そしてイスタンブール
前回 衝動をかき立てられた
前人未到のツアールート
地元では乳山(左峰・右峰)と呼んでいるが
その右側のおっぱいに登り
その下方に広がっている広大な雪原を
滑ってみようじゃないか!
ちょいと写真を加工して遊んじゃいますが
どうです?
おっぱいに見えませんか?!
高山村と万座温泉や草津温泉を繋ぐ
古くより使われていた「古道」
その終点付近に待ち構えている場所が
乳の谷間と言う訳である
いにしえの男衆も
やはり男のロマンを感じていたのでしょう
当然私もロマンを感じずにはいられない (笑)
正面に見える平たい山が坊主山(通称)
その左側付け根が山田峠になる
志賀草津道路でスイスを走っているかの様に
感じる最高のビューポイントで
私も好きな場所だ
今回のルートは大変危険な場所と言われ
夏場に足を踏み入れれば
間違いなく遭難に遭い
最後はクマに食べられて逝き絶える
そんなクマの巣になっているエリアである
今回挑戦する右乳
その標高は2,019m
これは登るしかないでしょー
前回のブログを読み
オーナーのサボリ感ぷんぷんだ
と感じている読者が多かったと推測しますが
実はGoogle Earthやカシミールを駆使して
入念に計画を練っていた為で
ご勘弁をいただきたい m(__)m
ツアー当日の天気予報は上々
2日前にツアーの決行を決めた
今回のルートをざっくりと説明すると
渋峠 → 乳山登山 → 山田入り林道 → 七味温泉
道中大きな尾根を3つ越える事になる
その為 時間的余裕と体力温存の為
車で横手山スキー場(陽坂)まで運んでもらう
10:20 渋峠ヒュッテに登山計画を提出
いよいよハイクアップ開始
2019.3.19 国道最高地点 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
2019.3.19 山田峠 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
ご覧の通り山田峠は雪が無い
常に風が強く吹いている証拠だ
今回は坊主山は登らず
北斜面をトラバースするルートにする
そして切り込み隊長の私が
坊主山の北側をトラバースする
すり鉢状の急傾斜を雪崩に注意しながら
一気に2つの尾根を滑り抜けなければならない
安全な場所へ辿り着いてから
後続のメンバーへ合図を送り
一人づつ恐怖と戦いながら滑りきった
そしていよいよ乳山登山
小さな山なので稜線が狭い
右側は木も無いので雪崩れの危険大
慎重にルートを探しながら進むが
なにせメチャ怖い
横を見ても 後ろを見ても
さすがの私も足が竦む
(このふたり60代と70代の当スクール現役スタッフです)
しかし山頂からの眺めは最高で
360度未開の地が広がる
笠岳 横手山 万座山・・
遠くに長野市内
その奥に北信五岳
そして北アルプスがみえる
ここからの眺めを観た人は居るのだろうか?!
ちょっとした征服感にひたる
2019.3.19 乳山 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
さてここからはツアー最高エリアが待っている
それぞれルートを見つけて
広大な斜面を堪能する
ほどいい場所で早めのランチをとり
後半戦の体力を補う
2019.3.19 白根沢 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
ここからはハイクアップ&トラバースの連続
当初3ヶ所と思っていた尾根の数は
十数か所に及び
途中40mの直登と
7~80mの直登をこなし
最後の尾根を攻略した
若いスタッフですら疲労の色は隠せない
2019.3.19 サギ岩付近 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
やっとの思いで金山平へと続く作業道へ出た
これで暗くなる前の下山を確信できた
その後は慣れた山田入り林道を滑り降り
16:20 全員無事に七味温泉到着
メンバー5人ヘロヘロに疲労困憊だ
誰も成し得ていないルートを制覇したが
お客様をご案内できるルートではない
次回は万座道路か湯沢林道方面だな・・
快適なルートばかりじゃつまらない
ある程度の冒険も必要
これからのヤマボクスノーアカデミーは
こうしたバックカントリーツアーが必要になる
そういった意味でも若手スタッフに
多くの経験を積ませていきたいと思っている
我々スキー学校スタッフによる
挑戦は来年に続くのであった
渋峠より七味温泉までのツアー集計
距離 9,7km
所要時間 6時間00分
最高高度 2,177m
最低高度 1,242m
消費カロリー 1,237kcal
全身筋肉痛の中
翌日はいつものスキー学校へ出勤
今日だけはレッスンに出たくない
そう決めていた矢先
山頂までのシングルリフトが点検の為運休
その為
あるお客様をスノーモービルで運んで欲しい
との依頼が入った
面倒くさいなぁ~ と思いながらも引きうけた
そこに現れた一人の女性
周りとはちょっと違うオーラをもっている
紹介されて挨拶を交わす
『庄野真代です。よろしくお願いします』
(*^_^*)
こ・・ 校長の小林です
とても気さくでお綺麗な方でした
スキーはSAJ2級の腕前
来年はレッスンを受けに起こし頂ける様です!
来年待ってまーす