2017北海道ツーリング③
6月30日
朝食付きプラン¥8,500の滝本イン
結構充実しているバイキングメニューからコーヒーだけを頂き
足早に苫小牧に向かう
普段は寝坊助の俺も なぜかツーリングの時は早起きになる
うちのお客様の行動も頷ける
ましてここ北海道は本州より若干太陽が早く昇る
カーテンを開けておくと朝陽で自然と目が覚める
なかなか健全な生活リズムのロンリーライダー
真っ先に目指すはホッキカレー
昨日からそう決めていた
朝の時間は並ぶ事も無くサッと朝食を済ませられる
苫小牧はどんより曇の空だったが
支笏湖方面に近づくにつれ快晴となり
樽前山登山口の7合目駐車場は雲ひとつ無いピーカンとなった
トイレにて身支度をトレッキングモードにチェンジをして
いざ二年越しの樽前山へ・・
と ここへ来て水を買うのを忘れた事に気が付く
まったくそそっかしい性格に呆れてしまうがもうどうしようもない
web情報どおり15分も登ればそこは森林限界となり
視界一面雄大な景色が広がる大パノラマだ
そして30分程で外輪山に辿りつける
雑な言い方をすれば
歩き出して30分で富士山のお鉢に登ってしまう様なもの
独立峰ではないので360度の眺望はないけれど
バイクで走る北海道とはまた違った大自然を簡単に楽しめる
ただ来た道を戻ってもつまらないので
この外輪山を時計回りに西ピークから風不死岳方面から戻り
約2時間半のトレッキングを堪能した
来年また訪れてもイイ そう思った!
今日の目的はこれで達成したと言える程満足してしまった
ただ7合目駐車場からの帰路も当然ダート
中途半端に整備してあるので
オートバイでの下りは死にそうに怖かった
ちなみに登り道では冒険号のトラクションコントロールが異常に反応し
ギクシャク走行となり巧く走る事ができなかった
これが装備されているバイクの方は解除して登りましょう
セイコマートで水分補給を終え千歳を目指すと
ぴったりiPadのルート上にフラッグが表示している
走りながら確認すると千歳の「味の一平」だ
確か味噌ラーメンが有名で行列が絶えない人気店だったはず
これは入るしかないっしょ・・
確かに13時をまわっている平日にも関わらず
多少の行列を作り 居る間にもどんどん客が入ってくる
店員さんは全員女性だ
期待しつつ一番人気の味噌ラーメンを待つ
ひと口 ふた口 食べ進めるが??
これのどこが旨いの? まぁ~どうってことない一杯だった
そっとiPadのお気に入りから削除した
無性に何か無駄遣いした様な気分を残したまま
R452夕張国道を北上する
おそらく初めて使う道だけど超快適ロード
夕張市内を抜けた先からは民家すらなく
芦別市までの60~70kmをひたすら自分のペースで攻めれる
嬬恋パノラマライン(北コース)の超長いヴァージョンだな・・
しかも交通量が北海道においても極端に少なく
かなりのハイペースでの走行が可能
なかなか移動するには快適な道だ
ただし動物には注意をしましょう
常連さん情報からの次なる目的地は
芦別市の「カナディアンワールド公園」
バブル時代に建設されたテーマパークだったが
現在は閉園され 地元の方たちの手によって維持管理
無料開放されているパーク
プリンス・エドワード島を忠実に再現している様で
赤毛のアンの家やリンド婦人の家などがあり
本国よりもここの方が忠実に再現されていると言うファンの声が聞けた
たっぷり散歩の後は十勝岳温泉で汗を流す事にする
キタキツネに会いたければこの界隈へ行けば必ず見れる
そう断言できる程この一帯は彼らの生活圏となっていて
今回も道路上で母キツネが子にミルクを与えていた
なのでスピードを抑えゆっくり走ってあげましょう
あまりにのんびりしてしまったので
宿の夕食時間が間近に迫る
確か『18:30までにはお越しください』と言われていた気がする
なので急いでとほ宿「旅の途中」2食付¥5,300へ向かう
今宵の旅友さんは4名
まだまだ閑散期なのだろうか? 空いていて嬉しい
21:00から2時間限定カンパ制でのお茶会(飲み会)だと言うので
常連さんに見習い¥200を貯金箱に投入してみる
年のころ50代後半の大阪から来られたライダーさんは
今回初めての北海道ツーリングだと言う
年齢的にも当然現役で働いているけれど
有給消化の為 この年になってやっと憧れの渡道となったらしい
今回は道内3日程の滞在なので
次回があれば ゆっくり廻りたいと寂しそうに小さく喋る
ちょっと感慨深く話すこの先輩が妙に気になった・・・
7月1日
今日からホクレンフラッグの発売日だ
またひとつ楽しみが増える
そしてこれからは道東エリアに走り進めるルートにする
宿は北見市内のビジホをすでに予約してある
なのでたっぷり美瑛~富良野を観光してから向かうと決めている
人混みを覚悟し
場に似合わない身なりのライダーが一人
ごった返すニングルテラスを散策する
例の喫茶店は案の定猛烈な行列をつくっている
順番待ちの記名をする様な態度で店内に入った一瞬
貴重な一枚を納める事ができた
よし! これで満足
富良野をあとにする・・・ つづく