2019台湾一周ツーリング⑤
2019.11.18(月)
台湾ではよく目にする
朝食屋台?のクーポンが付いている
ここは郷に従い
経験してみる事にする
信州のお八起(おやき)を揚げたような
具たくさんの饅頭二つと
豆乳が今日の朝食
悪くないです
というか意外や意外 美味しい
信州人は受け入れやすいと思う
不足分として10元ほど支払ったので
実際はしめて60元(¥240)ほど
イイじゃないか台湾!
店内で食べている間に
タクシーの運転手や通勤途中と思われる
そんな人々がひっきりなしに訪れ
チャチャチャって購入していた
朝食は外で済ませるのが
台湾流なのかも知れない‥
海の青さと綺麗な海岸
そんなシーサイド沿いの
ちょっとしたPへ停まってみる
北海道の襟裳岬の様な地形
面白いオブジェの数々
そして晴れ渡る空
今日も台湾の空は
俺たちに微笑んでくれた !(^^)!
時折 風が強く吹くが
最高のツーリング日和
その海沿いを並走するが
農村風景も見てみようとなり
ルートを大きく内陸部へと変更する
強風をかわす意味もあった
便利になったもので
すぐさまGoogleナビは
違うルートを示してくれる
すると
海までまっすぐに伸びる道
北海道でもよく在りがちなヤツです
確か斜里町でしたっけ‥
ここもちょっとしたスポットなのか
本国の観光客も沢山来ていた
ここから徐々に山間部へと走り進む
当然ワインディングも増え
田舎道や農道には
ちびバイク専用レーンなどなく
右側さえ走っていなければ
日本と変わらぬ景色の様でもある
随分と田舎にきちゃった為か
街らしい所もなく
コンビニも食堂も無い
そう思っていると
突如ちょっとした街に出た
コンビニもあったけど
ここは思い切って
観光客などは決して入らない
ジモティー専用的な食堂へと入る
オーダーの方法も随分手慣れたもので
何度も使える様
ラミネートされた紙へ記入する
しかし
笑っちゃうほど安い
優しい店主から
そっとモンキーバナナを頂く
花蓮まで残り100㎞を切った頃
雲行きが怪しくなってきたので
早めに上だけカッパを着こむ
特に寄る場所もなく
ホテルを目指しているが
睡魔が襲ってくる
平凡な道なので仕方ないけど
走りながら寝てしまいそうになる
それを紛らわそうと
バイクを停め写真を撮っている間に
すっかりミスターの姿を見失い
はぐれてしまった
LINEに『ホテルで会いましょう』と
メッセージを入れ
自由気ままに単独走行をする
しかし偶然にも
この先 花蓮中心街
そんな橋の上で行き会う事が出来た
花蓮Xiang Pin Hotel ¥2,100
https://www.booking.com/hotel/tw/xiang-pin-lu-guan-hualien-county.ja.html
実はこの時
このホテルの前に居ながら
予約したホテルを探す事態となった
ご覧の通り「Xiang Pin Hotel」の表記は
どこを見てもないのである
付近を探し回っていると
『元の場所に集合』
とミスターからLINEが入る
最初に居た場所
Googleナビが案内を終了した場所
ここがどうも予約したホテルだという
何故ならBooking.comの正面写真が
まさにこの看板だからだと言う
貴方はなんて素晴しいのでしょう
一人だったら
もう30分は探し廻っていた事でしょう
今日が一番早くチェックインできたので
夕食時間までの時間を使い
マッサージを行う事にする
Google先生を頼りに
めぼしを付けたお店へと行く
上半身マッサージ 30分 400元(¥1,600)
このメニューを指さすと
90分 999元がおススメだと言ってくる
ノーと言いコレでいいと指さした(汗)
ボキボキと整体的な事はせず
指での指圧がメインで
首回りと頭のマッサージが
抜群に上手で気持ちよかった
価値ある出費だ
日々のライディング姿勢による
肩周りのコリがすっかり解消できた
その点 ミスターは鍛え方が違うのか
体のケアをするのを見た事が無い
それは若さのせいか?
はたまた気合が違うのか?
