冬の毛無峠へ

昨年悪天候で断念したルートのリベンジの為

今年も万座温泉へのスキーツアーを決行した

メンバーはヤマボクスノーアカデミーのスタッフ4名

他6名は車で万座スキー場へと向かい

ゲレンデスキーと温泉を楽しむ組だ

 

予報では2日間とも文句なしの好天

体力さえ持てば壮大なツアーが実行できそうだ

ゆくゆくは当スキー学校のガイドツアーの

目玉メニューに加えたいと思っているので

下見を兼ね可能なら新ルート開拓も行ってみたい

そんな意味で備忘録として

できるだけ細かく記録を残しておこうと思う

 

 

2018.3.12 天候晴れ 気温ー3℃

9:00
ヤマボクの山頂までリフト乗車

9:20
第3リフト降り場よりハイクアップ開始

今回はツアービィンディングにシール

装備は万全で挑むことにする

有り得ないほどの快晴となり

メンバーのテンションも上がる

ビューポイントよりヤマボクを見下ろす – Spherical Image – RICOH THETA

 

10:20
笠ヶ岳「峠の茶屋」着

昨年は自動車で志賀高原まで運んでもらったが

やっぱり自走で笠ヶ岳を越えなきゃイカン

熊の湯スキー場からヤマボクへは

過去に何度もやってはいるが

逆は初めての経験なので

どの程度笠ヶ岳を巻いたらよいか

そこも今回知っておかないといけない所

笠ヶ岳を越え熊の湯スキー場側へ

笠ヶ岳を越え熊の湯スキー場側へ – Spherical Image – RICOH THETA

見ての通り急傾斜をトラバースするので

スキーの腕前はSAJ1級以上は必要と思われる

またスノーボードやスノーシューもNG

様々なテクニックを使い

また不必要な登坂をしないよう

省エネルートで熊の湯スキー場のゲレンデへと向かう

 

 

その後スキーを担いで国道292を渡り

横手山スキー場の最下部でリフト3本分の1回券を購入

昨年は山頂のパン屋で昼食をとってみたが

今回は中腹のヒュッテで早めのランチにした

11:40
食事の注文の前に何はともあれ

喉を潤したい

『瓶ビール×2本ください』

昨日から冷蔵庫で冷やしておいた缶ビールを

実はスキー学校に置いてきてしまったのだ

『誰だよ忘れたのは・・』

 

13:00
横手山頂から渋峠スキー場を滑り降り

渋峠ヒュッテにて登山計画書を提出

ここまでは予定時間通りである

群馬県に入っても天候は変わらずGOOD

なんと遥か彼方に富士山まで見える!

日本国道最高地点

日本国道最高地点 – Spherical Image – RICOH THETA

 

14:00
山田峠 到着

やっぱりココは風が強い

しかも先日の雨の影響だろうか

坊主山はカリンコリンの氷山と化していた

スキーを背負いブーツで登るにはアイゼンが必要だ

シールを装着しても滑落の危険が非常に高い

皆で相談し出した結論は

スキーのエッジを頼りに東側を斜めに巻きながら

階段歩行で一歩づつ登り上げる方法にした

もし滑落しても仲間を巻き込まないよう

斜めに距離を取りながら進む

あたり一面は真っ白な雪山(氷山)なので

滑落してもどこかにぶつかる心配はないが

数十~数百メートル登ってくるのが嫌だ

体があおられる程に強い風にも注意しながら

寒さに耐え 一歩づつ上を目指す

 

ところが南側の中腹まで登ってくると

嘘の様に風はなくなり

また穏やかで強い日差しの世界へと様変わりした

ちょっとした冒険気分を味わってみた (^^♪

山田峠上部(坊主山)中腹

山田峠上部(坊主山)中腹 – Spherical Image – RICOH THETA

 

ここまで来たらもう登る箇所はない

しかし定番の朝日山ゲレンデへ下るルートは

終点から道路を延々と歩かなきゃいけない

それがどうしても嫌なので

営業中のプリンスゲレンデ方向に下りたい

地形図やMAPアプリを駆使しながらルートを練る

まぁ『なんとか成るんじゃない』的なまま

傾斜40度を越える様な斜面を

トラバースしながら進む

「私をスキーに連れてって」新ルート開拓中

「私をスキーに連れてって」新ルート開拓中 – Spherical Image – RICOH THETA

 

