郷土の素朴な味
皆さん集まって何しているんでしょうか?
何か悪さをしているんではなかろうか??
例年より2週間ほど遅れてシーズンを迎えたネマガリタケも
山に入れば もう一回くらい収穫できそうではあるが
私にとっては重要なお仕事が待っている時なので
今週末は山に行く事は止めた
そう 「営業」活動の為 間も無く北海道へ渡るのである
毎年この梅雨時期に1週間ほど宿を休館にしてのロンツー
今年も北海道へ行く事にする
なので怪我(肉離れ)の治り具合を確かめようと
トレーニングの為 海(能生)へ向かった
当然行きも帰りも下道である
インカムの調子や電装の細かなチェックも兼ねて・・
しかし本音は無性に蟹が食べたかったのだった ^^;
北陸地方ではズボ蟹と呼ばれる紅ズワイカニ
身がすーっと抜けてしまうのでズボ蟹
ズワイガニと比べてしまえば確かに味は劣る
しかし安価で腹一杯喰えるのは何より魅力で
今回も「いつもの店で、いつもの2、000円分」購入
大変満足♪♪ 美味しくいただきました (^^)v
ここ北信エリアの山菜は
雪が解けた4月後半の「ふきのとう」で始まり
その後「こごみ」や「葉わさび」が採れ
桜の花が散ったその次に
「たらのめ」に「こしあぶら」といった山菜が採れる
そして梅雨の6月 春の山菜の最後を飾るのが「ネマガリタケ」
※ わらびもあるが、これは割愛する
春シーズンに訪れるライダーの目当てはこれらの山菜で
オーナー自ら山で採ってくる為 破格の値段で提供できる
その為 予約時のコメントには
ライダーさんから欲張りな ^^; 注文が添えられている事もある
毎年訪れて頂く常連さんの そんなコメントが励みとなり
週末また山へと足を運ぶ理由となっている
なかでも3週続けてお泊り頂いた方のコメントは本当に笑えた
『おかわりしに、今週も伺います』 と
そんなリピーターさんに支えられているR66ですが
貸切イベントもどんどんお請けし開催していきますネ
改装した今年はオフシーズンの冬も期間限定で営業しますので
是非 真冬の山田温泉を体感くださいね
そうそうネマガリタケの話だった・・・
随分と世間に知られる事となったこの山菜ですが
まだまだ知らない方も多い様です
信州でも主に北信地方で盛んに食べられている食材で
中南信やお隣の東信でも馴染みの薄い山菜です
と言うよりも「あんな細っそい竹の子の何処が旨いの?」と
バカにされてきた食べ物です
ところがここ北信地方では昔から極々普通に食卓にあがる郷土食で
この時期になると命を懸けてまで採りに行くほど
心のより所となっている山菜である
なので 危険な場所であったり
時には入山禁止となっている群馬県側に入り逮捕されている方もいる
実際この村の中にも群馬県警に何人か捕まっている様である
そんな禁止されている場所には
それはそれは素晴らしいサイズのモノがボコボコ生えているらしい
でも そんな事までして採るのは俺の流儀ではない!
いつも心得た同じ山へしか入らない
違う場所へ入ったなら今週も採る事はできるが
遭難でもしたら取り返しがつかない
なので私のネマガリタケシーズンは2~3週間ってところ
何より体力が衰えてきている為
そう何度も山に入る元気が無くなってきている様だ
※ 6月25日付け 信濃毎日新聞より
背丈をはるかに越える笹薮の中
掻き分け掻き分け山に入る
細い笹竹の場所は歩く事も楽であるが
生えているネマガリも細い訳で
皮を剥いたら食べれるところが無くなる
実際に採れたネマガリを見た方は判ると思うけど
アノ太さの竹やぶの中を歩くんですよ
それも密集しているので
泳いで進むと表現してら判ってもらえるだろうか・・
頭の先から靴の中まで 体中が色々なモノにまみれ
目を守るためしているサングラスは曇り
パンツまでじっくに濡れるほど汗をかき
虫が体を這っていても吹払えないほど身動きができない
そんな有様で採るのがネマガリタケなのだ
道の駅などで一束¥600~1200で売っているが
妥当だと思うが 買おうとは思わない
というか買えない (ーー;)
わが宿で出している量を確保するなら
いったい幾ら必要になるのだろうか?!
山菜採りの中で一番過酷なのがネマガリ
それも群を抜いて過酷である・・・
そんな事を知っている常連さんは優しいんですよ
「手伝う為に早く来たんだからぁ~」と山からの私の帰りを待ちわび
採れたてを次々に手に取り
慣れた手付きで皮を剥いてくれる
この日は常連さんに混じり 新人さんも仲間に加わり
楽しそう?!に作業をこなして頂いた
その間オーナーは何しているかって?
温泉(滝の湯)で汗を流し
乾いた下着に着替え
さらさらになった髪で
外の涼しい風を感じながら
BEER片手に皆の作業を見守る人
しっかり甘えております (*^_^*)
皮むき作業を終えたら皆さんは温泉TIME
そしていよいよ夜会
全員強制的に「ネマガリ尽くしコース」を選んでいただき
この素材だけが今宵の主役
天婦羅・蒸し焼き・筍の子汁
そして持ち寄った酒を煽る
こんなイベント あってもいいじゃない (^_-)-☆
さてさて
ライハの本場 北海道の視察兼営業の旅も
いよいよ間近に迫ってきました
偶然ネットで目にした写真に感化され
私も高いパニアケースに穴を開けました (^^ゞ
しかし外人さんの考える事はぶっ飛んでますね~
ここまでしてワインが飲みたいんかい!
ここまでしてバーベQがしたいのですね!!
その点 私の改造は可愛いもので
どうしても雨合羽と簡単な修理道具の収納に不満があったので
左右のパニアケースの上蓋に納めるのが一番と思いつき
ドリルで穴を開け
バイク用ネットをネジ留めしただけの改造
右側に雨合羽など一式(写真) 左側に応急修理セットと工具
これで箱の中をかき分けて探す手間がなくなりました
そして今回使う荷物を選別&整理していると
ハンモッグが目に留まる
「いったいコレを今回の旅で使うだろうか?」
まぁここは確認も兼ねて吊るしてみる
そして揺られてみる
やっぱり持って行く事にしよう
キャンプをしないと決めたら相当な物を積んでいける冒険号だけど
今年はくれぐれも忘れ物が無い様に慎重にパッキングしていく
そして忘れちゃいけないのが
ホクレンフラッグをパタパタさせる場所である
やっぱり今年もトップケースしかいい場所が見当たらない
北海道の週間天気予報は今のところ概ね晴れが続いているが
フェリー乗り場の新潟まではどうも降られそうな感じ
しかーし
今回は荷物を車体の外に一切出さずに収納できそうなので
その点は安心している
皆さんおそらくこのブログで一旦お休みになると思います
帰ってからゆっくり更新UPしますので
それまで忘れずに待っててくださいネ
少し早いですが『行ってまいります』!(^^)!