2025梅雨旅②
7/3(木)
仕出しも営む「まごころ荘」は
それほど馬鹿にできない
ごく普通の朝食が用意され
特に白米が美味しかった♪

さて
身支度を整えパッキングするも
実は今日のお宿が決まらず
出発しかねていた
仮に気になってる宿が取れれば
少し戻り男鹿半島を廻りたいが
リスクを避け内陸部に向け
東へ進路を取る事にした
google先生とにらめっこして
あれこれ考える時間も無く
秋田犬を巡るコースに決めた
それにしてもです
今日は朝から蒸し暑い
道中の温度計は30℃を表示し
我慢大会の一日になりそうだ
夜のニュースで知ったけど
弘前市が今日の一等賞で
34.9℃を記録したようで
目眩がするほど
ホント切ない猛暑だった
10:00 秋田県大館市
立派な民家の玄関先にある
「忠犬ハチ公 生誕の地」

からの
「秋田犬の里」へも行ってみる
今のチワワも良いけれど
本当は日本の犬がいいと思ってて
でも実際にはエサ問題やらで
難しさはある
そんな時だった
気になる宿とやっと連絡が取れ
ルートを急いで組み直す
そうと決まれば温泉も変わる
またこの時期は
幾つも温泉のハシゴは遠慮したいので
数多くある温泉地の中から
今回は古遠部温泉をチョイス
11:30 青森県平川市
ここは湯量豊富な源泉なので
浴槽からは常にオーバーフローされ
そんな様からいつの間にか
『トド寝の極み』と呼ばれる
古遠部温泉¥400(日帰り)
残念ながら今回は
「ババヘラアイス」は発見できず
青森県へと入ってしまったが
まぁそれはその時の運なので
今は貸切状態を心行くまで
トド寝を堪能しようではないか!!


風呂上がり
汗こそ止まらないけれど
体感自体はそれ程でもなく
また 走れる元気が戻った
現在引き継がれた
若いオーナーと雑談後は
I Loveトド寝 Tシャツを買わせて頂く
その後は30分に1回の
休憩と水分補給で岩木山を目指す
さばいしドライブイン
名物は「冷やしラーメン」
暑さで減退してた食欲は何処へやら
生姜焼きのセットを注文する
人生初の冷やしラーメンは
記憶に残る一杯になった
さてさて
宿へ向かうとする
弘前市から鯵ヶ沢まで続く
やまなみロード(広域農道)は
岩木山の上を走る快走路で
北海道留寿都周辺とよく似ている
ただそっちは
羊蹄山を見ながらだけど
こっちは岩木山
山の形と田舎の原風景の中を
駆け抜ける様は重なるのだった
青森・秋田県には未だ知らぬ
快走路が沢山あるのだと感じる
16:00 青森県深浦町
バイクライダー休憩所
RH深浦 ¥1,000
元々は仲間内で使ってた場所を
解放させた様ですが
魅力は屋上テラスからの眺め
海に沈む夕陽は
旅の疲れを癒すには十分過ぎる
贅沢な時間をくれた
そして何より
人の好さが表情にでている
心優しいオーナーと銀二(犬)
とても素晴らしいライハだ
7/4(金)
5:00 目覚める
TVでは終日雨予報だと言うので
バイクで5分のコンビニへ行き
引きこもる準備を万全にする
まだ降ってこないうちに
相棒の点検整備を済ませ
ゴロゴロまったりTime
落書き帳に目を通せば
うちにも来た事があるお名前を
幾つか発見することができた
皆さん知ってるんですねー




