2024 乗り納めツー⑧
〔福岡県北九州市〕
楽しかった2024シーズンの
乗り納めツーも終盤を迎える
今年は一年前から決まってた
オフミーティングの
R66オープン15周年を記念し
現地集合・現地解散という
無謀ともいえるイベントを
計画してみました
蓋を開けてみれば
旅慣れたベテランライダーが多い
うちのメンバーさん達は
帰路 山陰エリアを回りながら
自走で帰る者
四国を経由して帰る者
今週一週間休暇を取り
気ままに寄り道して帰る者
仕事の関係で
サッと飛行機で帰る者
ホント皆さんの行動力と計画性には
とても刺激を受けました
そして何より
うちなんかのイベントに
貴重な時間を割いていただき
自分のお金を使い
集まってくれたその気持ちが
本当にうれしかったです
また
どうしても仕事の都合で参加できなく
後日BONDSさんへ行かれた方など
66に寄せる多くの皆さんの熱い思いが
しっかり伝わってきました
それはひとえにオーナーの私の
素晴らしい人格と
人柄によるものなのでしょう
まぁそれは冗談ですが
仲間意識というのでしょうか
皆それぞれが
他のだれかを認めていて
仕事以外のこの出会いを
永く大切にしたいと思うことが
今の66を支えているのだと思う
本当に感謝するばかりです
特に福島県から参加されたお二人
遠路本当にお疲れ様でした
初 九州とお聞きしましたが
日頃の行いの悪さなのでしょう
雨と風と寒さに好かれ
山陰エリア~北陸の間は
何ひとつ楽しくなかったのでしょう
でもその忍耐力とツキの無さは
さすがでした (^^;
ゆっくり静養してくださいね
でもインスタで観てましたが
よく頑張ったと思いますよ!
立派だと思います
間違いなく今回のチャンピオンです
さて
フェリーというのは旅情感が出る
だけれど
行きと帰りでどうしてこんなにも
感情が逆転するのでしょうね?!
御多分に漏れず
今回も感傷的な旅人ごころです
しかし今回ばかりは
『楽しかったなぁー』と思える
その気持ちの方が格段に勝っていた
それはご存じの通り
ツーリングが終了する危機を
周りの協力により乗り越えたこと
そんな事も含めて達成感というか
やり切った感が強い旅になった
甲板からベッドに戻り
もう一度所持金の確認と
荷物の分別を行いながら考える
寝て起きれば大阪港だ
感傷にひたってばかりいられない
今の俺は問題山積なのだ
まず足が痛い (-_-メ)
もうひとつは道中の気温と道のり
そしてポンコツ号の不安
そんな不安要素を抱えながら
明日早朝 大都会を走らねばならない
時にどこかで一泊する事も
頭に入れておこうと思っている
そんな心配をしていたはずが
一瞬で眠りに落ちてしまった
11/9(土)
起きてすぐ天気予報を確認する
道中雨に降られる様子はない
でも悩んでいた
それは気温だ
北陸道周りor中央道側を比較する
どうも海沿いの方が寒いと
予報ではいっているけれど
その判断は今はせずに
とりあえず京都を目指し走り出す
素直にナビの指示に従い
阪神高速11号 池田線?を
たぶん走ったと記憶しているが
その道すがら
様々な出来事があった
例えば
並走する自動車の窓を全開にして
BMW R60/2(ポンコツ号)に向かって
満面の笑みでgood jobをする
陽気な職人さんと遭遇したり
SAで通勤途中のサラリーマンが
『これは69ですか?』と話しかけ
毎日ここでバイクを見るのが好きで
わざわざ高速道路を使うという
物好きな人が居たりと
やっぱり関西人は面白すぎる
が、しかし
一歩間違えば
間違わずも死にかけました
その時の状況はこう・・
合流車線も入れると4車線道路上
私は2番目の車線(真ん中)を
車の流れに沿い普通に走っていた
ところが次の瞬間
左側の大型トラックが私を無視して
車線変更をかけてきた
その時私はトラックの運転席後方付近
私は驚き接触を回避する為に
やむを得ず隣車線(追い越し車線)へ
はみ出される格好になった
しかしタイミング悪く
そこを走ってきたのは白いハイエース
彼は驚いただろうが最適な判断で
少し右側にスペースを譲ってくれた
状況は高速道路の高速走行中に
追い越し車線の中にポンコツ号と
白のハイエース2台が並走する様な格好だ
私はどちらにも接触しないよう
ゆっくり速度を落とし
そのハイエースの後ろまで後退できた
彼のとっさの判断が無ければ
引き殺されていたかもしれない
パワーのあるバイクに乗ってたなら
