花村萬月『たびを』
11月から読み始めた 花村萬月「たびを」
年明け早々 ついに完読した
なにしろ上下二段書き 加えてこの厚さ
まことに読みごたえがあった一冊であった
あとがきにあったが 作者が実際に走った道であり
数年にわたり やっと完成させた作品だという
物語はスーパーカブで日本全国を野宿旅をしていくというもの
主人公の”虹児”は 旅先で様々な人と出会い
雨に打たれ 台風に遭い 運転テクニックを磨き 恋をしていく
幾多の女性経験を積み大人へと成長していく
『その土地を知る一番の方法は、そこの女性と寝る事・・』
作者の花村はまったくモテない男で
この部分は空想で書き綴ったと言っている
それにしてもリアルすぎる気もするのだが・・・
昨年の秋から手に取り読み始めた大作を読み終え
言い知れない達成感と満足感 そして新たな旅のヒントを得た
気になるスポットや風景や食 ルート計画の参考にしたいと思う
作家という職業は 売れてる作家とそうでない作家
どちらかに分かれているのだけれど
コトバの表現力は様々で ちょっとくどい所があるけど
花村萬月という今回の作家は図抜けているように思った
そして古本屋にて「ゲルマニウムの夜」を購入した
108円だった すばらしいシステムだ
年末年始 そして3連休・・
ほとんどTVを見る事が無い生活を送っている
どのチャンネルも芸人が騒いでいるバラエティーが目立つ
個人的にはBSの旅系の番組あたりがとても落ち着く
ある日 TVショッピングでワンダーコアを紹介していた
以前から興味がある商品ではあったが 金額的に興味が湧かなかった
しかし『今回は特別料金にてご提供・・』だと言っている
自分の情けない腹を見ながら ネットでも金額チェックをしてみる
するともっと安く販売しているショップを発見 しかも送料込
気が付くとクリックしていた
悪い癖だ ほろ酔いの深夜は危険な時間帯
これで細マッチョに変身するぞー (^^)v