旅は情け 人はこころ

宿のOPENから5年目のシーズン

数多くのファンに支えられ やっと軌道にのる事が出来ました

 

顔馴染のライダーさんも増え 毎年会える事が楽しみになった

当ライハは ソロで訪れるライダーさんが多い

一人でも安心して フラっと来やすい そんな雰囲気があるのかも知れない

そして また善い人が集まってくるんだよねー

律儀に『無事帰宅しました』

『お世話になりました。ありがとうございました』 とお礼までくれる

ありがたい 感謝感謝です

 

 

 

本人の許可をいただいたので あるライダーさんのメールを紹介します

 

時は昨年夏 お盆の頃

本州は随分旅をしてきた一人のライダー

今年は北の大地へ向かうという

乗船前日 当ライハに1泊し明日早朝 新潟港から小樽へ上陸予定

居合わせた旅友とともに 北海道情報ばかり飛び交う夜だった

しかし あいにく道内の天気は 雨予報が続いていた

最悪一日も晴れる日が無いかもしれない・・・

晴天は期待できない そんな天気まわりだった

 

 

数日後 彼からのメールが届く

 『木下です、お世話になっております。

  小林さんの所に寄りたかったのですが、仕事が入ってしまったため、

  また時間があるときに改めてお伺いします。

 

  はじめての北海道は、毎日雨に打たれ、

  初日に立ちゴケしてウィンカー折れて、

  二日後にマフラーで結構な火傷をして、

  漁師の店てチェーンメンテ中にスプロケとチェーンに親指を挟まれて爪を割り、

  最終日の今日は有り得ないくらいの豪雨でタイヤ半分くらいが水没し、

  踏んだり蹴ったりな感じの北海道ツーリングでした。

 

  もう2度と来ない!って思いそう だったのですが、

  3日くらい共にした漁師の店で会った大学生の野郎二人と、

  エサヌカ線や民宿で、大はしゃぎして

  写真を撮りあっていたことを思い出すと、

  涙が止まらなくなりました。

 

  フェリーに乗る前の買い出しに寄ったセイコーマートで既に泣いてしまい、

  フェリー乗り場に着くまでずっと泣いてしまいました。

 

  美味しいご飯でもなく、良い景色でもなく、

  広大な大自然でもなく、最も心に残ったのが人との出逢いでした。

  

  色々とありましたが、本当に楽しいツーリングでした。

  世の中、色々なライダーがいるんですね。

  次は晴れているときに行きたいものです。

  それでは、また!』

 

私が初めて北海道を旅した時に感じた その当時の想い そのままだ

積丹ブルーと白い灯台

果てしなく広がる草原

真っ直ぐな道の先に沈む夕陽

あまりの感動で 訳もなく涙がこぼれた

 

人間のちっぽけさを感じ 雄大な大地から勇気をもらい

素朴な人柄 人の優しさに触れ 我が身を省み

俗っぽさには虚無感を感じ

もっとデカイ人間になろうと 心新たにしたモンだったなぁ

 

 

 

 
20,000km点検の為 ディーラーでひと冬越す冒険号

バッテリー充電など 手をかけてやれなく寂しい冬だ

 

雪解け

車検切れ間近の冒険号(友人)で向かい 帰りは冒険号(自分)で帰ってくる

手筈は完璧だけど 春はまだ遠ーい

 

 

バイクバカは困った性分

こんな寒い日が続いていても もう旅の準備をすすめ

今年の計画に余念がない

 

 

やっぱり今年も北の大地を目指すことだろう

時期は梅雨の終わる7月初旬

ライハ(ライダーハウス)を長く空ける事ができないので1週間程度

今年のテーマは「観光客になる」

旭山動物園 知床岬クルーズ 釧路湿原カヌー川くだり

走り廻ることばかりしていた北海道を

別のアプローチで楽しみたいと思っている

 

 

北海道に渡るライダーは 年々減少しているらしい

そもそも30~40代はバイクから降りている人が多く

ライダー人口じたい減少傾向だ

ただ 20代のバイク乗りが増えている様に感じる

BIGスクータではなく オートバイに乗り出している事はうれしい

 

 

今年も多くのライダーが誕生する事を切に願い

ひとりでも多く 北海道デビューして欲しい

人生観変わるよー あそこは・・・

 

心が病んでしまいそうな方も そうでない方も

北の大地は平等に 私たちを迎えてくれますよ!

 

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