2020東北~道南ツーリング⑥

7月20日(月)

朝食付きプランってのは楽チンである

食後に落ち着いてCoffeeを飲み

トイレに行き 歯を磨く

これを室内着で全部行える

そしてここは3食プランなので

お昼用のお稲荷さん(3つ)を受け取り

晴天の北海道を東に走る

 

幹線道路から反れ

恵山火口原Pへ向かう道で

ピンクナンバーのスクーターを抜く

それはこれから共にする事になる

ひとりの青年が乗ったバイク

 

駐車場には自動車が2台

しかし誰も登山をしている様子は無い

正面にそびえる恵山を見上げる

多少の雲が掛かっているが

歩く間の暑さから守ってくれそうだ

梅雨まっ最中

この幸運に感謝だ

すでに朝から登山する支度で

宿を発っている

携帯ザックに食料と水分そしてタオル

万が一の為に薄いジャケットを忍び込ませ

整備された登山道を登り始める

 

特に予習はしてないので

案内板でルートを確認する

なだらかでゴツゴツした岩肌の山

どれがピークかここからは分らない

それに各所から噴煙が立ち上り

離れたここでも硫黄臭がする

風向き次第では

撤退も視野に入れておこう

 

20分ほど歩いた頃だったか

スクーターの彼が私に追いついた

『遅いので先にどうぞ』と道を譲る

しかし彼は

『一人じゃ心細いので‥』と

一緒に登らせて欲しいと言う

小柄だけど体が引き締まり

相当できそうな雰囲気は一目で分かる

ちょっと只者ではなさそうだ

 

『アキモトと言います

お名前を伺ってもいいですか?』

それが口火となり

彼と楽しい会話がずーっと続く

出張で函館に来ていて

今日は休日なので暇つぶしに山へ

普通の会社員ではなさそうだ

差支えなければ…と素性をお聞きする

仕事は競走馬のトレーナー?だと話す

茨城県の美浦トレーニングセンター所属で

函館のレースを終えたところ

昨日のレースは6番人気だったにも関わらず

結果はビリだったと言う

1着でなくも8着までに入れば

競馬会から手当が頂けたのに‥と

とても凹んでいた (^^;

 

賞金の配当を伺うと

馬主80%

調教師10%

ジョッキー5%

アキモト君らは5%程度だと話す

ジョッキーって以外と少ないのね

もっと貰っているのかと思っていた

ジョッキーは何レースも騎乗するから

そんな悪くはないとも言う

同じ美浦TC所属の女性ジョッキー

藤田菜七子ちゃんについても

色々話を伺えば

容姿はホント可愛いらしいけど

非常に気が強いと話しをしていたが

サイン持ってるよと笑った

馬にとって女性は当たりが柔らかいので

機嫌よく走るのだそうで

これからも頑張って欲しいとも話す

 

いつぞやのレースで

GOOL直前にヒコーキポーズをやって

大目玉をもらったり

確か天皇賞で優勝した時

馬から下りて最敬礼したシーンなど

私でも知っているやんちゃミルコや

クリストフ・ルメールの事もお聞きし

競馬って面白いなぁーって思えた

外国人と日本人の差は

残念だけどまだ少しあって

日本人も頑張って欲しいと話す

そんな外人ジョッキーですが

日本に来ているのは

ほんの一握りで本当のエリートだそうです

招待や短期免許の場合が多い中

彼等二人はJRAの通年免許を持ち

本当に上手いジョッキーだと話す

 

他にも

馬主は誰に乗せるか?!

どのレースに参戦するか?!

誰が一番決定権があるのか?

そういった裏話も聞けて

ホント楽しい時間だった

 

山頂からの眺めは

いつもどんな山もやっぱり格別で

なにより気持ちがイイ

ここにはコロナなんてヤツも

まったく関係なく

肺の深いところまで深呼吸してみる

やっぱり山は最高!

旅もこれまた最高だ!

 

すっかり意気投合したので

『そろそろ降りようか!』と

声を掛けてみる

帰路は彼の今後の話になった

40歳になった彼は未だ独身

夢だった職業に就く事ができたが

この世界ではそろそろ引退の年

2度のヘルニアの手術

馬に乗っかかれ骨盤骨折

そんな過去もあり

あまり知られてないけど多くの仲間が

障害者となり引退していく世界

彼はまだ健常者でいる時に

転職を考えているという

でも馬しか乗れない自分は

つぶしが利かないと笑う

 

こんな特技はどの職業にも役に立たず

乗馬クラブなどへ移る人も居るけど

彼はまったく別の人生を歩こうとしていた

昨年 地元に中古物件を買い

それを親とリフォームし

借家として貸している

できればそんな副業をしながら

給料取りの仕事に就きたいと話す

爽やかな笑顔が印象的なイケメン君が

とても頼もしく思えるのであった

これもバイクとは違えど

旅のステキな出会い

往復2時間チョットのひと時は

とても素敵な想い出となった♪

どこかの温泉へご一緒しようと思ったが

後髪ひかれる思いでお別れする

代わりに『これ!ビリの残念賞』と言い

昨夜宿で頂いた¥2,000クーポン券を

彼に差し上げた

 

実は持病の右膝が

下山途中から痛み出し

歩くのに引きずる程悪化していた

そんな事もあり

ちょっと一人になりたかったのだった

人影の少ない

道の駅へバイクを停め

お稲荷さんを食べ痛み止めを服用する

参っちゃったなぁーー

温泉入れば少しでも和らぐかな

 

濁川温泉 新栄館 ¥400 9:00~20:00

チャイムを鳴らせば

ネットで見たオヤジさんが

笊を持って近寄ってくる

1,000円札を入れ

自分で600円おつりを拾う

 

おーー 何と言う渋さだ!

これはイイではないか

思わず笑ってしまう程鄙びている

タトューを入れたお兄さんが

先客で堪能されていたが

容姿に似合わず愛想がいい

侘び寂の湯には人情味が溢れている

ここの雰囲気にノックダウンです

 

次なる湯は二股らじうむ温泉だ

ずーっとタイミングを失い

入れずじまいだった温泉で

一種独特の泉質と放射能?が特徴

今回こそ絶対に入ると決めてた湯

二股らじうむ温泉 ¥1,100

言わずと知れた名湯やいかに

HPなどの写真とまったく一緒の

その光景がそこにあり

長時間浸かっていられるぬる湯

1時間は入っていただろうか

何だか体が軽くなった様な気がする

鎮痛剤の効果なのか?

この湯の効能なのか?

膝の痛みはかなり薄れている

独特な泉質ではあるけれど

わざわざ入りに来る価値は十分にある

 

さて今宵の宿も温泉です

カルルス温泉 鈴木旅館 ¥5,800(夕食付き)

手招きをされ

バイクを玄関先へ誘導される

雨で汚れたRT君が特等席に鎮座する

何だか申し訳ないです(汗)

以前から気になっていた温泉

温泉 泉質 料理

スタッフの対応が良かっただけに

少し残念な印象を残す

時代遅れの温泉旅館

そんな感じは否めない

 

さてさて明日は急遽予定した

例のオーディオ屋へと行く予定

少し怖さを感じる札幌市内

最近は落ち着きを取り戻しているけど

用心するに越した事はない

 


 

恵山

 

濁川温泉 新栄館

 

二股らじうむ温泉

 

カルルス温泉 鈴木旅館

 

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