2020五島列島ツー⑤

11月6日(金)

今日の目的地は大分県別府

雲が多いけど心配したお天気は

今日いっぱいは持ちそうである

 

ルート上で入りたい温泉を調べると

例の豪雨災害から

復活できていなかったり

新型コロナにより組合専用であったりと

このご時世こちらの希望は

今までの様に叶わない情勢

それでも壁湯温泉 福元屋だけは

唯一 外湯入浴が可能みたいなので

そちらに向けバイクを走らせる

 

日田市を中心に

災害の爪痕は至る所で確認できる

当時のニュースでは

確かスイカやクレソン?などの農作物

養殖のアユやヤマメが大量に損失

そんな記憶がある

恐らく観光に携わる業界だって

当然打撃を受けたんだと思う

改めて先の事は見通せない時代である

日田市には天ケ瀬温泉があり

R66常連様の金ちゃんの別荘がある

そこは高台にある為

大した被害は無かったとお聞きしたが

昨年の春には遠慮なく泊めて頂き

今回も行き会う事を話していましたが

日程的な事で実現はできなかった

天然温泉をひいた浴槽もその他設備も

下手な旅館より居心地が良いログハウス

次回は是非お邪魔したいと思う

 

そんな有難い話を頂きながら

最後の一日は「別府温泉」に決めた

今まで超が付く有名な温泉場を

私は避けてきた感がある

北海道の登別温泉しかり

しかしそういう温泉場を知らずして

温泉を語ってはいけないと思うんです

実際に行ってみもせずに

イメージだけで判断するのは危険です

そう思うようになり

昨年思い切って訪れてから

別府温泉の虜になってしまったのです

スケールと言いましょうか

規模がどこよりも大きく

至る所から温泉が湧き

その煙が立ち上るさまは壮観です

また街並みの温泉情緒も癒されるのだ

その話は後ほど続けます‥

 

ルート上にある遺跡で

佐賀県の吉野ヶ里歴史公園知ってます

以前から気になっていたのですが

友人にLINEを送ってみると

見学にはバスが走っているほど

広大な敷地なんだと言う

どうせならしっかり見学したいので

今回は寄り道を断念する

次回しっかり時間を取り

訪問したいと思う


Photo by web

 

久留米市内は高速でパスをして

壁湯温泉 福元屋 到着

外湯入浴はできると話すが

例の災害により

仮の足場で道を作っているので

気を付けて渡る様注意を受ける

入浴料金は¥400だったけど

本来はもっと高かった様に思う

先客は若い男性お一人と

よく話すカップルさん

そこへお邪魔をさせて頂く

暖簾だけの簡単な脱衣場には

私が服を脱げる籠(スペース)が無い

仕方なく通路で着替える事にする

脱いだバイクジャケットの上に

靴下や服・下着をのせていく

しかし

私が今着替えているその通路より

かなり低い位置に浴槽がある為に

今までの行為も掛け湯をする時も

私はステージ上のストリッパーの様な

そんなシチュエーションになる

さすがの私もちょいと恥ずかしい

そんな事をしてまで入りたい理由は

勿論ここの湯である

足元から湧出する天然洞窟風呂

「温泉は鮮度が命」を提唱する私は

全国に点在するこういった

足元湧出温泉リストを作り

ツーリングの都度機会を作っては

そのひとつひとつに入る様にしている

しかし

そのとても楽しみにしていた湯は

尋常でない程ぬるい

マジかよー

こんなのにお金払えないよ(怒)

 

例の災害の影響で

ここの源泉に何か変化が起こり

吐出量が減少している為に

温度が低いのだと推測した

 

どの辺りから湯が沸いているのか?

周囲を見渡す

若い男性は目を合わせず

話し掛けるなオーラを出しているので

遠慮がちに

そしてできるだけ自然体を装い

カップルの方に視線を送る

おふたりと目が合い

私が感じている事をすぐに理解した様子

そして『どの場所もぬるいんですよ』と

話し彼等も困惑している様子

それでもボッチ男性の視線が気になるのか

上がれずに我慢しているみたいだった

バイクで冷やされた私の体には

この上ない程苦痛だった

これは温泉とは呼べない

まったくけしからん

とても我慢ができなく

早々に着替えて上がる事にした

着替えを済ませ

湯舟の写真を撮る承諾を頂き

1回だけシャッターを押した

 

湯布院?

由布院?

これどっちが正しいというか

どういう使い方が正解なのか

今でもよく分からないんだけど

大好きな「やまなみハイウェイ」

由布院側から別府へのルート

正面に綺麗な由布岳が

バーンと目に飛び込んでくる

そして綺麗な舗装道路が

ほど良い曲線を描きながら

尾根を越えていく

それはゆるい登り勾配なのだが

途中に長い登坂車線が設けてあるので

バイクで走るにはもってこいだ!