瞬時に加速してしまえば
こういった状況とは違うけれど
馬力のないバイクに乗ってると
少なからず
こういったケースに遭遇する事がある
今回は間一髪で回避できたけれど
もしもの場合の証拠として
似合わないかも知れないが
ドライブレコーダーを付けようと
思わずにいられない出来事でした
そもそもトラックドライバーは
時に運転が荒いかも知れないけど
テクニックを持っている人が多いはず
だけど勝手な想像だけど
人材不足になり
運転が下手なヤツも沢山走る
そんな時代になったのかも知れませんね
皆さんも気を付けてください
そんな事もあったり
都会を脱出できた安堵感もあり
吹田SAで朝食休憩をする
おそらく人生で初めて
大阪南港から迷わず走れた気がする
しかし
自宅を出た時と同じ装備仕度だけど
寒くて寒くて震える
たった2週間ほどで季節は移り
確実に寒さが増していた
この先はSAごとに休憩を入れながら
ひたすらにバイクを走らせた
やっとやっと長野県に入ったが
またここからがきつかった
トンネルを抜ける毎に寒さが増し
指先の感覚は無くなり
体の震えが止まらず
最後はカッパまで着る事にした
早く『滝の湯に入りたい』
ただその一心で走り続けた
そんな修行の様なライド中に閃いた
『バイクじゃなくてもいいのでは!』と
考えてみれば
私は軽トラックを持っていて
ラダーも固定ロープもあり
トランポは何度も経験をしていて
バイクの上げ下ろしも一人で完結できる
だとすれば
軽トラを置いておく場所さえ
見付けられればいい訳だ
それがあったんですよ!!
京都に会社を持ってる人を
確か駐車場もあるはずだ
ルート的にも丁度いい場所だし
フフフ・・
良いこと考えついちゃいました
次回はそうしようと思うのだった
!(^^)!
須坂長野東ICを下りた瞬間の
あの嬉しさは今でも思い出す
一分でも早く帰りたい気持ちを抑え
長く潮風を浴びた愛車の
洗車だけはしておきたかった
なので本当はしたくないけれど
高圧洗浄機でざっと洗い流し
16:00過ぎ
無事R66到着でございます
間髪入れず
ずーっと頭で思い続けた
「滝の湯」が心底沁みました
ふと想う
今まで乗ってたバイクの頃は
昼過ぎには到着できていた事が
懐かしく蘇っていた
体への負担も1/3程度だった
じゃあ最新のオートバイに乗れば
そう自問自答を繰り返すけれど
なーんていうのか
うまく言えないのだけれど
惚れたことに理由はないって感じ
様々なバイクに乗ってきて
辿り着いた答えとでも言うのか
オートバイが合わせるのではなく
このポンコツのペースに合う旅を
自分が考え・合わせれば良いのだと
そう思うんだよね
若かりし頃から長くオートバイに
乗ってる旅ライダーなら
Vスト250あればそれで十分で
それが日本の道に合っている事は
はなっから解っているのだけれど
そこは人それぞれに好みや
趣味趣向やこだわりがある事も
バイク乗りの性だったりする
だから
オートバイって楽しんだと思う
そしてバイク選びって奥が深い
今回を振り返ってみれば
高速道路事故による足止め
相棒のレッカー移動&修理
不意の痛風発作などなどで
順調な旅では無かったけれど
時に周りの協力を得ながら
ひとつひとつ解決していき
最後まで納得の旅ができた事に
今はとても満足している
そして
様々な施設に泊まりながら
アイデアや知見を得て
今後役立てられればと思う
何より
自分が旅をすることで
旅人が切望する設備やサービスは
どんな事なんだろうか??
それを体感してこれたことが
大きな収穫の様に思います
今回費やした2,500kmという距離は
快適バイクでは味わえない
オンリーワンの財産になりました
そしてR66開業15周年を祝した
現地集合現地解散の
九州阿蘇ミーティングに
ご参加いただきました皆様
本当にありがとうございました
現地協力を頂きました
西條様 金丸様
宿をご提供頂きました
福永オーナー様皆様全員に
心より感謝と御礼を申し上げます
ありがとうございました
そして今回も長々とまとまりのない
旅ブログにお付き合い頂き
ありがとうございました
16年前に脱サラをして起業し
ライハを続けてきたからこその
人との出会いであったり
広い視野と見分を得る事ができた
年収は激減し生活は苦しいけれど
代わりに翼を得る事ができている
他人に言われるまでも無く
俺は人生楽しんでおります!
それでイイんです