温泉の話

立地条件はかなりいい線だと思うR66

そして何といっても目の前に温泉があるってこと

初めてお越し頂いたライダーさんは

皆さん しみじみとその事を口にする

今日は「温泉」について話そうと思う

 

現在 日本にある温泉地の数は3,100弱あり

北海道と長野が200を超えTOP2である

また源泉数は27,700ほどあり

大分県が群を抜いて多いのである

ただ全国の源泉数の40%弱が使っていないという

(以上ネットでググった内容)

枯れてしまった温泉がある中勿体無い話だ

こんな豊富な温泉地の中から

皆さんお気に入りの温泉を持っているでしょう

それは施設や設備 泉質 ロケーション・・と

趣向は皆様々だろうと思います

 

さて なぜまたこの話をするのかというと

私はある温泉施設の管理を任されている事は

ご存知の方も多いと思いますが

またレジオネラ騒ぎです・・・

温泉好きであれば「循環式」は眉をひそめるであろう

加温の為であったり

湯量不足を補う為の手段から

この循環をせざるをえないのである

で 循環させる為には決まりが多い

その施設ではヘアキャッチャーで目に見えるゴミ

髪の毛などをフィルターにかけ取り除く

そのフィルターは規定より早く1回/日 交換する

その後塩素・オゾンと紫外線にて殺菌消毒

そして加温され浴槽に戻される

これが規定に定められたルールである

 

それを真面目に毎日決められた時間に検査・投入している

ここまできちんとやってレジオネラ菌が検出されたら

それはまた違った見解となるだろう

保健所検査員からも「しっかり管理されてます」と

それでもこの菌はやっかいな生き物らしく

「絶対」はないともアドバイスをいただいた

そこでもう一度コイツについて調べてみた

以下webより抜粋

レジオネラ属菌(レジオネラ)とは、土壌や河川、湖沼など自然界に生息する「細菌」の一種です。必ずしも温泉固有に生息しているものではありません。近年では、空調設備の冷却塔水、循環式浴槽水、給湯器の水などに生息するバイオフィルム(生物膜)などに寄生、増殖し、深刻な問題となっています。循環式浴槽など水(湯) が停滞する「39度前後」の環境で増殖しやすいのですが、その水を飲んでも感染すると言うわけではありません。
温浴施設で感染する場合、基本的にはジャグジー・バブルジェット・打たせ湯・シャワーなど温泉・お湯が「霧状」になった瞬間、大気中に飛散されます。この霧状の状態を「エアロゾル」と呼びます。 温泉・浴槽水にレジオネラ菌が生息していた場合、レジオネラ菌は、エアロゾルに乗って人体の気道から 「呼吸器系(鼻・口)」 肺胞に侵入します。 従いまして、その「温泉」を誤って飲んでしまったからと言って、感染すると言う訳ではありません。また風邪・インフルエンザの様に「人」から「人」へは感染致しません。
当然の事ですが、人間が入浴すると汗を出します。化学的にはアンモニア(NH3)ですが、この窒素化合物 (N)分がバクテリアのエサとなります。(アンモニア・尿素など)一般的には、平均的な入浴で1人600ccの汗を出す。と言うデータがあります。循環式温浴施設の場合、「ろ過器」が設置されています。このろ過器内にバクテリアがバイオフィルム化(生物膜化)して身を潜めているケースがほとんどです。
日本国内における一般的な「単純温泉」の場合、ナトリウム、カリウム、カルシウム等を多く含み、PH が 「7後半」 の「弱アルカリ泉」が最も多いとされます。

レジオネラ肺炎に対する予防法・対策法
入浴施設などでは、エアゾルを発生する水を適切な殺菌剤で処理するか、水は循環させずに水を換える換水をするのが望ましいとされています。温度も重要で、20~45℃が危険とされています。60℃以上ではレジオネラ菌は死滅するので、殺菌可能です。利用者としては、レジオネラ菌感染リスクの低い入浴施設かどうかをチェックするポイントとして、以下のようなところを気にしてみるのもよいでしょう。

温泉などの施設ではお湯の循環せず、かけ流しか?
源泉の温度が高いか?
配管も含めてしっかりと清掃されているか?
エアゾルが発生しやすいジャグジーはなるべく避ける

また酸性の温泉ほど消毒効果が高く
アルカリ性の温泉ほど消毒効果が低くなるのです

 

以上の様に専門家は伝えております

でも私達がそこまで施設の事を知り得るのか?

