須坂基線って何?
ライダー御用達の地図
かなりの確率で ツーリングマップルを持っている
そこに載っている「口コミ」情報は 皆独自の解釈で参考にしている
ただ 目的地までの距離や地形といった
一番重要な部分は正確な地図だ
現在の日本の地図は、国土地理院が定期的に日本全土を測量し発行する
「国土地理院発行地形図」が基本となっている。 by Wikipedia
先日 国土交通省国土地理院の公開講座に参加する機会があった
正確な地図は 正確な測量 によって成り立っている
「一辺の距離と、その両端の角度がわかれば、他の2辺の距離は計算で求められる」
それにはまず三角点の整備が 必要かつ重要なのだ
地図にある △マークがそれだ
映画「剣岳 点の記」に描かれた事もありましたね
さて、そこでその1辺の話なんだけど・・・
1辺を求める測量を基線測量といい、3km~8kmの距離とし、正確でなければならない
日本全国に基線を15ヵ所設置し、明治27年須坂市と高山村にその基線測量が行われた!
当時の結果は、水平距離で3291.912m
現在の技術での測量値は、3291.903m
なんとたった1cmほどの誤差なのだ
もっと驚く事実がある
その当時の三角点が 現状のまま残っているのだ
須坂基線西端は須坂市小河原に、東端は高山村千本松に現存する
全国で両方が残っているのは 非常に貴重なんだそうです
詳しくは http://nlb.or.jp/koukai/skisen/page1.html
現在の中部日本の地図は、この須坂基線から作られていると言っても過言ではない
という事になる。。
ちょっと誇らしい気がする
ついでにもうひとつ
カーナビの登場で 便利で安心した旅がおくれる
日本全国に平面直角座標系原点が19ヶ所ある
そのほとんどは山か海の中にある
系番号Ⅷ 北緯36°0’0.0000 東経138°30’0.0000
その原点が長野県南牧村にある
JR鉄道最高地点からも近い 国道141号線沿いにある
詳しくは http://nlb.or.jp/koukai/8kei.html
ちょっと賢く聞こえましたか? ぜ~んぶ先日知りました ^^;
とても面白く興味深い公開講座でした
信州はやっぱり「日本のへそ」なんだ・・ と思った