私は勝手に日本のステルヴィオ峠

そう読んでいる

 

ここは何度走っても

日本で一番の快走路だと

私は思っている

少なくとも一番大好きな場面だ

今回は路面がドライだったので

少しアクセルを開けて

走ってみちゃったりしてみる

最高ですココ!!


Photo by web
気持ちよく走っちゃうのでいつも写真は撮れない(^^;

 

別府駅にある観光案内所にて

「スパポート」¥110をゲットする

いよいよ温泉名人へのスタートです

昨年訪れた後に知ったコレは

「別府八湯温泉道」といい
http://onsendo.beppu-navi.jp/

指定された温泉88湯制覇で「名人」

今回は8湯の「初段」を目指します!

一週間で88湯入り

「名人」になった強者もいる

そうお聞きしましたが

私はそんな乱暴な事はしたくない

数字は結果であり目標にするけど

あくまでこの別府温泉の湯を楽しむ

これを大前提にしていきたいと思う

さてさて

何年かかるか分りませんが

「名人」を目指す第一歩は

知ってれば昨年クリアしている

明礬温泉にある

①別府温泉保養ランド ¥1,100
(上部写真参照)

地下から湧く鉱泥の湯は世界無比

言わずと知れた泥湯の

混浴大露天風呂で有名です

今回は多くのご婦人がいらっしゃり

ちょいと目のやり場に困ってしまう程だ

確か昨年はアジア系西洋系の

外国からのお客様が多かったが

今年は日本人で賑わっておりました

これもコロナの影響なんでしょー

 

しかしこのバイクウェアでは

温泉に入ったり出たりが辛い

幸い15:00に近づいてきたので

今日のお宿へ向かう事にする

鉄輪温泉かんなわ荘 ¥3,640(GoTo割)

朝食付きで¥1,000クーポン券が付く

 

インカムやiPad miniの充電を仕掛け

室内着の様なラフな服装に着替え

スパポートにタオル一枚

スマホとジャリ銭

持ち歩いてるサンダル

準備は完璧です♪♪

気合も十分です !(^^)!

いざ参ろうぞ おんせんどー

 

②地獄原温泉 ¥100


Photo by web

 

③谷の湯 ¥150


Photo by web

 

④すじ湯 ¥100

 

この温泉街には情緒があり

行きかう人々が優しい

『こんにちは』と声を掛けられ

挨拶を交わす街なのだ

スマホを眺めてれば誰かれともなく

『どこ探しているの?』と助けられる

犬の散歩をしていた

宿の娘さんとも途中行き会い

気軽に話し掛けられる

ここでは自然と会話が生まれ

ホント 人情豊かな街なのだ

それも鉄輪温泉の魅力だと思う

 

夕食は予約しておいた

昨年に続き今年も「焼鳥おおの」へ

お目当ては鳥のタタキです

やっぱり美味い!

考えてみたら

今日は朝から何も口にしていない

その為かハイボール2杯で

クラクラしてきたので

雑炊を注文して〆る

 

それにしてもこの「かんなわ荘」の

内湯も実に素晴しい湯である

泉質は「すじ湯」と似ていると感じたが

宿の女将さんも

正確には把握していない様だった

温泉に詳しい近所の方から

『ココの湯はすじ湯系統だ』と

聞いた事があると話していたので

まんざら私の見立ても

間違っていないと思うのであった

 

女将さんが話を続けてくる‥

『湯加減はいかがでしたか?』と

もう少し熱い方が

私は好みだと話す

女将さん自身も熱湯好きだというが

お客さんが勝手に加水をして

水みたいにうめてしまう様で

その温度管理には悩んでいられた

温泉はやっぱり熱っちい湯が良い

木造でひなびた激熱湯

これに勝るものは無い

 

明日はいよいよ九州を後にする

でも夜のフェリー(2便)なので

少なくとも午前中は

今日の続きをするつもりである

しかしながら

大阪南港に着いた後

カワイ子ちゃんとの会食を

当初計画していたが

こっちで時間を使ってしまったので

しっかりと約束した訳ではないけれど

その旨をLINEさせていただく

次こそ一杯行きましょーね (^^)

 

サラリーマン時代では

絶対に想像もできなかった

自由気ままなバイク旅

それが今

私はしている

人生どこでどんな転機がくるのか

それは分からない

だから人生は楽しいだと思う

じーっと待っていても

転機は訪れないと思う

仕事で稼ぐだけでもつまらない

儲けて使う

そうする事も大切なんだと思うんです

 

明日は朝風呂から温泉です!

温泉三昧

なんて幸せなんだろう

 


 

やまなみハイウェイ

 

鉄輪温泉かんなわ荘

 

鉄輪温泉の街並み

 

焼鳥おおの

 

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