

よく見るイラストは誇張ではく

バランス的にはあんな感じですね


時間に急かされることも無く

今日はゆっくりと回れたので

ベースCAMPへ戻りましょう

途中食材を買う為に寄った店先

ポンコツ号のサイドスタンドが

遂に重さに耐えきれず壊れた (>_<)

無理をさせ過ぎた私が悪いけれど

やっぱりサイドが使えないバイクって

都合が悪いものですね


サイトに戻ってみるとガラーンと

誰一人いないキャンプ場になっていた

ゼロはゼロで寂しい様な怖い様な

そんな心細く感じていたところへ

父子が登場したではないか

言わば男同士の男子キャンプだな

荷物の運搬&設営する姿や会話が

ほのぼのとして微笑ましく思えた


私は子供たちにこういう事を

してあげれなかった

戻れるなら

息子とキャンプしたかったなぁ


さて

今日はホント穏やかな天気で

風も強く吹いていないので

焚き火日和だ

ところが昨日拾っておいた木は

生木なので中々火が続かない

でもその世話で時間が過ぎる

これもまたいいのである

しかし困ったよ

道北に居てももう行く所がない

移動するか?

留まるべきか?

それを考えながら火を見つめた

それにしても今夜は星が綺麗だ




6/29(土) 音威子府

天幕内が暑くなり目が覚めた

外は雲ひとつない快晴だ

後押しされるように

ここを発つことにした

行き先は北見?か網走?

行先は走りながら決めればいいが

タープのお陰でテントは乾いてて

撤収が随分と楽なのだ


昨日空き地だったはずの場所に

小さなテントが立っていた

様子からチャリダーだと感じ取った

話を聞けば

会社を辞め自転車旅の最中だという

昨日稚内からここまでの距離を

向かい風が強くて思う様に進まず

後悔しきりで涙もんで夜到着したと話す

確かにバイクで走っていても

ひどく煽られる様な南風だった

でも

こういう時間を使い旅に出る

若者がいることが少しうれしかった


スマホを取出しルートを探す

そうそう

今回のアイテムを紹介しておきます


iPhoneXs が普通使いのメイン機

そしてもう一台

iPhone7 はSIMカード無しのスマホで

カーナビ代わりのサブ機で使っている

この7にGoogleMapの地図を

オフラインデータで仕込んである

キャッシュで動作させるのと違い

こうするとリルートも可能になり

アカウント共有でブックマークも

Xs同様に表示されるので

雨水や振動で故障した時の保険になる

ただ最近登録したブックマークは

一度ネットに繋ぐ迄は非表示です

また理由は分かりませんが

「この先右折」の表示が

「Turn right」と英文になる時がある

まぁそれは大したことないので

十分活用できると思いますよ



士別市

剣淵の屯田兵屋

明治時代の屯田兵制度最後の駐屯地

その再現小屋をみた後

駅前旅館(食堂)へ向かう

お目当てはラーメン&カレーセット

ラーメンは旭川の正統派醤油

カレーはホロホロ角煮がのるのが名物

多くのお客様がこのセットを頼んでいた

満腹にはなったは良いんだけど

私 どちらかというと

カレーは辛口が好きなんですよね



それにしても今日は暑い

石北峠に続く上り坂

徐々にパワーが落ちてきた

ポンコツ号が苦しそうなので

以前の反省を生かして

木陰で休憩を入れる事にする

恐らくこれをしないで

無理をさせ続けるとダメになる

そんな事もあり

コイツとはソロツーがいいんですよ


スマホからの情報だと

下界の暑さは35℃予報と

半端なく上昇するといっている

日々の気温差は旅人には堪えます


さて

ボチボチ目的地を決めないといかん

頭に浮かんでいるのは

網走湖の呼人浦キャンプ場だ

でも網走まで行けるけれど

どうも明後日は一日中雨予報なのだ

ここは無理をして

足を延ばすのは得策ではないと考え

思い出の地

留辺蘂に幕を張る事に決めた

そうと決まれば

寄りたい場所がある

「北の大地水族館」へ立ち寄る

幻の魚と言われているイトウ

それが泳いでいるのが見れる

また渓流に生息する川魚達の生態を

手に取る様にガラス越しに見学できる

旭川動物園の魚版ですね

ここは来る価値アリですよ



八方台森林公園キャンプ場¥330

15年ほど前の事

リフト一本のこの小さなスキー場へ

信州から選手20人ほど引連れ

一週間ほどスキー合宿をした地

当時は長野県でも指折りの

有望選手が居た事で力を入れてた


それはそうと駐車場が柔い砂利地で

オートバイのセンタースタンドが

まったく安定しないのが困る


私以外は全てファミリーキャンパー

そうか!今日は土曜日だった(^^;

それでも居心地は悪くない

サクッと設営を行ったけれど

一泊の可能性が高いので

タープは張らないでおこうと思う


2日ぶりの風呂は

泉質が良く鄙びた「ポン湯」

アルカリ泉のホンモノの温泉だ

せっかくお金を出すなら

やっぱりこういう本物の温泉ですね

そして久しぶりのウォシュレット

石器時代から生還をしたかの様な

この快適性と安堵感って幸せな事です

つづく



iPhoneで撮影



オロロンライン

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