冬の準備
雪が降る前に必ず行う
温泉の本管の弛み修正工事
これをやっておかないと
温泉用語でいうところの
「息つぐ」症状になる
ちょっと説明をすると
送湯管が上下に蛇行する事で
本管内に空気が溜まり
エアーロックという症状により
湯が止まったり
一気に出たりを繰り返すのだ
でもなぜ
送湯管が蛇行するのでしょうか?
部材的にはとても丈夫なんだけど
問題は外気温との温度差により
この管が伸び縮むすることで
行き場のなくなった管が
カーブで伸び膨らんだり
これから寒くなる時期だと
縮まることで盛り上がったりと
そんなことが起こるんですよね
山田温泉は80℃の源泉が通っている
なので管の温度が数℃変化すれば
1m×数ミリ伸び縮みする
この合計値分だけ
全体が変化しちゃうんだよ
なので
必ずこういった修正作業は
季節の変わる度に必要になる
これが湯守の仕事だ

しかし最近になって
某所からそんな危険な
作業を依頼はしていないと言い
報告だけして頂ければいいんだと
そう取り決めがあった為に
我々湯守は指をくわえ
報告だけして業者の作業を待つ
そんな価値のない立場になっている
『ココとココを補修すれば・・』
かなり改善すると分かっていても
手を加える事ができず
その指示に従っている
なにか釈然としないことにも
最近は波風立てず
立ち振る舞えるようになった
オトナのオーナーでございます
まぁそんな事もあり
この冬はそれなりに安定して
あっちい温泉に入れる事でしょう
年明け1/10~12は
冬のオフイベント「新年会」です
暖房費などの協力金として
プラス¥500を頂きますが
スキー&ボードするもよし
宿に引き籠り湯治するもよし
夜は「どんど焼き」しながら
再会を楽しみにしてますので
多くのご参加をお待ちしてます
バイクから板に乗り換えて
ゲレンデを滑走しましょう

