2019北海道ツーリング⑥
6月28日(金)
7日目 札幌の街
体は正直なものです
8:30過ぎにやっと目覚める
疲れていた証拠ですね
と言うか布団は休まります
小ちゃいエンジンって
やっぱり疲れるんだよ
オーナーさんに挨拶をして
旭川の街を後にする
まぜのっけ朝食で元気をチャージし
街道沿いの穫れたてモロコシを買い
日本海側の「みさき食堂」へ向かう
途中 道の駅でそのモロコシにかぶりつく
食べ終わった芯の部分を
ビニールに包みカブの上に置き
IQOSを吸う
そこへカラスがあっという間に
咥えて飛び去って行った
油断も隙も無いヤツらだよ
食べる前のじゃなくて良かった
ヤレヤレ
そういえば利尻山麓のキャンプ場でも
塩パンと小さなチョコ袋を
あっという間に持ち去られたよなぁ
石狩市浜益「みさき食堂」
9:00から営業しているはずなのに
この時間で準備中とは変だ!
丁度配り物をしていたご近所さんに伺えば
ご夫婦とも病気で4月より休業中だと言う
わざわざ遠回りしたのに
残念ではあるけど仕方ない
さてどうしたものか?!
ランチの予定が狂ってしまった
海岸沿いを南下していると
厚田という小さな漁港
今日の胃袋は
焼き魚定食が食べたい気分
港に下りていくと
朝市を毎日やっている様子
ジョニーさんの札幌ブログが参考になります
「さつろぐ」https://johnny88.net/atsuta/
新潟ー小樽便の方は
厚田朝市も要チェックかも知れませんね
北へ向かうなら
朝食をここで…
私は生憎どこも店仕舞だったので
近くの食堂「前浜」に入ってみる
刺身定食 ¥1,200
本日はヒラメでした
料理が出てくる時間を使い
帰りのフェリー予約をするが
なぜか往復割引が適用されない
電話で問合せると
同時予約じゃないとNGだと言う
知らなかった… ショボーん
一路 札幌の宿に向け
この旅二度目のナビ任せで走る
16:00 二度目のゲストハウスNADA
(シャッターの中にバイクを停めます)
まずは開陽亭の予約を取る
しかしどの店舗も満席だと言うが
2号店だけは
『19:30までなら‥』
という条件付きで我儘を聞いてもらえた
帰りのフェリーと開陽亭の確保
これで心置きなく帰れる
ゆっくりお風呂で汗を流し
開店時間の17:00ちょい過ぎ
開陽亭2号店へ入店
さすが人気店です
すでにほぼ席が埋まる程の盛況ぶり
本当はカウンター席がある
本店が良かったのだけれど
今回は入れてもらえただけで十分だ
いつもはここの予約をしてから
北海道ツーを計画をする
と言っても過言ではないのだが‥
さて メニューに目を通します
どれも美味しそうだけど
入店する前から決めてある
毛蟹(むき身)¥2,860
活イカ踊り作り(小小サイズ)¥1,380
お通しとお酒代入れて¥6,000ちょっと
最後のぼっち晩餐
満足 満足 フフフ‥
たまには自分ご褒美を‥
お店を出て道民に声を掛ける
『よく行くラーメン屋教えて』と
皆それぞれ違う店名を紹介してくれるが
その中から今回は老舗へと向かう
満席だけど
まだ行列はできていない
私が最初の待ち人で立っていると
道民のお父さん
静岡から出張のサラリーマン二人が
その後ろに並んできた
ラーメン談義で仲良くなったので
この際四人一緒のテーブルに着く
寳龍(ホウリュウ)の味噌ラーメン
美味しく頂戴いたしました
フー 満足 満足
帰った時間が早かった事もあり
同室の他4名は全員外出中だったが
先にサッさと寝るとする
明日も行きたい所が沢山ある
6月29日(土)
8日目 最終日
どんよりとした空だけど
雨が降る予報ではない
同部屋の還暦ライダーさんの
クシタニのパンツに目が留まる
カントリージーンズなんだけど
裾にファスナーが有る
ん? こんなのあったかなぁ
伺えば
自分でカスタムしたと言い
裁縫が得意なのだと話す
手に取りよく見させて頂くが
よーくできており驚いた
新造フェリーになり
新潟港行きの出航時間は17:00
ホント一日得した気分になる
今日の計画は
いつか行こうと思ってた
オーディオ店巡りです
このブログの長い読者はご承知の通り
私は中学生の頃より
オーディオという世界に興味があり
今でもLPレコードを
真空管アンプで聴いている
ジャンルは主にクラシック
くらしっくぅーって笑ったソコのアナタ
似合わないかもしれませんが
好きなんだからしょうがないでしょ
行ったり来たりになるけど
開店時間の関係で
まずは「オーディオ・ラボ」
ここはNHK曲用ターンテーブルの雄
私の使う日本音響製(現 DENON)の
RPシリーズのメンテナンスを
得意としている店
気さくとは言えない店主と話し
部品単品販売は行っていない為
郵送してのメンテナンスとなる
ゴム類一式の交換で14諭吉君だと話す
結構な額ですが
古いモノは仕方ないのだろう
忙しいそうな所をお邪魔したので
立ち話だったのだけれど
特別に試聴室へ通された
通路や部屋には
貴重な機器がわんさかと有り
よだれが出そうになる
写真撮影を許されたのはこの一枚だけ
確かにまともな業者である事は判った
続いては
ヴィンテージオーディオの老舗
「札幌音蔵」さんへ向かう
一番気になっているお店だったので
昨夜から楽しみで仕方なかった
気さくな店員さんが迎えてくれた
『高山村ってどこ?』
そんな話題からオーディオの話へ
私の持っているシステムを説明し
スピーカーを変えたいのだと言った
いい出物がないですか?