その後
単行本を読んだり
今回の旅の記録を書いたりと
体もバイクも完全休養をする
また
ライダーハウスの在り方について
考えるきっかけを頂いたので
我が宿と今日までお世話になった宿
そしてココ
ひょっとしたらライハの原点が
この深浦にある様に思ったけれど
これをそのまま
うちにできるかと言えば?
置かれているものが違うので
理想と現実は違ってくる
それでも何か
ヒントみたいなものを感じとれた
外へ出ることで得る
「気づき」は大切だと再確認できた
ー 備忘録として記す ー
BMW R60/2
OIL消費:1,000kmで600cc減る
これが正常なのかは
知識がないので分からないけど
そういうもんだと思う事にする
ただ
旅先で立ち止まる余裕
それはこの相棒が教えてくれた
今の私の旅の姿なので
これはこれで楽しい♫
7/5(土)
今朝もテーブルに朝食がある
素朴だけれど心に染み入る味で
ライダーへの気遣いを感じる
津軽弁のおやっさんが話すことは
多少分からない事もあるけれど
雰囲気で何となく会話を成立させ
余裕を持って青森FTへ向け発つ
こういうお国言葉は
独特のイントネーションと語尾
それが遠くへ来た旅情と相まって
私は好きなのだ
「津軽」いい所だ!
天気予報では明け方前には
雨が上がる予定だったが
7:00になっても
小雨がぱらついてる為
カッパを着込むことにする
何度も言うけど
私は雨のツーリングは
それ程嫌いじゃないんです
仮に30℃の暑い日と
雨天の22℃なら
10倍こっちがの方が嬉しい
雨雲レーダーによると
北側ほど雨が強そうなので
一昨日走ったR101を使わず
岩木山の南側を走るルートを選択
今日も左側に岩木山が見えてるはずが
生憎の天気なので雲に隠れている
ルート上には以前寄れなく
ずーっと気になっていた温泉
岳温泉がある
そして有難いことに
田澤旅館の日帰り入浴は
朝の7:00からやっている
走るスピードと時間が許せば
ぜひ寄ってみたいところ
幸運にも交通量も少なく
ポンコツ号は至って快調なので
目論見どおり
2日ぶりの入浴をすることにする
写真で見た通り
薄青に塗られた浴槽内が
温泉水を上手に引き立てている
浸かってみると
白い粒子が無数に存在し
おヘソ辺りから下は見えない
そこは万座温泉と似ているが
硫黄臭は感じられない
それは酸性度成分の
高さに依るものなのか?
それはハッキリ分からないけれど
奥側の浴槽に移り
滝にうたれようとした時
しぶきが目に入り
手で顔を拭ってしまい
更に目がしみたのだった
室内を見渡せば
あるはずの壁が一部無い
そうなんです
奥の浴槽で男女がこんにちする
そんな作りとなっていた
元々はすべて混浴だったのだろう
東北アルアルですね (^^;

おそらく今日は風呂が無い
それを考えて
全身綺麗さっぱりする事が出来た
これも半分坊主にした成果だ
10:40 青森県青森市
2社が隣接する青森FT到着
青函フェリー 7便
11:35の出航に間に合い
申込書を記入して窓口へ行けば
バイクは満車で受けれないという
隣の津軽海峡フェリーなら
空きがあると思うので
そちらへ行ってみたらと
そうアドバイスをされる
この時期なのに
満車とはちょっと予想外だ
電話で問い合わせると
13便14:20なら空席がある
そう確認できたので
ランチをいただく事にする
ググった食堂が臨時休業だったので
サービスランチと旗がある
住宅街の寿司屋へ入ってみる
それは¥1,100の握りorちらしの選択で
迷わずにぎり寿司を注文する
可もなく不可もなく
普通に美味しい食事ができた
ターミナルへ戻り乗船手続きをすれば
朝の天気は何処へやら
カンカンと照りつける太陽が
綺麗になった体を汗ばませる
ここから函館港までは4時間弱
いよいよ北海道です


18:30 HakoBA函館 到着
2泊素泊り¥9,360
バイク駐車料¥1,000
今宵はちょっと奮発して
赤レンガ倉庫群近くの
三つ星ホテル?を2泊取っている
バイクが置けるのが決め手で
島へ渡る為の時間稼ぎでもあるけど
久しぶりの道南 函館を楽しもう
ドミトリー形式なので
多国籍のツーリスト達男女が
荷物をあちらこちらに広げており
カオスな感じになっている
日本人ならまずしない
パンツまで干す始末だ
どんなヤツかと気になってると
アジア系の小柄な少女?だ
日本人なら小学6年生程度に見えるが
20代なんだろーが
よく見るとあちらこちらに
下着類を干している
どうもバックパッカーの宿として
かなり認知されているホテルだった
さて
夜の倉庫街をふらつき
良さげな店を探してはみるが
一人旅の男が入り易やすそうなのは無く
逆側のブロックへ行ってみるが
気軽に入れて
懐にも優しい店は見つけられず
焼き鳥屋に落ち着く事にした
そのカウンター席の隣は
フランスからのツーリスト
お互い変な英語と日本語で
会話するものの
内容的にはわずかなもので
カンパイとgood job
そんな単語で笑いあった
楽しいひと時になった

まだ呑み足りないけれど
節約する為に
ホテルの屋上テラスでボッチ飲み
函館の夜景がいいツマミになった
ここのロケーションは最高だ♫
つづく
秋田犬の里




青森県 古遠部温泉




さばいしドライブイン


青森県深浦 ライダーハウス深浦










青森県岳温泉 田澤旅館



青森港FT その他





北海道函館市 HakoBA函館