強靭な肉体の持ち主なんだろう
マッサージ店を出ると
LINEに『ココで飲んでいる』と
ミスターからのお誘いだ
看板に日式〇〇とあるので
日本料理屋なんだと思う
見た目も味も確かに日本っぽい
今日の日中
海まで伸びる道で出会った
同じくスクーターで台湾一周する
本国の青年から
花蓮に日本式の
人気ラーメン店があると言うので
行ってみる事にする
わざわざ歩いて行ってみたが定休日だった
ガーーーン
困った事に
頭はラーメンモード一色に
なってしまっちゃっているので
他をググってみる
すると
すぐ近くにも
日本風ラーメン店がある
そこへ入る
メニューの写真をKちゃんへLINE
『日本の醤油ラーメンに近いのはどれ?』と
紅焼だと言うので
「紅焼 – 拉麺 – 小 の牛」をチョイス
牛は焼豚に相当する様な感じだ
それでもやっぱり日本のそれとは違う
まぁそんな事は大した事ではない
ここからが最悪だった・・・
帰り道
ついに
そして急にやってきた
あの恐ろしい痛風発作です
今日も用心してコルヒチンを
飲んでいれば良かったものの
大丈夫そうかなぁーと
油断をしていたのがイケなかった
この薬は副作用で下痢になるんです
なので旅先での
使用するタイミングが難しいのだ
そんな事もあり
今日は服用していなかったのである
歩きの一歩づつが
そのうちに苦痛となり
徐々に激痛へと変わっていく
(痛風友の会の人は解るよね)
タクシーを拾う事も考えたが
足を引きずりながら
やっとの思いでホテルに着いた
しかし
運悪くココにはエレベーターが無い
しかも私の部屋は5F
持参したロキソニン錠剤を服用するも
一向に痛みは引かない
ベッドの上で縮こまり
ひたすら激痛に耐える
記憶が曖昧だけど
今日の無事を心配する
KちゃんからLINEが入る
俺はその事に返答せず
『痛風発作だ』と写真を添付した
労わってくれるのかと思ったら
指をさし
大笑いする絵文字が返ってきた
怒ろうにも
その気すら沸かず
脂汗を流しながら激痛に耐える‥
ところがだ
LINEは続き
次々と文章が送られてくる
何でも彼女の旦那様も痛風持ちで
よく発作を起こしているのだと言う
そして
台湾は医者に罹らずも
処方薬を出してくれるらしい
また このホテル周辺の薬局を探し
mapで情報を送ってくれた
どうやら
ご家族皆で協力してくれてる様子
(運よくこのホテルの目の前に
薬局があった事は先程把握している)
そうは言っても
動く気力を失くした私
『はい 分かりました』と
スイスイ動ける状態でもない
グズグズしている私に対し
『台湾の処方薬は日本より利く』
そして
薬局も遅くまでやっているので
早く行きなさいと促された
それでも随分迷いは有ったけど
意を決して
ホテル備え付けのスリッパで
1Fまで下りていき
道隣りの薬局へ駆け込む
変な姿で現れた日本人を
不思議そうな顔で見つめられる
私は必至の形相で
左の足のスリッパを脱ぎ
足を指さしたのだった
店員と薬剤師さんは一様に
今にも吹き出しそうな笑みを浮かべる
私はKちゃんへLINE電話を掛ける
そして薬剤師さんにその電話を手渡す
電話口から
中国語のやり取りが聞こえてくるが
何を話しているのかはさっぱりだった‥
電話を切った後
さっそく調合をはじめ
すぐに処方された薬が手に入った
そして今飲みなさいと言う様に
水の入ったコップを持ってきたくれた
そして服用する
3日分で180元(¥720)
痛みが引かなければ
4時間後の1:00過ぎに
もう1回飲みなさい
とKちゃんが
LINE電話で付け加えてくれた
彼女とは出国前から
随分LINE交換をしていたので
その時はそんな感覚がなかったんだけど
今考えてみると
この時が初めて
Kちゃんと電話で話をしたのだった
きちんと挨拶もせず
ぶっきらぼうに話をしてしまい
大変失礼をしてしまった
痛みによるものに免じて
お許し願いたいと思う m(__)m
いずれにせよ
明日からのツーリング
一体どうなってしまうのでしょうか??
ゴール間近のこの地
台湾 花蓮市において
脱落を覚悟する夜であった…