ヘリの出動を要請します!
2月7日(土)お昼少し前の11時頃
タコチツアーコースにて怪我人が出ていると一報が入る
お一人でヤマボクにいらした様で 通行人が連絡をくれた
スキー学校スタッフ2名 パトロール1名にて救出に向かい
ドクターヘリにより病院へ搬送する大がかりな事故となってしまった
怪我をされた方には 本当にお気の毒としかいいようがない
詳細を時系列にすると・・・
9:30 単独(ガイドなし)にてタコチツアーコースに入る
10:00 事故発生(コース脇の木の陰 携帯電波が通じない場所)
10:45 たまたま通り掛かった方が発見
11:00 携帯電話の通話が可能な場所へ移動
11:05 パトロールへ通報 「コース途中で動けないボーダーが居る」
11:15 状況確認の為 スクールスタッフがモービルにて急行
12:00 怪我人を発見 重症と判断し応援要請(アキヤボート手配)
12:01 119通報 ドクターヘリ出動要請
12:20 パトロールも合流 救出作業(気絶しそうな勢いで悲鳴をあげている)
12:40 搬送開始(振動で痛がるため 極低速にて搬送)
13:30 山田温泉キッズスキー場到着
13:35 ドクターヘリにて搬送
信州ドクターヘリのブログ
http://www.shinshu-doctorheli.jp/blog/5224.html
タコチツアーコースとは 山田牧場から山田温泉へと通じる林道を使い
途中途中にショートカットコースが配置された 全長13kmに及ぶバックカントリコースです
目印となる建物等は無い山中で 携帯電波は基本的に届かないエリア
ガイド付きも選べるが 協力金500円等払えばフリーでも入れる
今回の事例から学べる事は
やっぱり単独行動はリスクが高く 事故発生からヘリによる救出まで
3時間半ほど経過し 現場の雪の上で 激痛のなか2時間独りで耐えていた
声も出せない程の痛みにより 人も呼べなく発見も遅れ
たまたま通りかかったスキーヤーからの通報・情報も乏しく
本来はもっと迅速な救助ができたとこと思う
当の怪我をされた方は 流行の「手持ち棒カメラ」で撮影中に
立ち木に激突し骨盤粉砕骨折に至ってしまった
楽しいレジャーが一転 仕事にも影響がでてしまう大事故にあわれ
安くはない救出費用が請求になるであろう
そして ご家族にも迷惑がかかり 自動車を引き取りにみえた
我々としては早い回復を願う事しかできないのだが・・・