大馬鹿もん

どうしたの?

痛いんだ

何が・・?

なんていうか アレだよ

アレって何?

例の痛いヤツ

えー またなの!

大丈夫??


心配してはくれてるが

その言葉は軽い

でも分かっている

当の本人が悪いことくらい

他人の忠告も聞かずに

少し乱暴な

飲酒をしたかも知れない

そんなことは

自分が一番分かっている

分かっているからこそ

説教もされたくない

でも唯一

この痛みを知る友とは

分かち合いたくなる

しかしどうして?

服薬治療を始めて

尿酸値は正常値に安定してる

それなのに

なぜ発作が起きたのか

本当に理解できないでいる

食生活だって

アルコール量だって

相当気を付けている

皆さんが目にする宿では

少し摂取量が増えます

それは分かった上で

日常生活では控えている

Photo by web


先の連休中でのこと

どなたかが本を持ってきた

「痛風の朝」という題名だ

まだ目を通してないけれど

居合わせた方々は

声を上げ爆笑してましたが

面白そうなので

今度読んでみようと思うけど

今はその気になれない


また丁度その日

お泊り頂いてたゲストの

S君が見事に発作を起した

『足が痛いけど通風ではなさそう』

と彼自身はそう分析していたけれど

そう思いたい気持ちはよく分かる

けどアレは

紛れもない発作ですね(笑)

学会では研究が進んでないけど

通風発作というのは

間違いなく伝染病ですね!

誰かにうつす事で

トゲトゲ金平糖の奴らは

気が済み大人しくなる

うつされた人は

トゲトゲが活性化して動き出す

そうやって増殖するのだ(嘘)



自慢じゃないけど

私の周り(高山村)には

沢山の痛風持ちがいる

先輩が「通風友の会」と名付け

当時若かった私は

青年部長に任命された

あれから20年

新入会員や諸先輩方の事例を

この目で見続けてきてるし

私もアドバイス通り

実行したこともある

しかしこの病は個人差があり

他人と同じにしてても

発作が起きることもあるし

逆に起きないこともある

なので大切な事は

自分の体を知るという事

もっというと

同じ様な体質?タイプ?をみつけ

それを参考にすると良い

お陰様で私の周りには

沢山のサンプルが溢れている為

より取り見取りで

何人かの同属がいるのだ


冗談はともかく

友の会の先輩と道で行き会い

立ち話をしていると

貴重なアドバイスを聞けた

それは

『俺も確か、、、

治療薬を飲み始めてすぐに

2回発作が起きたような気がする』

と彼の服薬治療を始めた時の

過去の記憶を話してくれた

それはドンピシャ

私とまったく一緒なのだ


9月の初旬だったと思うけど

左足に違和感が出たんだよね

そんなことで

意識して水分を摂取していた

それから

数日過ぎた頃だった

油断した翌日に発作が起こった

幸いにも某国の特効薬があったので

それを飲み続ける事で

大事には至らなかったが

すべて飲んでしまい無くなった

何か心の支えというか

最後の砦的な絶対的な存在を失い

心細い中で生活を続けていた矢先

今回の発作である

失態は続くもので

皆さまを見送った日曜の夜

今度は右足がムズムズする

アレがやってくる前の

あの感じだと確信があった

こんな時は発作前の救世主

コルヒチンの出番である

が しかし

My薬セットの中を探るが

見当たらないのだ

血の気が引くのが分かった

仕方ないので

可能な限り水を飲むほかない

あの赤いパッケージさえあれば

間違いなく抑制できる

そんなタイミングなのに

切らしていたんだった・・

祈る様な思いだったけど

翌朝 立派に発作を起こした

こうなると特効薬はない

ひたすらロキソニンなどの

痛み止めを飲み耐えるのだ

日々その痛みと向き合い

じーっとしている他ない

それなのに

俺は大馬鹿だ

飲む薬を間違えた!!

日常的に飲む薬は

デスクの上に置いてある

老眼がかなりすすみ

字が読めない私は

緑色っぽいパッケージの薬と

胃薬の2錠を水で流し込んだ

その4~5時間後の事

痛みが激痛へと変わった

数年ぶりの痛みMaxのヤツ

もう我慢できないので

時間は少し早いけれど

ロキソニン?と胃薬を手にした

アレっと思った時は

時すでに遅し

薬を間違えた事に気が付いた

12時間前に飲んだ時

ロキソニンのシートが無くなり

普段飲むフェブリックが傍にあった

もう頭を抱えるしかなかった

これ絶対やっちゃいけない事で

痛風持ちなら常識で

発作中に治療薬の類いを服用すれば

症状は悪化するのである

もう何もできない

ただただ自宅で

安静にしている日々である



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