SAJ 日本スキー教程

甲信越ブロックの公認スキー学校主任教師研修会に出席してきた

長野県は第4会場なので 今年は志賀高原焼額山スキー場

 

新潟・長野・山梨県の公認スキー学校の代表者と運営スタッフ

ざっくり100名程が集結

この研修会に参加しないと SAJ公認校が取り消されるので

各学校必ず出席をする シーズンインの重要なイベント

 

講師はSAJナショナルデモンストレーター陣

生徒側は各学校を代表する「顔」でありエリート達

その中には元デモの姿もあり 教える側もやりづらい事でだろう

また教わる我々も ライバル校に下手な滑りは見せられない

 

そういった緊迫感ある プライドを背負った講習が3日間つづく

夜は座学で理論研修があり 知識も叩き込まれる

そんな中 夜な夜な飲みュニケーションの方も盛んに行われ

情報交換や仲間の輪を広げるチャンスにも恵まれる

個人的にはこの研修会が好きなので 楽しみなイベントだ♪

 

 

 

スキー好きな方も 多くブログ訪問頂いているので

内容にも少し触れておこうと思う

昨シーズンお話しした「スキー技術論が変更に・・」から一年

今年やっと(新)日本スキー教程が発刊されました

ここには 初心者がいかに早く安全にスキーを揃えて滑る事ができるのか!

という永遠のテーマが記載され 指導する側にとってもそのヒントが沢山ある

技術書という性格から言葉や活字の解釈によって 伝わり方が違ってしまう

という恐れもあるので 是非公認スキー学校の入校をおススメしたいところ・・

 

 

初めてスキーをする人は・・

まず最初に歩いたりする事で用具に慣れる必要がある

そして動いているスキー上でバランスを取りながら両足を動かし

「ハの字」を作り 自分の意志で止まれるようになる

さらに体重移動を行う事により スキーの向きが変わる事を知る

 

さて ここから憧れのパラレルターンへは 遠く険しいの道のりとなる

教程ではABC(三本の矢)という言葉で解説している部分

基本となる柱はAラインのプルーク(スタンス)から滑走プルークへと

指導を組み立てていくのが本流となり

内スキーの引き寄せが苦手な生徒にはCラインのシュテム動作を試してみる

小回りに必要な前後の動きや外向傾を知る為にBラインを試す

といった具合に目的と生徒に合った組立てをチョイスすればよい

ABCすべてを練習するというものではない

この練習によりスキーが揃ってくる(ターン後半または同時に)段階

活字にすると「基礎パラレルターン」をマスターしましょう といっている

 

 

ここまでできるようになったら 次はターンの質を上げていきます

4つの枠組み①ターンの制御 ②斜面への対応 ③カービング ④レースへの対応

①と②は密接な関係をもち 同時進行で進めていくだろう

そうすることで より実践的で多様性あるパラレルターンへと導けるのではないか

どんな斜面・雪質でも転ばないで滑れるってことですね

そして今回初めて教程に載った言葉 ④レースへの対応

アルペンスキー岩谷氏も監修し 基礎スキーを研鑚していけば

アルペン競技スキーへと繋がっていくよ と解説している

 

今回の教程はこういった事を頭に入れ読んでいただければ

より一層理解が深まるのではないでしょうか!

そうそう 時々黄色のページがありますが

これは「より深く解説している」ページだそうです

まぁマニアックな人向けの附項ですね ^^;

 

私個人としては スッキリと解説した一冊だと思っている

スキーの基本は楽しいって事が大前提で

専門用語を使い 難しく指導している どこぞの教師に見切りをつけ

解りやすく 楽しいレッスンを心掛ける教師を見つけてください

信州の公認校には そんな経験豊富な教師が沢山いますよ!

皆様にとってレベルアップできるシーズンになる事を祈ってます

 

 

 

 

最後にSAJと私からのお願いです

現在 全日本スキー連盟は大変な資金難となっております

各分野 各方面で努力はしておりますが それでも緊急事態のようです

そこで皆様(企業)からの寄付を呼び掛けております

アルペンナショナルチームへの寄付のお願い
http://www.ski-japan.or.jp/game/3205/

お知り合いの社長様などへ 話して頂くだけでも結構です

どうぞ よろしくお願いいたします m(__)m

 

 

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