そんな事まで説明するの・・

先日ニュースに取り上げられた コピー機の話題

現在ではコピー機能に加え プリンター・FAX・スキャナーが一緒になった

複合機というカタチで世に出回っている

登場して もう10数年は経つだろうか

 

日本経済新聞〈web刊〉 11月23日(土)より抜粋

『複合機の情報、ネットで閲覧可能に 東大など』
複数の大学でコピーやスキャナー、ファクスなどの機能を備える複合機で読み取った情報が、インターネット上で誰でも閲覧できる状態になっていたことが7日、分かった。セキュリティー対策が不十分だった可能性があり、メーカーが注意を呼びかけている。
東京大医科学研究所では、少なくとも2台の複合機で読み込んだ情報がネット上に流出。付属病院の看護師が回答した血友病の看護に関するアンケートと、研修の受講証12人分などが閲覧できた可能性がある。同研究所は閲覧できないよう複合機の設定を変更した。
琉球大では2013年1~2月の期末試験を受けた学生95人の答案用紙が閲覧可能だった。名前や解答内容、点数などが記載されていたという。
複合機はコピーやスキャンした文書を保存し、メールで送るなどネットに接続できる機能があるため、内部に蓄積された情報が外部から閲覧される恐れがある。ネットワークを保護し無断侵入を防ぐファイアウオールを設定すれば外部からデータは見られなくなる。
業界団体によると、12年の複合機の国内出荷数は約56万台。リコーは、すでに複合機を設置している顧客に対し、ファイアウオールの設定やID、パスワードを変更するよう注意喚起している。富士ゼロックスは、管理者がIDやパスワードを変更したり、認証を制限したりするなどの措置を呼びかけている。
経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の担当者は「企業や団体は複合機をIT機器ではなく、ボールペンと同じく事務機器として認識することが多く、情報セキュリティー対策の意識が低い」と指摘する。

RICOHホームページ 【複合機を安全にご利用いただくために】
http://www.ricoh.co.jp/about/security/products/mfp/countermeasure/setting.html

 

起業する前 私はこのRICOHの販売会社に勤めていたのです

中途入社した時は長野リコーといい リコー販売となり

退社して間もなくリコージャパンと社名が変わった

学歴は高卒 しかも40歳前の人間をよく採用してくれたもんだと感心する

当時は社員募集はしておらず 勝手に履歴書と職務経歴書を送りつけたのだ

 

 

私達世代が社会人になった時 時代はバブル期

高卒でも色んな会社を選べたものだ

 

私は学校推薦を頂き 大手メーカーへ就職するはずだった

技能職と技術職のうち 後者の希望(推薦)が叶った私は

面接で小生意気な返答をしてしまう

「一日中、毎日、ラインで同じ作業ができますか?」

「性格的に、単純作業は向いていないと思います。

 私の希望は、設計など、考えてモノ作りをする部署が希望です」と

 

この一言から社会人人生がスタートした

結果は当然不採用

学校ではちょっとした騒動になった

学校推薦者が落とされるって事は よほどの失態があったからだと思われた為だ

 

紆余曲折があり 違う会社の工場勤務から働き始め

25歳を前にスキーで天下をとろうと一念発起 フリーター時代に入る

数年後 清洲会議の末 再び会社勤めをするようになった

40歳を前に『 俺は社長になる 』という思いが強くなり

それにはまず

沢山の社長(経営者)さんと 仕事を通じて接する事ができる

そんな会社を探した末 リコーに辿り着いた訳だ

なのでRICOHという企業には恩もあり今でも好きだ

 

今回の騒動でR社内は顧客対応などで 忙しい日々を送っていることだろう

ファイト! リコーマン

 

でもチョッと考えてみてください

コピーだってFAXだってさぁ 一枚読ませるだけで何枚も・・ 数ヶ所へ送信できるよね

雛形も本体の中に蓄積できるし スキャナー機能に至っては超便利になった

オフィスの中心的存在で 欠かす事ができない商品のひとつ

こういった機構を支えているのは イメージデータをどこかに保存しておくからだよね!

毎月のカウンターだったり故障の信号も ネット回線等でコールセンターに自動で届く

トナーが終ったら予備のトナーを自動配送する仕組みだってとっても便利

便利 = 安全 ではない

便利さ = ハイリスクが伴う訳で・・・

 

メーカー側は決して言えない事だけど

『 使う側にだって問題があるんじゃないの?!』

 

もっと自分達の財産に関心と責任を持とうよ

例えば自分の携帯電話を友人に譲ろうとした場合どうする?

その中には電話帳やスケジュール 写真なんかが入っている

それらを削除してから渡すよね

重要なのは危機管理意識や 自分の・・と思うことで

仕事上で取り扱う紙やデータは自分の・・と思えば態度がかわりませんか?

本来は逆で 他人のモノほど大切にしないといけないのだけれど。。

 

 

以前働いていたサービスセンターでの笑い話

「洗濯機が壊れた 動きが何だかおかしい」のだという内容

修理するよりも新しい洗濯機を買った方がいい状態

お客様に問い合わせると タコを洗う為に使用していたのだと言う

タコだよタコ 海に居る8本足のあのタコです

取扱い説明書には「タコを洗わないで下さい」とは明記していない

裁判になればメーカー側は負けるのかも知れない

 

常識的に飲み物ではない商品に「飲んではいけません」と明記するようになって久しいが

そんな商品・製品の《使用上の注意》を そういった角度から読むと笑える

 

 

時は間もなくスキーの季節

毎年スキー修学旅行の学生さんのレッスンをさせて頂いている

数年ほど前 スキー連盟からスクール宛に通達がきた

  1. 指導の最初に危険回避の方法(転び方)を説明する事

  2. 生徒のビィンディング調整はレンタル屋さんにお願いする事など

インストラクターが訴えられ 裁判になった事例の反省からだ

何か責任逃れのような気がする

 

ビィンディングの調整はアルバイトのレンタル屋さんより

我々の方が はるかに知識を持ち且つ体格に見合った設定ができるのに手を出せない

「中学生なので数値は4で大丈夫です」と平気で言い切る奴らに・・・

違うでしょー

弱い設定が安全だと思っている その考えに呆れてしまう

「体重や筋力に見合った調整が必要ですよね」

「メーカーの説明書を読んだ事ありますか? そうしっかり明記されてますよ」

ここまで説明してあげないと理解できないようだ

 

面倒くさい世の中になったもんだ

 

2年目を迎えたペレットストーブに銀杏 そして芋焼酎

たまらないねー

 

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