そしてアドバイスを求める
オルトフォンSPU(針)
マッキンのC20(プリアンプ)
ウェスタンのKS166シリーズ(パワーアンプ)
スピーカー以外の前段の構成は
我が家と近いセッティングにして頂き
タンノイのGRFと
オートグラフを聴かせて貰う
タンノイの本当の音って
こんなにも耳に心地よいんだね
CD音源も併せて聴かせて頂く
今迄にも
幾つかオートグラフは聴いてきたが
どれも酷い音だった記憶しかない
でもタンノイを鳴らすには
同じく英国製のクオードアンプってのが
常識だと思っていたのだが
いやはや これは目から鱗
素晴しく自然な音楽が流れている
例えば人間の声
3mも4mもありそうな巨人が歌っている
そんなのっておかしいじゃない
人の人物像がそこに居そうな雰囲気
音量を上げてもそれは変わらない
やっぱりそうであるべき!
店員さんと私に割って入って来た男性
少し上から目線ではあるけど
間違いなく的確な事を言う
我が家の新築工事が終わり
その時にまだ気があれば
連絡くれればいいよ!と
それまで
このオートグラフ取っておくよ
配送業者が嫌なら
納品に来てくれるとも話す
そう簡単にいってもさ
RTが買える金額ですよ~ (^^;
タンノイのモニターゴールド&
ユートピア製のオートグラフ
唯一手が届くとしたら
札幌音蔵さんのコレしかないのかも
『相談にのるから連絡しておいで』と
名刺をいただくと
代表の社長さんだった
来てよかった札幌音蔵
気が付けば2時間ほど経過しており
随分長居をしてしまった
フェリーの出航時間迄は
中途半端に時間があるので
いつぞやフラれた豊平峡温泉へ
Photo by WEB
入浴料¥1,000は高いが
泉質は良い
だけど土曜日という事もあり
ちょっと人が多過ぎて落ち着かない
露天風呂より内湯の方が断然良い
これから帰るのか~っと
ぼーっと天井を見つめ
この旅を回想する
気が付けば朝から何も食べていない
小樽の三角市場の海鮮丼で
最後の晩餐を締めくくろうと決めた
小樽へとバイクを走らす
ところが唯一の滝波食堂は大行列
とてもフェリーの出航時間には
間に合いそうにない
『イクラを買ってこい』との指令
そして八百屋で富良野メロンを購入
仕方ないので
小樽駅のバーガーキングのBOXを買い込み
FTへと向かう
すでに四輪の乗車が始まっていたが
バイクは最後だったので助かった
(ワイヤーが出ちゃってるBーマーさん)
最後に列に並んだ
赤いハンターカブをライダーが囲む
『俺もカブツーしたいんだ』
『クロスカブよりやっぱりハンターだね』
などなど最後の最後で
ぷちヒーローになれた
ご機嫌な気持ちで乗船
「帯に短し、襷に長し」
とまでは言わないが
カブにはカブの良さがあり
デカいバイクはまた違う良さがある
北海道という広いフィールドを
どう使うかという事を間違わなければ
長く記憶に残る
楽しいツーリングとなるでしょう
ただひとつ言える事は
エンジンが小さいって事は
それだけ疲れます!! はい
数年ぶりのファストフードは
油っこくおじさんにはちょっとキツイ
半分以上残してしまった‥
間もなくミニコンサートがあり
今宵は平成昭和のスローバラードだ
ナマっていいですねー
そして どこからともなく
あのオートグラフの音が‥
帰路は疲れを計算して
ぷち贅沢にツーリストSを予約
一人の空間って有難い
ゆっくり気が休まる
その後は部屋飲みをして
いつの間にか熟睡してしまった