現実的に考えるとそれは無理な話ですよね

公表したがらない所も多いと思います

しかし平成17年5月に温泉法が改正され

多少なりともそれらを推測できる材料として

利用者が見やすい場所に下記の掲示が義務づけられました

① 加水の有無(加水の理由)
② 加温の有無(加温の理由)
③ 循環やろ過の有無(その理由)
④ 入浴剤や消毒剤などの名称と混入の理由

皆さんが脱衣所などで「温泉分析書」を見掛けますよね

アレはあくまで源泉についての分析です

温泉施設の浴槽内の話ではありません!

そこで法改正により「この浴槽の内容を明記する」

と言う様に変わっております

この掲示をされてない施設を実際多く見かけますが

知らないのか? 知られたくないのか?

私はつい憶測で悪い方に受け取ってしまう癖がある

 

 

ここ山田温泉について触れておこう

公共温泉入浴施設の「大湯」の場合

① 加水あり(温度調整の為)
② 加温なし
③ 循環・ろ過なし(オーバーフローによる)
④ 入浴剤・消毒剤の使用なし

という事で良いだろう

「滝の湯」はどうなの?という点ですが

料金を取る様な施設に該当しないので義務つけはされません

住民専用の施設で限られた人の為の温泉なのです

でも掲示するとしたならば

① 加水なし(但し温度調整の為、加水する場合もある)

②③④は大湯と同一

という事になるだろう

「大湯」は加水し温度を管理された状態で注がれてる

それに対し「滝の湯」は100%源泉ダダ流し状態

でも普通の人間では入れない温度なので

入る人が都度加水(湧き水)し入浴を楽しんでいる

(浴槽内の蛇口は湧き水 洗面所の蛇口は水道水

経費削減の為に加水は湧き水を使ってください)

 

またどちらの施設もシャワーなどの設備はありません

体を洗う事を目的とした風呂ではなく

温泉を楽しむ事を目的とした施設という事でしょうか

体を洗うことが目的なら温泉こだわらず

スーパー銭湯・健康ランド・クアハウス等がオススメです

昔ながらの共同浴場は温泉そのものを楽しむところです

また環境省が制定している「温泉法」では

天然温泉の効能・効果は認定しておらず

逆に病状によっては入浴を禁止する

「禁忌症」の表示が義務付けられており

病気等によっては入浴出来ない天然温泉である事

その表示義務はあるんですよ 知ってましたか?

 

さて長々と知ったかぶりに書いてきましたが

人それぞれ温泉の楽しみ方を持っており

そして日本には変化に富んだ温泉が沢山有る

退屈ぬきに最高のロケーションの絶景野天風呂や

自分の肌にあっている泉質というものがありますが

私は以前から「温泉は鮮度」が命だと思っている

数km先の源泉から引っ張ってきてますとか

長く外気に触れさせて温度調整しているのではなく

浴槽の底から温泉が湧き出ており

しかもそれが最適温度となれば最高だ

そんな奇跡の足元湧出温泉が幾つかあるんですよ

自分が知りうるだけで30ヶ所ほどあります

私はそんな全国各地の足元湧出温泉を巡り

自分の体で体感することをひとつのテーマにしてます

今現在その中で印象深い温泉は

 

秋田県 天然ジャグジーの奥奥八九郎温泉

 

 

鹿児島県 湯川内温泉かじか荘

 

前者は強烈なインパクトと開放感があり

尻の下から天然ジャグジーの様にガバガバ湧き出し

後者は良質な泉質と抜群の鮮度を持った絶品温泉だった

これだから旅はやめられないんですよね (*^_^*)

 

 

最後に温泉の定義について記しておきます

日本では、温泉は「温泉法」という法律によって「地中から湧出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、表に掲げる温度又は物質を有するもの」と定義されています。したがって、地中から湧出した時の温度が、25℃以上あれば温泉となり、また25℃未満であっても表の物質(19項目のうちいずれかひとつ以上)が規定量含まれていれば、温泉となります。また条件を満たせば水蒸気やガスも温泉となります。

今回の記事はどう?
  • イイネ (1)
  • 同感 (0)
  • 好きだなぁ (0)
  • ファイト (0)