2017北海道ツーリング④
空知川 いつもこの川を眺めるたび
草太兄ちゃんの小船が壊れ流れていくシーンが想い浮かぶ
どことなく切ないシーンだった・・
走り慣れたR38を東に進路をとり狩勝峠を走り抜けて行く
国道を反れた新得~鹿追~士幌この一帯は
私の好きな風景が広がるお気に入りの土地
でも今回は道道85を使い然別湖から糠平温泉へと抜け様と考えた
それは糠平か幌加温泉で入浴を済まる計画をしてみた為だ
ところが標識を見落とした様で
然別湖を過ぎた時『通行止め』でゲートが閉まっているではないか!
ここも昨年の台風災害から復旧していないのであった
1時間は引き返しただろうか
道道88を使いR39北見国道を走る事にするが
途中数ヶ所通行止めや復旧工事中のダートの連続で
どこを走ったか記憶が無い程迂回つづきの道
冒険号のガソリンもカツカツになってきた
『あの時入れておけば良かったぁ』と後悔の念に駆られる
満タン30L 1回の給油で600km以上走行可能な相棒だけど
車重が増し取り回しが悪くなるので
普段は半分ほどしか入れないクセが裏目に出た
昼食もとれずやっとの思いで北見市内に辿り着けた
いつものトリトン三輪店で3皿ほど手に取り
足早に宿に向かわなければいけない
今日の目的は北見市民に愛されている焼肉屋への訪問だ
長野を発つ前に無理やり予約をお願いして
営業開始の18:00までに来てくれれば
カウンター席の端っこをひとつ空けておいてくれる約束だった
しかしこんな時に限ってホテルが見つからない
地元住民に聞くがそんなホテルを知らないと言う
それもいた仕方ないと思った
なんと4Fまでは介護施設で5~6Fがビジホとして営業しているのだ
そんなこんなでシャワーする事もできず駆け足で店に向かう
時間は18:10 約束の時間を過ぎてしまった・・
扉を開け『ひとりですが・・』と恐る恐る言ってみる
『ダメだぁ 満席ぃ』
無愛想で冷たいひと言が返ってきた
ショックだった
何の為に北見市内に宿をとったのか無意味になってしまう
意を決して『電話でお願いした。長野の小林です・・』
『おぉなんだ・・ そこ座れ』
とりあえず瓶ビールを頼み お任せで肉を注文する
サガリ・ホルモン・ガツを出しながら
長野の・・って言ってくれなかったら判らなかったよ
味はどうだ? 足りるか? 食べたいのあったら声掛けろ
と・・ ここのご夫婦って仏頂面で無愛想だけど
意外と優しいんじゃないの (#^.^#)
店を出て街をフラつくが 今日は何だか食欲が湧いてこない
おそらく一日 いや午後の工程が通行止め等によって
振り回され気を使い精神的にも疲れているのだろう
それだけ昨年の大風被害は大きかったと言える
思い返せばポテトチップスが品切れになる程
農作物への被害も尋常でなかった事もうなずける
今宵はホテルの狭いユニットバスでシャワーを浴び
早々に眠りにつく
明日はいよいよR66の常連さん(nao君)と合流です
7月2日
救急車両の音で目が覚める
まだ4時前である
どんよりとした空は予報通り下り坂になっている事が判る
ベットに寝そべりながらルートを練り直すが
眠気と蒸し暑さで身体がだるい
脳も一緒で これといっていいアイデアが浮かんでこない
二度寝は危険なので 目的も無くホテルを発つ
何となく走り出す事にしたが これがいけなかった
常呂町には「松寿し」があったじゃないか♪
ここは超ウルトラ生ちらし寿司で有名な店
ホテルから1時間弱で着いてしまう距離
もっとゆっくりホテルを出れば良かったと反省
現在時刻は9:00をちょっと過ぎたばかり
開店時間までには たっぷり待たなければならない
後ろ髪をひかれる思いで網走に向かう事にする
走りながら とにかく時間を潰せる場所を模索する
そうだ! 刑務所があるじゃないか
iPadで検索をかけるとすぐにヒットする
あれっ何か変だぞ!?
立入り禁止で敷地内に入れない
そーかぁ・・・ 本物の刑務所に来てどうすんだよ
正しくは「博物館網走監獄」と検索する様です ^^;
時間調整がうまくいき
毎年恒例のラーメン屋でカニを食べる
今タラバ系のカニは脱皮時期なので身が薄いらしいが
まずまずのタラバが入っていると言う
形の割りに軽いけど その中でもまぁまぁなヤツを出してくれた
『1kg弱だから¥2,200でいいよ』
毎年の訪問なので顔を覚えてくれている
ここは思い切ってSHOPカード貼らせていただく
ここへ行ったら見つけてくださいネ
今にも振り出しそうな空模様
知床横断道路は恐らく降られるであろう
この先は熊の湯などがあるけど
ゆっくり髭をそれる様な温泉が無い為
昨夜の失敗もふまえウナベツ温泉に向かう
ところが
ここはまったく情緒のかけらも無く
新しく綺麗な施設だけど
お湯は最高に良かった♪♪
泉質はpH9.2のアルカリ泉
予期せずいい湯にめぐり会えた幸運に感謝
しかも空いているのでオススメの一湯ですよココ
霧と雨を覚悟しカッパを着込み今宵の宿がある羅臼に向かう
つづく