2016北海道ツーリング vol5
7月8日(金)
右腕と右の尻っぺたが異常に痒い
ダニに喰われたのだろう
でも施設に対しては何の感情も抱かない
手が行き届かない事は承知の上で泊っている訳だから・・
早朝の露天風呂は最高に気持ちいい
ご夫妻が後から入ってこられたので さりげなく場所を内風呂に移す
お気に入りのナトリゥーム泉につかる
今日も晴天なり♪ 身も心も充電完了の朝を迎える
お勘定(¥4,500)を済ませた頃さっきのご夫婦(札幌市)と温泉談義
道内のコアな温泉情報を教えて頂く(メモメモ)
「先程は気を使わせてしまってスミマセンでした・・(奥様)」と
「ちょうど上がろうとしていましたから・・」
何だか照れくさい気分
「私は全然構わないんですよー」
でも ああいうシチュエーションは圧倒されてしまうもので
やっぱり男は小心者だと思う
上士幌の街で携帯電話を確認
恐ろしい程の着信履歴とメール
副業で大問題に成りかねない事が起こっているので
急いで長野に帰らなければいけない状況か?!
新日本海フェリーの営業時間を待って帰りのフェリーを変更をする
こういう事を「晴天の霹靂」って言うのだろう
気にかかる事が在ると遊び(仕事)はまったく楽しくないもので
かといってフェリーの空きが無ければどうしようもない訳で
諸事情を受け入れるしか他ない
と・・ そこへ財布を落として困っているライダーさんが
事情を伺うと
昨日うっかりバイクに置いていた時に”置き引き”にあった様子
免許証・カード・現金etcすべてを失ってしまったという
唯一優しいスタンドでガソリンだけは入れて頂けたのだという
(スマホの課金機能?でガソリン代金と現金引出しを約束?)
そんな機能があるのかは不明だけど 今日の正午には現金を引き出せるので
その時間までこの周辺を離れられない・・
昨夜は走ったルートを探し回り 最後はバス停で仮眠していた様子
あるRHに事情を説明して宿泊をお願いしてみたが断られたとも言う
私と同世代のこのライダーさんが 哀れで同情せずにはいられなかった
とは言え お昼までにはまだまだ時間がある
腹が減っているだろーに
¥貸そうかと申し出るが 遠慮して首を縦に振らない
「今回の事で色々勉強させられました」と微笑んだ
北見市内は猛烈な暑さ 温度計は30℃近いところを指している
今の気分は寿司 なので回転寿司トリトンでブランチ
開店と同時に席に着く 生イワシが絶品だった
前々から気になっていた常呂「レストハウスところ」のホタテ料理
お腹はそこそこ満腹なので単品の「ホタテの塩焼き」を注文
「それだけですか?」
「はい それだけです」
肝心の味はまったく感動がない 二度と寄る事はないであろう
海産物は網走が安く新鮮だと思っているので
ここでお土産を済ませる事にする
タラバカニは昨年より高騰している為 とても手が出せない
でも見てしまうとその衝動は抑えられないもので
やっぱりイシザワさんへ寄るとしよう
電話を入れるとカニあるよーって返答
このタラバ一杯いくらだと思いますか? 1,350円(約1.3kg)
この差って何? ここは最高だよ 北なシュラン★★★の殿堂入り決定
ラーメン屋さんに入り カニだけ食べてお勘定
顔も覚えて頂けているので思い切ってSHOPカードを貼らせて頂く様お願いする
皆さん黄色いRHルート66のSHOPカード見つけて下さいネ
そして『このオーナーと知り合いなんです』と言ってみてください
そうなんですか! と言われるだけですが・・・ ^^;
時間も早いので美幌峠を経由して宿に向かう事にする
太陽の日差しはジリジリと強く ジャケットのファスナーを全開にする
道東を代表するエリアだけあって気分は最高潮に達している
青い空 乾いた空気 綺麗なアスファルトを囲む新緑の木々
峠へ続く登坂車線の道をぐんぐんと標高を上げて行く
すると急に交通の流れが乱れ 車線を移す車 急ブレーキを掛ける車達・・・
大型トラックや乗用車がバンバン行き交っているにも関わらず
走行車線に倒れて変な方向に向いたバイクの向きを戻そうとしている
動揺しているのか!? かなり危険な状況
急いで近くに冒険号を停止させ交通誘導やバイクの移動を手伝う
彼は北見ナンバーのYAMAHA R25を運転している地元ヤングライダー
5速に入ったままエンジンが停止している
明らかに動揺している彼に声を掛け 身体の損傷状態を確認する
幸いにも大怪我はしていない様子
バイクは右側が全体的にキズつき激しくパーツが削られている
しかし走行には問題なくエンジンもかかる バイクは大丈夫だ
ゆっくり深呼吸をさせて心を落ち着かせる
話し掛け気を落ち着かせる
新車だったのだろう 傷付いたバイクを見てショゲている
「バイクは誰だって転倒する事もある
だけど事故処理の仕方は危なかったぞ」
「一歩間違えば後続車にひかれていたかも知れない」
「とにかく震えが止まり落ち着くまで乗るなよ」と諭す
照れた様な・・ 嬉しそうな笑顔で「ありがとう、助かりました。」と
息子と似た年格好だったので ついお節介過ぎたかな
ホント後続車にひかれなくて良かったよ
色々経験しながら上手くなれよ 若者よ♪♪
今宵は久しぶりのEZOライダーハウス(川湯温泉)
いつもタイミングが悪いのか満室で泊れなかった
川湯温泉の魅力は何と言っても温泉の泉質
そして温泉街の真ん中に位置している為
買い物・外湯入浴・居酒屋が歩いていけるところ
湯は強い酸性泉なのでうっかり顔をぬぐうと目が強烈に痛くなる
外湯入浴でご一緒になった練馬ライダーさんと息が合いそうだ
ホテルきたふくろうでサッパリした後は居酒屋へ出向く
成り行きでご馳走する様に・・ 代わりに当宿のSHOPカードを手渡す
こういうのって世間では「袖の下」って言うのでしょうか? (^_-)
今宵の同部屋さんは両隣とも強烈なイビキ(怪獣)
練馬ライダーさんに見習って個室にすれば良かったよ・・・
PS 旅館によって泉質が多少違うようです 次は「お宿 欣喜湯」さんへ行こう