ちょうど群馬県側と高山村側の稜線だ

高山側は急傾斜の崖

群馬側は上級者であればツリーランで滑れる

幾つもの沢を越え

木をくぐり抜けて進むと

万座道路(上信スカイライン)に出た

ちょうど万座プリンスホテルと日進館の交差点付近になる

道を渡ればゲレンデとなり

今回の新しいルートも使える事が分った

15:30
万座高原ホテル 到着

総移動距離 14.5km

標高差 632m

移動時間 6時間

このルートは何回やっても飽きない程

景色・ルートどれをとっても最高だと思う

 

 

 

 

2018.3.13 天候晴れ

8:30
万座高原ホテル 出発

リフト運行を待つ間に登山計画書を提出

9:00
万座スキー場 リフト乗車

9:30
万座峠 到着

ここからは皆さんもよくご存知の

上信スカイライン(万座道路)を高山村へ進みます

万座峠 – Spherical Image – RICOH THETA

しかしここからが長かった・・・

ひたすらゆる~く上っている道を歩く

とにかく歩き続ける

今日中に辿り着くのかさえ心配になる

無口に成るメンバー

俺も無口になる (ーー;)

まだまだ先は長い?!(万座線) – Spherical Image – RICOH THETA

歩き続けること2時間20分

ブーツの中の足が汗で蒸れ

靴ずれをしている事が分る

『誰だよこんなルート計画したのは?!』

 

11:50
県境(群馬県嬬恋村と長野県高山村) 到着

群馬県から長野県(高山村)へ、そして御飯岳ハイクUP – Spherical Image – RICOH THETA

 

13:00
御飯岳の中腹でランチをとり

毛無峠への道へ合流する

 

毛無峠まではまだ遠い – Spherical Image – RICOH THETA

 

目的地だった毛無峠までは1時間は掛りそうだ

時間的にも体力的にも

限界が近づいている

そしてこの先の湯沢林道を滑る

その体力も残しておく必要があり

今回も「冬の毛無峠」を断念する事にした

 

14:00
閻魔橋 到着

まだまだ先は長い

傾斜のない林道に加え

春が近い雪はまったく滑らない

下りにも関わらず

先頭を交代しながら漕ぎ進める

まったく面白くないルートだ

ヘトヘトになりながら前に進め

15:00
高山村(福井原)湯沢林道ゲート到着

 

今日のこのルートはオススメできない!

私も二度と行きません

ただただ疲労が残っただけ

総移動距離 19.1km

標高差 1,094m

総移動時間 6時間

疲労困憊した体の癒しには

やっぱりビールが最高

乾ききった体全体にアルコールが沁みわたっていく・・・

 

自分の住む高山村の外周を

スキー(一部リフト利用)だけで廻る今回のコースは

過酷ではあったが壮大な大自然を感じられる

日本でも有数のルートだと確信した

来年スキー学校のメニューにするなら

2日目は七味温泉へ下るルートとなるだろうが

スキーは楽しいスポーツだ

そして究極のバックカントリースキーに勝るものはない!

 

 

 

さて先日の”新橋飲み”の件ですが

3月23日(金)に決定したいと思います

 

私が23日の午後長野でセミナーがあるので

その後 新幹線で東京に出ます

皆さんと一杯やって新橋泊り

翌日はモーターショー

その日も新橋で泊り

翌日は東京をぶらぶらしたいと思ってます

 

そこで私からの提案ですが

1.集合時間は19:00頃で如何でしょうか!

2.”新橋飲み”の幹事をモーリーさんにお願いしたい

3.期間限定のLINEグループを作りたい

 

場所や出欠?(時間など)をLINEで共有したいと考えてます

もし差し支えない方は私宛にIDをメールしてください

※ メールはinfo@でもreserve@でも携帯のSMSでも可

因みに今日現在までの参加予定は7名(小林含む)です

 

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